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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
子どもと二人きりの時倒れたらどうしよう?と考えてみたことはありませんか?
「子どもと二人きりの時に倒れる」ということは絶対避けたいことではあるものの、絶対に起こらないことであるとは言い切れないですよね。
子どもの年齢がある程度大きくて、助けを呼んだり、自分で対処したりすることが出来る年齢であれば、もちろんそれでも不安はありますが、ある程度何とかなるかとは思います。
しかし、まだ子どもが乳幼児であった場合、一緒にいる大人が突然倒れてしまったら、意識を取り戻すまでまたは助けが来るまでの間に、
- 子どもがご飯を食べることができない
- 水分を取ることが出来ない
- 大人の目がないところでの危険
など、考えうる心配事はたくさんあります。
最悪の場合子どもを巻き込んでしまうことも大いにあるわけです。
とは言え、なかなかこういった危機管理は現実味がないというか、実際に起こってみなければ何を対処したら良いのか理解できない部分ですよね。
「私は元気だから大丈夫」だとか、多少体調が悪くても「そこまで深刻でない」、そう思っているお母さんもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
まだ娘は2歳の時、何の準備も対応策も講じていないときの話です。まさか自分の身にそんなことが起こるとは一切思っていませんでした。
そしてその「まさか」を考えていなかったことをとっても後悔しました。
今回は私が娘と二人きりの時に倒れた経験から、日ごろから準備しておいたほうが良いことをご紹介したいと思います。
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パッと読むための目次
私が倒れた理由
まず、日ごろから準備しておいたことをご紹介する前に、私が倒れた理由や経緯を事前にご紹介したいと思います。
私が倒れた理由は、ずばり「働きすぎ」。
寝不足と疲労が原因でした。
夫は折しも単身赴任中、私は2歳になったばかりの娘と二人暮らしをしていました。
夫の単身赴任に私と娘がついていかなかった理由は、夫の単身赴任の期間がはっきりせず短くなる可能性が大いにあったこと。
そして私の仕事が忙しく、なかなか退職の決意が固まらなかったことが原因です。
仮に短期間であった場合、そのための引っ越しや保育園探し、私の仕事探しが無駄になってしまうのではという懸念がとても強かったのです。
そのため、母子での生活になってしまった主な理由には「転勤が短期の場合もあるのに、仕事を辞めたくない」という私の都合も多く含まれていて、その私の都合のために「娘がパパと離れなければいけない」ということや、娘の可愛い時期を夫が見ることが出来ないということには、若干なりとも罪悪感がありました。
そうして、家族が離れ離れになるという生活を選択した当時、シングルマザーの人たちも周りに何人かいるため、「一人でもなんとかなる」というか、「何とかしなければ」という気持ちがとても強かったです。
そんな気持ちの中、子育てと仕事と、週末の子どもの相手や時間が合えば夫の住んでいる町への訪問を繰り返していたわけですが、1日は24時間しかないので、どこを削るかというと自分の眠る時間だけでした。
倒れる前の私の平均睡眠時間はだいたい3-4時間、ひどいときは1-2時間しか眠ることが出来ない日もありました。
また、子どもの夜泣きしてほとんど眠れない日もあったと思います。
常に疲れていて、昼休みには会社で寝ていました。
そのころから、ふとした時のめまいや手のしびれが起こるようになります。
しかし、体調不良に気づいてはいても、どんな時も子どものことが優先です。
「自分より子ども」というのはどこのお母さんも抱える思いだと思いますが、私は医者に行くこともせずにその体調不良をずっと放置していました。
また、仕事を休むこともしませんでした。
ママが倒れた!その時子どもは…
体調不良を抱えつつも、忙しい日々を何とか乗り切っていたのですが、ある日突然、夜間に避けたかった自体は起こったのです。
二人きりの時に、私は娘の前で気を失いました。
娘はまだ2歳になったくらい。誰かに助けを呼ぶことなどは出来ません。
時間は大体21時くらいで、ちょうど娘を寝かしつけしていた時でしたが、ちょっと立ち上がった拍子に目の前が真っ暗になり、意識が一時的になくなりました。
ふと目を開けたときには21時半くらいになり、娘がシクシクと私の隣で泣いていました。
おそらく娘は30分くらい、ママと何度呼んでも反応がない私の横で泣いていたのだと思います。
「このままじゃいけない」そう思った私は、あわてて119番に電話して、自分で救急車を呼び、這うようにしてドアを開け、救急搬送されたのです。
救急隊員の方はとても良い方で、ずっと娘を抱っこしていてくれました。
救急隊員のお兄さんに抱っこされた娘と救急車の中で目が合うと、「私は大丈夫よ」とでもいうようにニコっと笑っていた姿が今でも思い出されます。
結果として私の倒れた理由は疲労でした。
睡眠不足、というのは多くのお母さんが経験することであると思いますが、実はとても危険なものであるそうです。
この経験からわかった私の反省点
今回の経験から、私の反省するべき点をまとめてみようと思います。
- 無理をし過ぎた、自己犠牲が大きかった
- 近所の人と親しくなかった
- 体調不良を放置していた
- 何かあったときに助けてもらう人がいなかった
上記の①~③またはすべてが大半のお母さんが普段抱えていることのように思います。
自分は後回しでいいや、自分が我慢すればいいやといったような自己犠牲の気持ち、そして現代の社会にはよくあることでお隣にどんな人が住んでいるか知らない都会の傾向。
私の場合は普段の行動がすべて裏目に出てしまったように思います。
そしてその結果が、一番大事な娘を不安な気持ちにさせるという最悪の事態を招いてしまったのです。
最悪の事態を招かないための対処法
- もしも私が手を抜くということを知っていたら?
- もしも私が倒れる前に病院に行っていたら?
- もしも私が近所に親しい人がいたら?
きっと、その「もしも」を一つでも実施していたら、子どもの前で倒れる、救急搬送されるという事態は事前に防げたかもしれません。
また、私のような単身赴任家族や、シングルマザーではなくても、パパが仕事中や出張中に子どもと二人きりのことはきっとどのご家庭にもありますよね。
二人きりの時に倒れる可能性というのは、どこのご家庭であっても絶対にないとは言い切れないことであるように思います。
私の経験から、普段から行ったほうが良いと思うことや現在行っている対処法をご紹介したいと思います。
無理をしない
当たり前ですが、無理をしない・手を抜くということが子育てにおいては一番大事なことであるように思います。
持病があってもなくても、お母さんは子どものためにと考えると無理をしがちです。
しかし結果として、それが原因でお母さんが倒れてしまっては無理をしている意味がなくなってしまうんですよね。
私は倒れた後に、幼いころに母親が目の前で倒れ入院したことがあるという人の話を聞きました。
その人は、目の前でお母さんが倒れたことがずっと心の中にトラウマとして残っていて、何もできなかった自分をずっと責め続けていたそうです。
その話を聞いてはっとしました。
どんな子もお母さんのことが大事なんですよね。
そしてそれはお母さんが子どもに対して思う気持ちと同じ。
そのため、お母さんが目の前で倒れたことに対して自分が何もできなかったことや、そこまで無理をさせてしまったということは物事がわかるようになればなるほど子どもを苦しめる場合もあるんですね。
私たちは子どものために無理をしているものの、倒れてしまえば子どもを苦しめる結果になるかもしれない。
そう考えると無理はしないこと、程よく手を抜くことはとても大事であるように思います。
体調不良を放置しない
誰しも、時として疲れたなと感じることや、頭が痛い、お腹が痛い、食欲がないなどの小さな体調不良を感じることがあると思います。
今回倒れたことで私が実践していることは、具合が悪いと思った日には安静、一晩ゆっくり寝て様子をみて、それでも体調が回復しない場合は迷わず医者に行くということです。
疲れからくるように体調不良は一晩ゆっくり休めば回復することも多いですが、それが1日たっても回復しない場合には風邪をひいていたり、貧血だったり、何かしらの要因が強いように思います。
実際に倒れてみて思ったのは、「倒れてからでは遅い」ということ。
子育ては体が資本ですし、母親業には24時間休みはありません。
子どものために頑張る力を蓄えるために、自分のことは後回しにせず、体から発せられる小さな悲鳴にはもっと敏感に耳を傾けるべきであると思います。
病院に行って「たいしたことない」と言われるかもしれませんが、それこそお医者さんのお墨付きを貰えたと捉えることが出来ますよね。
小さな体調不良を放置して結果的に取り返しのつかないことになるよりも、大げさだなと思われる位の慎重さがあるほうがずっといいですよね。
また、健康診断も欠かさずに通っていますし、半年ごとに婦人科にも通い、その時の自分の健康状態を把握しています。
妊娠・出産、慣れない子育てを越えて、お母さんたちは慢性的な疲れを常に抱えていますよね。
決して無理をしないこと、そして何かあれば必ず病院に行くことを常習化させ、元気な体で子育てに挑むことは実はとっても大事なことです。
緊急時に連絡できる人を近くに持っておく
体調が悪いときも含めて、体調不良時に連絡のできる人を近所に作っておくことはとても大事なことであると、倒れてみて実感しました。
私自身、ママ友と言える人たちはいたものの、倒れて救急搬送され時間はすでに22時を回っていて、今子どもを寝かしつけている時間だろうな、などと考えていると誰にも相談することは出来ませんでした。
また、家族も夫も新幹線を乗らないと会えない場所にいたため、「倒れた」「救急搬送された」と連絡はしたものの、その時点から駆け付けることはほぼ不可能と思い、自分で何とかするしかありませんでした。
病院に搬送され、検査や処置を終え、「出来れば入院したほうが良い」といわれても、2歳児同伴での入院は出来ません。
誰かに子どもを預けられないか、迎えに来てもらえる人はいないか、などと病院から聞かれても、深夜にママ友を呼ぶことはどうしてもできませんでした。
普段親しければ親しいほど、その家の生活リズムも何となく把握していますよね。
もうすでに眠っているな、だとか、旦那さんが帰っていてご飯の支度をしている時間だろうな、だとか、旦那さんの朝早いと言っていたな、と考えると連絡を取って子どもを迎えに来てもらうことはさすがに出来ず、結局は倒れた直後のフラフラする体で眠ってしまった娘を抱え、深夜にタクシーで家に帰ったのでした。
今回の経験から、何かあったときに連絡させてほしいと、元気な時にお願いしておくべきだなと思いました。
何かあってからでは遅いです。
何かある前に、何かあったら助けて欲しいというお願いをしておくことで何かあったときにも連絡がしやすくなると思います。
私はその後、母の友人が一人暮らしで近所に住んでいることが後から分かったため、その後は何かあったときにはその人に連絡するように母から話をつけてもらい、その後の母子生活を乗り越えました。
また同時に、その方の一人暮らし中に何かあったときには私が駆け付けることや、その方の家族に連絡をするということで、持ちつ持たれつの関係を提案しました。
シングルマザーなどの場合は、児童相談所などであずかってくれることもあるそうですが、出来れば大げさにはしたくないというところもありますよね。
ママ友でも、職場の上司や同僚でも、知り合いでも、何かあったときに頼れる人を近所に作っておくことで結果的に身を助けます。
緊急時に助け合える人を作っておくことはとても大事なことであると思います。
子どもの手の届く場所に食べものや飲み物を置いておく
夏場であれば、水分が取れずに娘が脱水症状に陥るかもしれません。
また、助けが来るまでの間、お腹を空かせて苦しむかもしれません。
「もしも」のことを想定し、食べ物や飲み物のある場所を子どもに教えておくことも緊急時に子どもを救うためには有効であるように思います。
私もそういったことを考えて、母子だけの時には、夏場はエアコンを常につけておくようにしています。
反対に冬は、二人きりの時にはストーブなど火のでるものはつけずエアコンだけです。
これは二人きりの時に私に何かあったとき、熱中症になることや火事になることを避けるためです。
また、娘の手の届く棚に食べ物を入れておき、普段からはおやつなどはそこから出すことで食べ物のありかを教えています。
何かあったときに娘自ら食べるものを探すことが出来れば飢えることはないからです。
また、常にお茶を入れた娘のマグをリビングにおいておくということもしています。
普段何もないときにも自分で水分を取ることが出来ますし、何かあったときにも水分だけ取ることが出来れば1-2日は何とかなりますよね。
中身が少なくなったらこまめに補充をして対策しています。
実際に二人きりの時に倒れたとして、親の意識が戻らなかった場合、誰か助けが来るまでの間どうするかは子どもの生命力にかかっている部分も大きいと思います。
自分で対処させる知恵をつけさせておくことも必要だと思います。
私は実際に倒れたことで、常日頃から「もしも」のことを想定する癖がつきました。
自分が倒れてしまったときに、自分は何をすることもできないですから、子どもが自分で対処できるように日ごろから教えておくことは子どもの生命自体をも守ることになると思います。
体調不良時は必ず家族に電話
体調不良時にはそれほどひどくなくても家族に状況を知らせておく、ということも実際に自分が倒れてから行っていることです。
ちょっと調子悪いなと思ったときには、遠く離れていてもそばにいても、家族や夫に電話をするようになりました
また、単身赴任中は、体調不良時ではなくても夫との連絡は毎日ほぼ決まった時間に必ずするようにしました。
私が忙しくて電話をできない時には夫から電話がかかってきて、それがとても心強かったです。
後で思ったのは、私自身も倒れたら大惨事ですが、単身赴任中の夫が一人で家で倒れても同様です。
お互いに頻繁に連絡しあうことで、どちらかに何かあってもすぐに気づけるように、今まで以上に連絡を取り合うようになりました。
連絡先カードをカバンなどに入れておく
私が倒れたとき、家族状況や名前、連絡先を言える大人が救急車に同乗していなかったこともあって、救急隊員の方たちや病院のスタッフは結構困っていたように思います。
夜間救急と言えば人も少ないですし、重篤な患者さんの出入りが多く忙しい中で、意識もうろうとしている子連れが来て、連絡先が全く分からないのですから困るのも当たり前です。
私の場合は意識がしっかりしてきてから自分で携帯を見て連絡先を伝えましたが、病院から家族に連絡をしてもらうまでは結構な時間がかかってしまいました。
こういったことを避けるためにも、倒れた後に作ったのが連絡先リスト。
家族の名前と連絡先を記入してあるリストです。こちらは免許証ケースに折りたたんで入れています。
これは子どもと二人きりではなくても、交通事故にあったときや急病で倒れたときなど、家族への連絡に役立つのではないかなと思っています。
まとめ
自分は絶対大丈夫、そう言い切れないのが健康にかかわることであると思います。
私も倒れるまでは体力に自信があり、まさか自分が搬送されるとは思っていませんでした。
しかし、子どものために日ごろから体調不良を早めに対処しておくこと、そして「まさか」の事態を常に考えておくことは、子どものために無理をすること以上に大切なことであるということを実際に倒れたことで学びました。
子育てに奮闘中のお母さんはたくさんいらっしゃると思いますが、決して無理をせず自分の体も大事にしてください。