【体験談】産院選びのコツ、経験者が語るリアルな落とし穴!自分に合った選び方、教えます

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2017年春に女の子を出産。誘発分娩から緊急帝王切開になり、11日間にもわたる壮絶な入院生活を経験。一人目から実家に頼らず、夫婦二人三脚で育児奮闘中。インターネットの情報が頼りだった私の経験をふまえて、同じような境遇の方に向けて情報を発信していきたいと思います。

ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。

待ちに待った赤ちゃんがお腹にやってきた!

妊娠が分かると、喜びと期待でいっぱいになりますね。

赤ちゃんの名前を考えたり、洋服をそろえたり、SNSで友達に報告したり。

しかし、まず初めにやってほしいことは「産院選び」なんです。

産科医が人手不足に陥っている今、地域によっては分娩施設が限られているところもあるかと思いますが、もし可能であれば、ちゃんと下調べをして産院を選んでほしいと思います。

筆者は産院選びのとき、「大学病院」「総合病院」「個人病院」の三つで迷いました。

産後、ママになった方たちと話をしていると、産院によって料金やサービスが全然違うんだなあと感じました。

えっ、あそこの産院はそんなことまでしてくれるの?いいなぁ…
とうらやましくなるようなサービスのある産院や、
えっ、ひどい!あそこの産院にしなくてよかった!
と思えるようなエピソードのある産院まで。

病院自体の良し悪しはもちろんあるとは思いますが、「自分に合っているかどうか」で記念すべき出産の印象が大きく変わってしまいます。

そこで今回は産院の探し方、見学方法、それぞれの特徴から費用の落とし穴まで、妊婦健診から産後まで長く付き合う産院の「自分に合った選び方」をまとめてみました。

産院はどうやって選ぶ?

例えば、旅行先でランチのお店を計画するとき、どうやって探しますか?

旅行雑誌やグルメガイドはお店が一覧で載っていて比較しやすいですよね。
実際に現地に行ったことのある知り合いに聞いてみると、リアルな意見が聞けそうです。

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インターネット検索では雑誌に載っていないような隠れ家や小さな名店まで探せるので便利ですよね。

産院選びも同じです。

産婦人科なんて妊娠するまで縁がなかったから「どうやって探したらいいか分からない」と戸惑う方も多いと思いますが、実は妊娠した方のためにいろんな情報が各所から出ています。

後ほど説明する方法でぜひ探してみてください。

ですがその前に、「妊娠したかもしれない」と思ったり、妊娠検査薬で陽性反応が出たら、まずはどこでもいいので産婦人科を受診してください。

まずは実際に妊娠しているかどうかという「妊娠判定」をする必要があります。

病院では尿検査、経腟エコーで確認しますので、検査薬よりも精度の高い結果が出ます。

子宮外妊娠などの異常を発見するためにも、気づいたら早めの受診をおすすめしますが、妊娠判定は6週くらいにならないと分かりません(医学的には胎嚢確認をして、心拍も確認できて初めて「妊娠しています」と言えるようです)ので、フライング受診してしまうと再受診になる場合もあります。

妊婦健診を受ける病院や分娩施設を決めるのは、その「妊娠判定」を受けてからです。

情報誌などで探す

筆者の住んでいる地域では妊娠判定を受けると、「マタニティノート」がもらえました。

母子手帳とは別に、妊娠中のエコー写真や経過を記録できる冊子です。

そのノートには、地域の「健診施設」と「分娩施設」が一覧で載っていました。

妊婦健診はやっているが分娩はやっていないという病院も多い。たとえ産婦人科という名前がついていても、分娩ができる病院は意外と少ない。

また、市役所や子育て支援施設などに行くと、地域の情報誌が置いてあると思います。

筆者の住んでいる市町村では、結婚にともなう引越しのため転入届を出すときに冊子がもらえました。地域の病院や公共施設などが載っているものです。

妊娠判定をしてもらった病院や、母子手帳をもらいに行くときに、「妊婦健診を受けられる病院」「分娩のできる病院」についての資料がないかを聞いてみるといいと思います。

先輩ママに聞く


リアルな病院事情が知りたいなら、そこで産んだことのあるママさんに聞くのが一番です。

お風呂が時間制で、急いで入らなくてはならないので困った
怖い助産師さんがいる!
毎日看護師さんがマッサージをしてくれるから、エステにいるような気分だった
など、情報誌やインターネットには書かれていないようなリアルな声が聞けます。

とはいえ、筆者のように結婚を機に新しい土地に引っ越してきたばかりの人にとっては、まだ友達もいないと思うので難しいですよね…。

私の場合は、夫に頼んでさりげなく子どものいる同僚に聞いてもらったり(妊娠したとは言わず「子どもを考えているのだけど、どこの産院がおすすめなのかな?」など)していました。

また、マタニティーママが集まるカフェでのイベントなども開催されていますので、そういうイベントに参加してみるのもいいでしょう。

インターネットでの情報収集

現在ではインターネットによる情報収集が主ですよね。

つわり期や産後は家にいることが多いので、妊娠と同時にネット漬けの生活が始まるといっても過言ではありません。

しかし、インターネットが怖いのは、「情報が多すぎる」というところです。

噂や誰が発信したか分からないブログの記事を鵜呑みにしてはいけません。

  • ○○病院では妊婦が相次いで亡くなって院長が交替した
  • 麻酔医がいない日は麻酔なしの処置で激痛
などなど、耳を疑うようなことを書かれている病院も中にはあります。

もしそれが本当なら、今頃ニュースになっているでしょう。

母子の安全を確保するためにNICUと連携していたり、市役所などと密接につながっているので、病院のなかでも産院は比較的「何か問題が起きれば発見しやすい透明性」が確保されているといってもいいと思います。

余計な情報に惑わされないためにも、インターネット上の口コミなどは参考程度にとどめておき、病院の公式ホームページや、市町村の関連サイトをチェックするといいと思います。

最近ではホームページをしっかり作ってあるところが多いですし、食事のメニューやお部屋の様子を写真で紹介している病院もありますよ。

病院に直接お問い合わせする・見学する

インターネットなどで「この病院良いかも」「この病院、気になるな」と思うものがあれば、分娩予約をする前に、一度直接問い合わせや見学をしてみることをおすすめします。

「入院するのに見学?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、普通は病気やけがで入院する前に病院を見学なんてしませんよね。

しかし、出産は病気ではありません。

「入院」とは呼ぶものの、もっとわがままで前向きに考えていいと筆者は感じます。

実際に個人病院やクリニックでは、見学ツアーを開催しているところもあります。
入院中に過ごすお部屋はもちろんのこと、陣痛室や分娩室、シャワールームやレストランなどを見ることができます。

筆者は比較的規模の大きな個人病院で出産しましたが、院内を見学して決めました。

産院見学のメリット
  • どんな雰囲気か分かっているので、安心して出産に臨める
  • 備品などを確認できるので、事前に足りないものを準備できる
  • 料金体系が分かる
  • 見学を実施している病院=安心感や快適さを追求している、と分かる

産院見学のメリットはたくさんあります。むしろメリットしかありません。

出産を控えた妊婦さんは、不安でいっぱいですよね。

  • 無事に産まれてくれるのだろうか
  • 陣痛は痛いのかな
  • 会陰切開とかするのかしら
  • 費用は全部でいくらになるのだろう

……不安は尽きません。初産ならなおさらです。

そのうえ、初めて入る陣痛室に分娩室。どこに何があるかも分からないし、足りないものがあるかもしれない……。

しかし、事前に見学することで、少なくとも病院に関する不安は取り除くことができます。

産院見学の方法

大きな病院では人手が足りないことや、デリケートな問題を抱えている妊婦さんを受け入れていることから、見学を実施していない病院も多くあります。

ですが見学できないからといって「悪い病院」ではないので安心してください。

では、どうやって病院へ問い合わせればいいのかを筆者の体験を例としてご紹介したいと思います。

筆者が産院を検討していたとき、以下の三つを候補に挙げました。

  • 大規模で高度な医療を行っている、大学病院
  • 地元で長年信頼されている、総合病院
  • ホテルのような、個人病院
それぞれの特徴はのちほど詳しく書きますが、筆者は実際に見学をしてから決めようと思い、電話で問い合わせました。その結果は次の通りでした。

見学は実施していませんが、平日で医師が空いている時間であれば説明を受けることができます。
(戸惑い気味に)見学は…うちはやっていませんね。分娩の予約でしたら月10人までしか受け入れていませんので早めにお願いします。○月はあと1枠しかありません。
見学ツアーを開催していまして、今月は今週の水曜と来週土曜です。分娩数に上限ありませんので、都合が合わなければ来月でも大丈夫ですよ。

やはり大規模な病院では見学を実施していませんでした。

しかし、電話で問い合わせをしたことで、月の分娩数に限りがあることが分かったり、電話対応の雰囲気を知ることができました。

また、どの病院でもこちらの質問には詳しく答えてくれました。

分娩費用や分娩予約状況、出産のスタイルなど、事前に質問をノートにまとめておいてから、電話でお問い合わせをするとスムーズです。

産院選びで何を重視するか

産院の探し方、見学方法が分かったところで、実際に何を見ればいいのか、何を聞けばいいのか書いていきたいと思います。

産院の選び方にはこれといった基準はありません。なので、筆者ができるアドバイスは「こんな産院はやめたほうがいい」「こんなサービスがついている方がいい」などといった具体的なものではありません。

なぜかというと、出産において「何を重視するか」は人それぞれだからです。

  • 何かあると心配なので、緊急事態に対応できる大きな病院がいい
  • できるだけ費用をおさえたい
  • 個室で料理がおいしいところがいい
など、出産に対する不安や要望はさまざまです。

まずは自分がどんな出産を希望しているか、考えてみましょう。

もちろん夫や家族と相談するのもいいですが、出産に立ち向かい、産後の身体を休めるのは自分自身だということを念頭におきましょう。

いくつか産院選びのポイントを挙げてみましたので、どういった点を重視して産院を選ぶのか参考にしてみてください。

  • 自宅や実家からの距離(40分を超えるようなら再検討)
  • 費用(病院によって30~100万と大幅に違うことも。ホームページや電話での問い合わせでも教えてくれます)
  • 医師が男性か女性か(大きな病院だと曜日によって違うので注意)
  • 個室か大部屋か(部屋によって料金が違います)
  • 母子同室か、別室か
  • 希望する分娩方法ができるか(無痛分娩、水中分娩、畳の上など)
  • リスクに対応しているか(NICUがある、万が一の際に救命医療を行えるなど)
  • 待ち時間が短い(産科だけの病院は短い傾向、産婦人科が一緒になっていると2時間待ちも覚悟かも)
  • 特別なサービスがある(料理がおいしい、マッサージを受けられるなど)

いくつか希望を挙げて、優先順位をつけてみるといいでしょう。

例えば、いくら料理がおいしくて個室がいいといっても、母体や赤ちゃんになんらかのリスクがあれば、それに対応する病院を選ばなくてはなりません。

自分が出産において外せないポイントは何なのかを具体的にイメージすることが大切ですね。

それぞれの産院の特徴・意外な落とし穴

では、筆者が検討した三つの病院を例として、特徴や意外な落とし穴について感じたことをまとめてみました。

あくまでも一例なので、すべての病院に当てはまるわけではありませんが、イメージや考え方の参考にしてみてください。

大学病院

特徴
NICUがある
救命に関してプロフェッショナル
高度な医療が受けられる
デメリット
なかなか予約が取れない
待ち時間が長い
病院が広いので移動が大変
受付や精算がややこしくて面倒
当番制なので同じいつも医師とは限らない
たまに学生が見学していたり実習したりする
こんな人におすすめ
初産で心配性の方
妊娠高血圧や胎盤の異常、早産の可能性など少しでもリスクのある方

総合病院

特徴
(病院によって違いますが)NICUや救命に関して大学病院と同じレベルの病院もある
地元で信頼されている
ベテランの先生・助産師さんが多い
費用が安い
さまざまな分娩方法に対応できる部屋がある
デメリット
設備や先生の方針が古かったりする
ベテランの先生もいるが実習生や若手の先生に当たる可能性がある
土日は休診
分娩数の受け入れが限られている
他は大学病院と同じようなデメリットのある病院もある
こんな人におすすめ
費用をおさえたい方
初産の方など

個人病院

特徴
全室個室
分娩室まで家族が入れたり家族が宿泊できる
料理がおいしい
いつも同じ担当医
待ち時間が少ない
とことんバースプランを一緒に考えてくれる
産後体操やマッサージなどのサービスのある病院もある
デメリット
費用が高い
高齢などリスクのある妊婦さんは受け入れていない
緊急事態の場合は別の病院に搬送される
合わなくても先生の変更ができない
「哺乳瓶は使わない」など独自の方針があったりする
こんな人におすすめ
二人目で気持ちに余裕がある
リスクがなく母子ともに健康
産後は個室でゆっくり過ごしたい

ちなみに筆者の住んでいる地域にはなかったので候補には挙がりませんでしたが、上記のほか、助産院があります。

「産院なんてどこも同じじゃないの?」と思っているかもしれませんが、病院によってこんなに特徴が違うんです。

このような特徴は、ホームページや病院からの説明で聞くことができますが、細かい点は実際にその病院で出産・入院した人でないと気付かないこともあります。

筆者自身の体験、ママさんたちに聞いた実体験をいくつか挙げてみますので、こちらも参考にしてくださいね。

筆者自身の体験、ママさんたちに聞いた産院の話

大学病院

とにかく敷地が広い!駐車場から受付、産婦人科まで15分以上かかり、さらに混んでいると2時間待ち。待合室のイスも固く、妊婦には辛かった。
母子手帳さえ持っていれば、手ぶらで入院できる用意が整った病院だった。が、実際は入院着・新生児入院着、歯ブラシ、お産パッド1枚…とすべて有料だった!
夫にもエコーで赤ちゃんを見て欲しかったけど、土日やっていない病院だと、夫に仕事を休んでもらわないといけなかった。臨月は健診が毎週になるので、毎週仕事を休んで病院まで車で送り迎えしてもらうのは申し訳なかった。

総合病院

お風呂が部屋から遠く、空いていれば入ってもいいという感じ。産後の身体でいちいち空いているか自分で確認しに行かなければならず、入院中は2回しか入らなかった。
大部屋だったが、私のときは出産ラッシュで満床。ひっきりなしにどこかの赤ちゃんが泣いていて全然眠れず。みんなやつれた顔で退院していった。二人目は個室がいいと思った。
個室だったが、いきなり赤ちゃんと二人だけにされて心細いし戸惑った。ほかの赤ちゃんやママさんがどんな様子か分からないし、ナースコールも気軽に押せず…孤独で辛かった思い出しかない入院生活だった。

個人病院

先生がさばさばしすぎていて冷たく感じた。病院のレストランで一緒になったママさんたちに聞くと、初産は私だけ。「私たちは経験者だからいいけど、初めての出産であの先生で大丈夫だった?」と言われた。
産後母乳が全然出なかったが、母乳信仰の強い病院で粉ミルクがもらえず赤ちゃんは体重が減っていくばかり…やっともらえたのは「哺乳瓶に慣れるといけないから」とコップに入ったミルク。全然飲めず、赤ちゃんがかわいそうで仕方なかった。

産院選びで知っておいてほしいこと

中にはこんな情報を知らずにビックリしたという方も多くいます。

産院選びの予備知識として、知っておいてほしい情報を挙げてみました。

  • 産科、婦人科、産婦人科は別もの。○○レディースクリニックなどという名前の多い婦人科専門病院では妊娠出産に関することは対応していない。
    ○○産婦人科でも健診は行っているが分娩は行っていない病院もある。
  • 帝王切開になると大きな病院に移らないといけない。
    →いいえ、帝王切開や輸血、赤ちゃんの蘇生は個人病院で対応できるところが多いです。
  • 出産予定日までに、産む病院を決めればいい。
    →とんでもない!妊娠が確定したら早めに分娩予約を。月の受け入れ人数が決まっている病院は、妊娠初期のうちにほとんど埋まってしまいます。
  • 出産に立ち会ってくれるのは助産師さん。看護師さん、お医者さんの出番はほとんどない。
  • 会陰切開する確率はけっこう高いが、病院の先生の方針による。
  • 帝王切開は希望できない。胎盤の異常や赤ちゃんの心拍低下など、よほどの理由がないと、やってくれない。

まとめ

病院の良し悪しは「これで決まる」「ここを見ろ」とは一概には言えません。

妊婦さんそれぞれの家庭事情も違えば、初産か経産婦かどうかでも、選ぶ病院は変わってくると思います。

またレストランのように、評価で三ツ星をつけられるものでもありません。

「自分に合った産院」それがあなたにとっての「三ツ星病院」だと思います。

筆者は最終的に料理がおいしい、ホテルのような個人病院を選びました(費用はそんなに高くありませんでした)

ところが、産まれてきた赤ちゃんは新生児感染症で近くの大学病院へと搬送され、離ればなれに…こんなことなら最初から大きな病院にすれば良かったと後悔しました。

しかし、退院する頃には「この病院にして本当に良かった!」と思いました。

赤ちゃんと同じ病院だったとしても、帝王切開後の身体では頻繁に面会に行くこともできず、大部屋では休まらず…日付をまたがない、食事はいらないなどの条件つきだが、面会制限もなく夜中でも何時間でも家族と一緒に部屋で過ごせたり、個室でおいしい料理を食べながらゆっくりと傷を癒すことができたのはこの病院ならではだったと思います。

病院までの近さや費用だけでなく、さまざまな角度から産院選びをし、記念すべき赤ちゃんの誕生を良い思い出にできるといいなと思います。

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