
HINATA

最新記事 by HINATA (全て見る)
- 年子育児の乗り越え方。お風呂や上の子のケア、寝かしつけなどコツを紹介します! - 2018年12月24日
ママテク(@mamateku)ライターのHINATAです。
私には現在、3歳と2歳の年子の男の子がいます。
下の子が産まれた直後は想像以上の大変さで、たくさん悩み、たくさん泣きました。
毎日が一瞬で終わっていき、あっという間に大きくなって、今やっとほんの少しだけですが心に余裕が持てるようになりました。
下の子が産まれたばかりの年子ママは、赤ちゃんが2人いるようで、きっと今が大変だと思います。
辛い時は経験者からの「年子って大変」という共感が、何よりも気持ちを楽にしてくれました。
今回は私が経験したことから年子育児を乗り越えたコツ、対策などをお話したいと思います。
年子育児で悩んでいるママへ少しでもお役に立てると嬉しいです。
パッと読むための目次
【体験談】年子育児で大変だった5つのこと
年子育児の対策などをお伝えする前に、私が特に大変だと感じたことを書いてみたいと思います。
私の年子育児の始まりは長男が1歳2ヶ月を迎えてすぐの頃でした。
1歳といえばまだまだ甘えたい時期。
妊娠後期でお腹が大きくても抱っこをすることが多くて、とっても大変でした。
【スポンサードサーチ】
そして迎えた2人目の出産。
通常5日入院でしたが、私がいない間の長男と実家の家族のことが心配だったので、4日で早々に退院しました。
こうして産後の身体を休めることなく、私の年子育児がスタートしたのでした。
1.再開した夜泣き
長男は生後6ヶ月から夜泣きが始まり、1歳を過ぎてやっと落ち着いたと思っていた矢先で夜泣きが再開。
突然知らない赤ちゃんがやって来て、おそらくショックを受けたのでしょう。
普通の夜泣きではなく、泣き叫んで暴れる異常な泣き方でした。
当時は私と私の母と子供達で一緒に寝ていたのですが、夜中3時頃にその長男の泣き声で次男が起き、私は授乳をして、母は泣き叫ぶ長男をなだめてくれていました。
しかし本人は目を瞑ったまま暴れて泣いているので、声をかけてもどうすることも出来ません。
それが産後1ヶ月以上は続いたので私も母も疲労困憊。
その異常な泣き方について調べていくうちに「夜驚症」というものに辿り着きました。
通常は5、6歳に発症することが多いそうですが、年子だと2歳前に発症する子もいるという情報を目にしました。
これはネットでの情報なので確かなものではありませんが、症状がほとんど同じでした。
2.ミルクの卒業
乳幼児健診に行くと

しかし長男はミルク無しだと大泣き。
寝るどころではなかったので1歳を過ぎていましたが、卒業は諦めました。
そして次男が生後6ヶ月で母乳からミルクに切り替えると、ますます卒業が困難になるのでした。
とにかく全て2人同じことをしなければ嫌がるので、長男も同じようにミルクを欲しがります。
結局長男はフォローアップミルクを2歳すぎまで飲み、次男が1歳すぎでミルクを嫌がったのでまとめて卒業という形になりました。
3歳まで飲んでいた子もいるという話も聞いたのであまり神経質にならず、いつか飲まなくなるだろうという気持ちで向き合いました。
3.毎晩1対2
次男が生後6ヶ月で自分のアパートに帰ってきましたが、旦那は夜に仕事をしている人なので、ほぼ1人での育児になりました。
お風呂も寝かし付けも食事も、完全に人手不足で決して楽なことではありませんでした。
まだ座ることも立つことも出来ない次男と長男を、それぞれ別でお風呂に入れていたので、毎日2回入り、それだけで疲労は溜まりました。
お風呂から上がっても迎えに来てくれる人もいないので、お風呂の時間は本当に大変でした。
寝かし付けも上手くいかないと同時に泣かれたり、片方だけ起きたり…。
アパートなので近所迷惑になるのではないかと焦りました。
どうやって寝かし付けたらいいかパニックで、泣きながら仕事中の旦那に電話したことも何度かあります(笑)
今思い返すと1人でも出来ないことはなかったですが、やはり想像以上に大変で、自分の中の余裕がどんどん無くなってしまいました。
4.反抗期とイヤイヤ期
まさかとは思っていましたが、長男が3歳、次男が2歳を迎えたあたりから、それぞれの反抗期とイヤイヤ期が重なってしまったのです。
毎日の着替え、ご飯、歯磨き、お風呂…
2人共全てがイヤで、このイヤイヤに向き合うことにとても苦労しました。
買い物などに出掛けて、子供たちの思い通りにならないことがあると、2人揃って大泣きで反抗されます。
そうなると総重量25kgの2人を抱っこして、一気に駐車場へダッシュです(笑)
泣き声は店内から駐車場へ響き渡り、注目は浴び、隣に停めてある車の人に心配されることも何度もありました。
どこでどんな理由で機嫌が悪くなるか分からないので、1人での買い物は極力避けています。
5.兄弟喧嘩
年子は兄弟という意識よりも、同等のライバルという意識の方が強いのではないかと思います。
次男が長男と同じことをやりたい時期なので、おもちゃの取り合いが激しく、休みの日は朝から晩まで喧嘩が続きます。
長男は力加減がまだ出来ないので、目を離した隙に次男が叩かれ、顔に傷が付くことも日常茶飯事です。
今でも痕が消えない引っかき傷があります。
極力目は離さないようにしているので、兄弟喧嘩が激しくなってからは、今まで以上に自分の時間の確保が難しくなりました。
それが産まれた頃とはまた別なストレスになり、この喧嘩に対して母親としてどういう対応をするべきなのか、毎日悩みながら奮闘しています。
年子育児が始まってまだ2年ですが、本当にあっという間でした。
その2年はとても苦しく、ニュースで耳にする「虐待」がとても他人事とは思えないこともありましたが、自分にしっかりと言い聞かせ、常にギリギリの精神力で耐えてきました。
次からは私が年子育児を乗り越えたコツや、対策などをお話していきたいと思います。
年子育児、私はこうして乗り切った!対策法を紹介
1.バウンサーは強力な助っ人に!
腕の中だと熟睡なのに何故か下ろすと起きてしまう、俗にいう『背中スイッチ』。
家事もあるし、上の子のお世話にも追われている。
そんな時に試してほしいのは『バウンサー』です。
きっと合う合わないがあるとは思いますが、もし赤ちゃんの好みに合ったらラッキーです。
授乳が終わっても寝てくれず、でも少しそばを離れなければならない時にはバウンサーを頼ってみたらいかがでしょうか。
私は貰い物があったので試しに使ってみましたが、ハンモックのようになっていて背中がしっかりと丸まり、お腹の中にいた時のような姿勢になっていたと思います。
そして自動でゆらゆらと揺れ、優しいBGMと共に、赤ちゃんが一番落ち着くとされているママの呼吸のような音も流すことが出来て、そのバウンサーに乗るとすぐに寝てしれました(私が持っていたのは自動で揺れてBGMが流れるものでした)

2.お風呂はバスチェア、歩行器をフル活用!
次男がまだ座れない時期は、まずお風呂に入る前に次男をおんぶで寝かし付けて、長男とお風呂に入っていました。
途中で泣き声が聞こえ、裸のままリビングとお風呂を何度往復したか分かりませんが…(笑)
長男のお風呂が終わったら、次男と入ります。
長男にドアを全開にされて見られながらの入浴でした。
そして、お風呂を上がった後に子供を迎えに来てくれる人がいなかった私は、自分の身体を拭く間、次男を待たせておく為に『バスチェア』を使いました。
これは本来、座らせて体を洗う時に浴室で使うものです。
背もたれがあり、角度も調整出来るので、バスチェアの上にタオルを広げ、お風呂を上がったあとに座らせてタオルで包みます。
お座りが出来てまだ1人で立つことが出来ない時期にずっと使っていました。
次の難所は自分の髪を乾かす時です。
次男から少しでも目を離すと、寝返りを繰り返してどこに行ってしまうか分からなかったり、長男が上に乗ったりするので、再び次男をおんぶして髪を乾かしていました。
次男がつかまり立ちが出来るようになってから大活躍したのが『歩行器』です。
脱衣所に歩行器を置き、目の前にたくさんおもちゃを準備して、乗せて待っていてもらいました。
歩行器は使うのを嫌がる方もいますが、そんなことは言っていられません。
どれだけこの歩行器に助けられたことでしょう!
お風呂はバスチェアや歩行器をフル活用して、なんとか乗り切ることが出来ました!
- 次男をおんぶで寝かしつける
- 次男が寝たら長男とお風呂へ
- 長男のお風呂が終わったら、次男とお風呂へ
- 脱衣所にバスチェアをおき、その上にタオルを準備
- バスチェアに次男を座らせタオルで包む
- その後、自分の身体をふく
- つかまり立ちが出来る前→次男をおんぶ
- つかまり立ちが出来る後→次男を歩行器に入れる
3.同時に寝かし付ける方法
私は出来る限り、完母で次男を育てようとしていました。
しかしアパートに帰って来てから1人で寝かし付けようとした時、授乳をしている間に長男が寂しがり泣いてしまうので、次男は生後6ヶ月をすぎたところで母乳を卒業することに。
当時は長男が2歳前だったのでフォローアップミルクを、次男は普通のミルクを飲ませます。
なるべく同時に飲ませたかったので、長男は私の枕に寝かせ角度を付けて1人で飲み、次男は抱っこで飲ませていました。
そのまま2人とも寝てくれるといいのですが、上手くいかない時は、重い方の長男をおんぶして、腕に負担が少ない次男を抱っこして寝かし付けていました。
同時に泣かれた時は、どんな時でもこの方法が1番役に立ちました。
今は腰ベルト付きの抱っこ紐が流行っていますが、1人でおんぶをする時は昔ながらの肩ベルトのみの抱っこ紐をオススメします。
おんぶする時も下ろす時も、肩ベルトのみの方が頭部を支える板が中に入っているので安定して1人で出来ます。
お出掛けの時は、腰ベルト付きの方が肩への負担が少ないので、そちらの方がおすすめです。
4.長男と2人きりの時間を作る
年子育児は上の子のケアを特にしっかりしてあげないと、精神的に不安定になりやすいのではないかと思います。
うちの子の場合はお話した通り、その不安定が酷い夜泣きに繋がってしまいました。
その他にも、全部の指を口に入れてしまうような癖も出てきていました。
ネットで調べた限りだと、やはり寂しさや欲求不満の表れだと書いてあったので、つい次男に付きっきりで長男に寂しい思いをさせていたのだとその時に気付きました。
そこで私がやったことは長男と2人きりで出掛けることでした。
毎日行く訳ではなく、たまにでいいんです。
いつも長男には我慢をさせているので、たまに次男を預けて2人きりの時間を取ってあげます。
とにかくママが自分だけを見てくれて、笑ってくれるということが何より嬉しそうでした。
私が疲れ切って余裕がない時には、実家の家族や旦那が連れ出してくれて、長男のケアをみんなが交代でやってくれました。
そうしているとだんだんと夜泣きが減っていき、手を口に入れることも無くなりました。
それから2年経った今でも、たまに長男と2人きりで出掛けるととても喜んでくれて、帰ってきてからも上機嫌でお手伝いなどをしてくれます。
5.家事は適度に手を抜く
私はもともと完璧主義で、手を抜くことが嫌で「完璧な嫁、完璧な母でいなければならない」と思っていました。
ですが、下の子が産まれてからはそんなことを考えている余裕など全くありませんでした。

追い込まれるとイライラする…
『もう完璧主義は辞めよう』と心に決めて、手を抜くことにしました。
無理をして頑張って自分を追い込むと精神的に参ってしまいます。
人間は自分より弱い者に当たるそうなので、その矛先が我が子に向かうのはだけは絶対に避けなければなりません。
そうすると徐々に、旦那が洗濯や掃除を担当してくれるようになりました。
最初は罪悪感でいっぱいでしたが、明らかに気持ちに余裕が持てるようになったので、頼れる人には頼って少しでも負担を減らしましょう。
それから、実家が近いので仕事終わりに寄ったりして、子供達とたくさん遊んでもらいます。
そうすることで家に帰ってから1人で年子と向き合う時間を減らし、子供達もみんなからの愛情を受けることが出来るので、実家には本当に助けられました。
6.買い物は自分の気分転換の時間に!
年子を連れての買い物は1人ではとても大変ですよね…。私も苦労しました。
なぜこんなにも年子を連れての買い物が大変なのかを、冷静に考えてみました。
そして、私がたどり着いた結論は「買い物は何か目的があって、それを果たさなければならないと思うから大変だと感じるのでは?」ということ。
必要性が高いもの(食料品など)は、旦那が休みの日に済ませておきます。
そして「ちょっと見ておこうかな?」くらいの必要性の低い買い物を、息抜きも兼ねて子どもたちと一緒に行くことにしたのです。
例えば、化粧品や雑誌、服など…いつも我慢しているようなものをふらっと見に行くと、必ず欲しいものではないので子供達が騒いでもすぐに帰ることが出来ますし、それが結果的に節約に繋がります(笑)
食料品と違って両手が塞がることもないですし、自分の好きなものを見ているので気分転換にもなるはずです。
私の場合はそこで欲しいものを選んでおいて、家に帰ってからネットで買ったり、後から旦那がいる時に買いに行ったりしています。
年子育児に限らずですが、子供達と家にいる時間が多い人は、気分転換にこのウィンドウショッピングを試してみてはいかがでしょうか♪
ここまで大変なことばかりをお話してきて、「やっぱり年子って辛いんだ…」と思われたかもしれませんが、徐々に楽しいことがたくさん増えてきます。
最後はそれについてお話します。
年子を産んで良かったこと
下の子が2歳を過ぎると、歩くことはもちろん、少しですが言葉も出てくると思います。
そうすると3人での時間も楽しいものへと変わっていきます。
3人で買い物に行くと、まずお約束のカートの争奪戦が始まりますが、手を繋いだりカートを押してくれたり、子供達が大きな声でお話したりと、とても賑やかな買い物です。
するといろんな人に「年子?」「ママ1人で大変だねえ。でももう少ししたら楽になるから!頑張ってね」と優しい言葉をかけてくれる方もいます。
私にとってはその言葉が何より嬉しく、励みになります。
その時に「私は頑張ってる!この年子をここまで育てた!」と、心の中でたくさん褒めます(笑)
そして何より成長したのは、私の精神面がかなり強くなったことです。
外出先で泣かれると、以前は焦りの気持ちが多かったですが、今では楽に構えることが出来るようになりました。
相変わらず兄弟喧嘩は威力を増していますが、発する言葉が増えたり、2人にママの取り合いをされたり、全く同じ動きをして笑わせてくれたりと、前より私自身の笑顔が増えたのではないかと思います。
だんだんと大きくなっていくにつれて、年子が同じおもちゃで一緒に遊んでくれるようにもなりました。
お互いが楽しく過ごしている時もあって、そんな光景はとても微笑ましくなります。
その分喧嘩が多いのですが、良きライバルが家の中にいて、本人たちも退屈しなくて楽しいと思う日が、いつか来るといいなと思います。
私は23歳で長男を産み、現在26歳。
子供達が20歳を迎える時にはまだ40代前半なので、今から18年後に自由を手に入れることが出来ると思うと、今からとても楽しみです。
【さいごに】年子ママ達へ
私はほとんど1人での育児でしたが、旦那さんの助けがあるともっと楽だと思います。
現在下の子を妊娠中のママも、これから待ち受けている年子育児について色々と調べていることでしょう。
私は下の子を産んだ後に、ほとんど普通に動いて生活をしてしまったので、体の調子が大きく変わってしまいました。
もともと寒がりでしたが、更に寒がりになったり、疲れやすかったり…。
やはり産後にしっかりと休んでおけばよかったと深く後悔しています。
旦那さんや家族に頼ったりして、なるべく身体を休めるように心がけてくださいね。
一見終わりが見えない年子育児ですが、本当に3歳を境に楽になります。
私も次男が3歳になるまでのあと1年だと思い、今もなお頑張っています。
きっと今は毎日辛いですが、いつか子供たちと楽しく笑って過ごせる日が必ず来ます!
そして「年子を産んで良かったな」と思えたら幸せですね。
ママが大変な思いをしていることを子供たちはしっかりと見てくれています。
怒ったあとは罪悪感でいっぱいになりますが、何があっても子供たちはママが大好きです!
たくさんの年子ママ達と気持ちを共有出来たら嬉しいなと思います。
全ての年子ママ達が笑顔になる日が訪れますように…