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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
結婚し、子どもが産まれてから、独身の友達とは疎遠になったと感じるママも多いと思います。
独身の頃は、定期的にランチや飲みに行っていた友達でも、


筆者も独身の頃は、友達には恵まれておりました。
結婚が早かったため、現在、周りの友達は半分くらいがまだ独身です。
ママ友という同じ立場になった友達2~3人とはよく会うのですが、独身の友達はほとんど会わなくなってしまいました。
子どもが一緒だと気を使って疲れてしまうし、向こうも楽しくないのではないかと考えてしまうのです。
しかしあるとき、独身の友達の言葉にはっとしたことがあります。
実体験をもとに、筆者が考える「独身の友達との付き合い方」を書いてみました。
パッと読むための目次
【体験談】独身の友達に距離を感じ…
中学校からの友達と久しぶりに会おうと約束をしたときの体験談です。
その友達とは、こんな関係でした。
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- お互いの家は車で1時間半ほどの距離
- 身軽な独身時代は一か月に一度は会っていた
- ランチやショッピング、飲み、旅行などに行っていた
- 学生時代から何をするにも気が合い、一緒にいると落ち着ける友達
- 出産してからも何度か家に来てくれ、友達の家にもおじゃましていた
車で1時間の距離なので、どちらの家に行ったとしても『せっかくここまで来たならご飯だけ食べて帰るのはもったいない』ということで、いつも遊ぶのは1日コース。
会うのが月一回だったのが、産後は2~3か月に一度のペースになっていました。
なおさら積もる話もあり、ランチの間だけでは話が終わらず、その後はお互いの家で過ごすというシチュエーションでした。
が、このところ仕事が忙しそうで、半年ほど会っていませんでした。
私と会うのは、用事のついで?
友達の誕生日が近かったので、お祝いをしたいと思い、さりげなくLINEで予定を聞いてみました。



友達の仕事もひと段落しそうで、ナイスタイミングでした。
さっそく友達の家の近くでランチのお店を検索し、子連れOKなイタリアンを見つけました。
口コミもよかったので、そこの個室を予約して、よければ友達の家におじゃまさせてもらおうと考えていました(バースデーケーキを持参してびっくりさせる計画です)
と、わくわくしながら計画を立てていましたが、友達から来た返事は予想外でした。

12時には行けると思う

今までは1日コースで遊んでいたのに、ちょっと不思議な感じがしました。
半年ぶりの再会がイオンのフードコートでランチとは、なんだかあっさりした感じもします。
しかも、用事のついでのような言い方でした。
〇〇駅近くのイオンは、お互いの家の真ん中くらいにあります。
少し残念な気はしましたが、友達には何か理由があるのかもしれません。
「たしかに会うにはちょうどいいか」と思い、OKの返事をしました。
ランチだけなら、バースデーケーキは持って帰ってもらおうと思いました。
用事がキャンセルついでに私との約束もドタキャン
バースデーケーキは、以前買ってみて美味しかったケーキ屋さんで予約をしました。
友達ひとりでも2日あれば食べきれる小さめのサイズにし、当日の朝取りに行く予定でした。
当日、朝から用意をして、ケーキ屋さんへ寄るべく早めに出かけることにしました。
すると、出かける直前になって友達からLINEが入っていたことに気づきました。

がっかりするとともに、なんだか怒りがわいてきました。
用事がキャンセルになったからって、私と会う予定もキャンセルする必要があるのかな、と思ってしまったのです。
長年の付き合いから、友達なら「用事がキャンセルになったから、午前中から暇になったよ」と言いそうなものなのに、と首をかしげました。

子連れで会うのは申し訳ない、という気持ち
一時は怒りがわいてきたのですが、冷静になってみると、誕生日祝いの計画が台無しになったのは筆者の勝手な都合でした。
友達にとって私との約束は「用事のついでのランチ」でしかないのです。
そして、次に筆者が感じたのは「やっぱり、子連れじゃ楽しくなかったのかな」ということでした。
もしかしたら、仕事で忙しいと言っていたのも嘘で、私と会いたくなかっただけかもしれない。
友達はやっぱり独身の友達との付き合いの方が楽しいのかもしれない。
だから今回もわざわざ休みの日をつぶして私と会うよりは、用事のついでに会おうとしたのかもしれない。
自分に『子連れ』という引け目がある分、いろいろマイナス方向に想像をめぐらせてしまい、キリがありませんでした。
とはいえ、バースデーケーキは予約してしまっていたので、

すると、友達から


お互いに遠慮をしていた
その後話してみて分かったのは、「お互いに遠慮をしていた」らしいということ。
実は友達は、以前私と遊んだことを実家の母親に話したら、こんな風に言われたそうです。

一見ちょっとひどい言い方ではありますが、たしかにそうだと感じる部分もあり、「さすが子育て経験者!」と思わざるを得ませんでした。
まだわが子が小さかったときにママ友同士でランチに行ったときのこと。
わが子がぐずってばかりで、筆者がご飯を全然食べられないでいるのを見かねたママ友が、「私、子どもみてようか?」と言ってくれて助かったこともあります。
また、わが子が食べこぼしをしたり、食事中に授乳をするのもお互い様だったので、気楽だったという経験もありました。

一方、独身の友達とランチに行くと「おむつ替えの間、待たせちゃって悪いなあ」とか、子どもがテーブルの上を散らかすのを申し訳なく思う場面もありました。
そんなことを母親から言われた友達は

うちまで来てもらうのも大変だよね
ママになって、忙しいだろうから…
以前のように、がっつり1日コースで遊ぶのではなく短時間で済むようにしたのも、家ではなく子どもを連れて行きやすいイオンでのランチを提案したのも、友達の気遣いからだったのでした。
こんな出来事があり、筆者は独身の友達たちとの付き合い方を考えてみることにしました。
結婚・出産後、変わった友達関係…どうして変わる?
自分が結婚したあと、友達関係ががらっと変わったなあと感じます。
それまで気軽に「飲みに行こう」「みんなで集まろう」と誘い合っていた友達でも、結婚してからはめっきり会わなくなっていきました。
ケンカしたわけでも、気まずくなったわけでも、お互い急に忙しくなったというわけでもないのに、会わなくなった理由としていくつか考えられます。
独身の友達側が思っていることを想像してみると、こんな感じではないでしょうか。
- 「旦那がいるのに夜連れ出すのは…」いう遠慮がはたらく
- 「子育て忙しいよね。遊ぶ暇なんてないよね」と思われている
- 子どもが嫌い、苦手、連れて来られてもどうしていいかわからない
- 「私は恋人もいないのに、既婚者の話なんて聞きたくない!」
- 「どうせ子どもの話ばかりなんでしょ?」
- 「メール、LINEの返信が遅い」
- 引っ越して、遠くなってしまった
実はこれらは、結婚する前に筆者自身が「結婚して子どもができた友達」に対して思っていたことなのです。
筆者も結婚が早かった方なので、それよりも前というと、20代前半や20歳前後。
大学生くらいの年齢で『ママ』の気持ちを思いやるというのはなかなか難しいものですが、それにしても友達に対してひどいことを思っていたなあと、同じ土俵に立った今では反省しています。
自分が結婚し、子どもも生まれた今、もしかしたら周りの独身の友達たちはこんな風に思っているのかなあと考えれば、誘われなくなった理由も理解できるような気がします。
独身の友達と会わなくなった原因として、自分のほうにも理由があります。
- 代わり映えのしない毎日の繰り返しで、会っても面白い話ができない
- 最近の話題についていけない
- おしゃれなカフェなどには子連れでは行けず、ファミレスでは申し訳ないので会う場所がない
- 平日の昼間しか会えない
- ママ友や子どもがいる友達ばかりと会うようになった
- なんとなく、引け目を感じる
筆者はこんな風に感じて、独身の友達に対して遠慮してしまうことがよくあります。
実際に独身の友達に会うと、仕事であったことや恋愛の話もできず、行動範囲も限られ、わが子に気を取られて話がおそろかになるときもあります。

子どもがいて、迷惑ではないだろうか
話が合わなくなってしまう
独身の友達と疎遠になってしまう理由として一番だと思うのが、「話が合わないこと」です。
たとえば、女子同士で飲み会の席でする話といえば「恋バナ」が中心。
気になっている人がいるだとか、別れただとか、彼氏とどんな感じだとか。
そういった、先の分からない「ドキドキ感のある話」は、盛り上がりますよね。
しかし、そこに既婚者が入れば、途端にリアルな話に。
結婚は『恋愛の終着駅』なので、先が見えているからです。
なので、独身者ばかりの飲み会に誘われても、自分が行けば白けるのではと思い、筆者も自粛していました。
その逆も言えると思います。
少し前に友達の結婚を祝うために集まったメンバーは、5人中4人が既婚者でした。
子どもの話や保活の情報で盛り上がっている中、ただひとりの独身者だけは話に入れず、つまらなそうにしていました。
「話が合わない」というのは、対人関係において致命的なのではないか…と筆者は思います。
友達に対して引け目を感じる
ママになり、独身の頃とはだいぶ生活が変わりました。
仕事から離れ、髪型も服装も化粧も無難なものになり、行くところは公園か児童館かスーパー、話し相手は主に子どもか旦那。
そんな家のなか中心の生活も板についてきましたが、それは同時に、どんどん独身の頃の生活からかけ離れてきたともいえます。
そんな「今の自分」を「見られたくない」と思うときがあります。
独身の友達たちはバリバリ働いて、おしゃれもして、旅行に行ったり趣味を楽しんだりしている…。
そんな輝いている友達には、私の姿は残念に映るのではないか。
「やっぱりママになるとそうだよね」とがっかりされるのではないか。
そんな不安を感じてしまいます。
それでも続けたい友達関係の場合は?
これまで書いてきたように、“独身の友達”と“ママになった自分”とのあいだには、さまざまなギャップがあります。
ママ同士なら当たり前の気遣いが、独身の友達にはまったくわからないということもあります。
それを無神経に感じて遠ざけて、ママ友たちといるほうが楽だと感じてしまうこともあるかもしれません。
それでも「少々会うのが大変でも、これからもその関係を続けたい。定期的に会いたい」と思うような友達もいると思います。
そこで、独身の友達側だったときの自分を思い出して、ママになった友達と会うときに「これが嫌だった」「こうしてもらえるとよかった」と当時の気持ちを振り返ってみました。
そして、その経験をもとに、ママになった自分が独身の友達と会う際に何に気を付ければいいのか、どう付き合っていけばいいのかについて、「こうではないか」というものを挙げてみました。
無神経な発言を気にしない
独身の友達は、子どもを持ったことがないので、子どものいる生活がどういうものなのかわかりません。
向こうにしてみれば何の気なしに言ったことでも、こちらにとってはイラっとさせられるということは多々あります。
たとえば…






これは、実際に筆者が独身の友達に言われたことです。
その場ではイラっとしたり、悲しくなったりしました。
しかし、独身時代ならドラマを観たり、ゆっくりお風呂に入っていた夜9時台が、ママになった今は寝かしつけや後片付けで忙しいことなんて、独身の友達は知る由もないのです。
同じ学年の子でも、産まれが半年違うだけで成長の度合いにかなり違いがあることなんて知っているわけがないのです。
ここは怒らず寛大に「まあ、そうだねぇ」と受け流すか、丁寧に説明してあげるといいのだと思います。
お店選びはこちら主導で候補を出す
以前、友達とランチをしようと相談していたとき、友達にお店選びを任せていたら、子連れで行けそうにないお店ばかりを挙げられたことがあります。
ママ友同士でのランチに慣れていた筆者は「そうか、どこが子どもOKなお店かなんて知らないよね」と反省しました。
お店のサイトに「子連れ歓迎」なんて書かれていれば分かりやすいのですが、そういったお店は少なく、だいたい口コミかお店の雰囲気(お座敷や小上がりがあるかどうかなど)で判断します。
経験上、こんな感じのお店なら大丈夫だとか、ママ友からのお店情報を聞くこともあるでしょう。
なので、お店選びは、子連れであるこちらが主導で決めたほうがスムーズだと思います。
そしてそのためには、独身の友達でも楽しめるお店をリサーチすることも必要です。
家族やママ友と行くならファミレスやキッズカフェ、ショッピングモールのフードコートでも十分かもしれません。
ですが、そういった場所だと独身の友達は「子どもだらけ」という雰囲気に圧倒されたり、「子どもが楽しめるように設計された場所」につまらないと感じてしまうかもしれません。
筆者は、独身の友達でも楽しめるように「個室のある焼き肉店」「子連れにやさしいおしゃれなカフェ」などをいくつかストックしてあります。

相手がつまらないと、自分もつまらないです。
無理のない範囲で相手の好みに合わせてみると、お互いに楽しい時間が過ごせるのではないかなと思います。
子どもの話ばかりにならないように、話を考えておく
ママになってひしひしと感じるのが、人と話をするときに子ども以外の話題がないということ。
朝から晩まで育児に明け暮れているのですから、それも当然のこと。
積極的に得るのは育児の情報。
毎日体験するのはわが子の成長。
テレビを観る時間、スマホでニュースを読む時間さえも減ってしまい、世の中の動きについていけません。
趣味や仕事もお休み状態で、なんだか自分の中の時間が止まってしまっているような気がしていました。
そして、独身の友達と会えば、友達の話をただ聞いているだけの自分に気が付きます。
仕事から離れているので、友達から職場の悩みを相談されても、うまく自分と置き換えることができず、気の利いた言葉も返せません。
そんな自分と話をしていても、きっと友達はつまらないだろうなと思い、友達と会う前に何を話そうかとあらかじめ話題を考えておくことにしました。
SNSでつながっていれば、友達の最近の投稿をチェックすることもヒントになります。



もともと仲が良かった友達ならば、共通の話題を見つけることや友達のツボをおさえることは、そんなに難しくありません。
ただ毎日子どもとばかり過ごしていると、忘れてしまっているだけです。
気負わない程度に、何を話そうかなといくつか話題を考えておくと、より充実した時間が過ごせるのかなと思います。
まとめ
ママ同士特有の「ふわふわした会話」に慣れてしまっていた筆者は、独身の友達と会うと、話のテンポについていけず、疲れてしまっていました。
もし疲れてしまうのが嫌だったり、そこまでして独身の友達と会う必要はないと思えば、それはそれでいいと思います。
ママ友という新しい関係を築くことも大切です。
しかし、少し前までは自分もあちら側だったのだということを思い出すと、筆者はどうしてもまたそこへ戻りたくなります。
そして疲れるということは、刺激を受けているということ。
普段、上辺だけのママ友とのぬるま湯のような関係に浸かっている筆者は、たまに独身の友達とキレのある会話をするとはっとさせられるときがあります。
それは、自分にとってもいい刺激だと思っています。
それに、子どもが成長すればママ友との関係は終わることが多いですが、自分自身で積み上げてきた友達関係はいつまでも続くだろうと思うのです。
