ののかママ
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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
私は海外とのやり取りが非常に多く発生する仕事をしています。
海外の支社や国内の関連会社に行くことも多く、国内外ともに出張が多くあります。
子どもが出来る前は、出張というと「せっかく来たのだから美味しいもの食べよう」とか、「早く終わらせて少し観光しよう」とか、仕事でありながらも半分旅行気分に心躍っていた私。
旅行が趣味だったので、飛行機や新幹線に乗ることも含めて、出張で色んな場所に行けることが楽しくて仕方がなかったのです。
しかし、子どもが出来てからは毎回空港や新幹線のホームで何とも言えないとても不安で切ない気持ちになっています。
仕事に向かう前の空港や新幹線を待つ主要駅のホームでのひと時は、日々の生活のありがたさや、自分にとって子どもがどれだけ大切かを思い知る時間です。
そして、私が出張をする、ということは、子どもはパパとお留守番ということが大前提です。
時には親戚の家が近ければ連れていくこともありますが、7割がたはパパと2人でお留守番です。
出張がないとき、娘は私が第一で、どんなこともママ・ママです。
しかし私がいないときは、パパにもしっかり甘え、パパを大信頼し、パパを褒めることを決して忘れない。
我が子ではありますが、よくできた娘だと思います。
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今回は、私が出張の前に準備していること、その後のフォロー方法についてご紹介したいと思います。
パッと読むための目次
日ごろからパパの良さを伝える
出張の前だけに限らず、私が日ごろから意識的に行っていること、それはパパの良いところをたくさん娘に伝えることです。
夫に対して直接伝えることは非常に恥ずかしく、もう結婚してしばらくたっている間としては、夫婦とはいえ面と向かって言うのはすごく難しいことですが、娘には普段から『パパは優しい、家族のために頑張って働いている、パパってすごいんだよ~…』と、パパをこれでもか、これでもか!と褒め称えています。
とは言っても、どこの家でもそうである場合が多いと思いますが、元々は他人同士の夫婦が暮らしているわけですから、不平不満があることもしばしば…
しかし、子どもの前では決して悪口や愚痴は言わないようにしています。
私がなぜ、意識的にでもここまでパパを褒めることに一生懸命なのかというと、母親の意見は子どもに強い影響を与えると聞いたことがあるからです。
母親が父親をけなしていれば、子どもも父親を信頼することはしません。
反対に母親が父親を立てている家では、子どもはお父さんのことを尊敬する傾向にあるようです。
自分が仕事をしている・していないにかかわらず、常日頃から娘に対してパパの良いところたくさん伝えておくことで、娘のパパへの信頼感はぐっと上がりますし、パパっ子になってくれていることで助かる部分も大きいです。
今となっては「パパだーいすき!」と娘が言うたびに鼻の下を伸ばしデレデレしている夫(笑)
しかしこんな夫ですが、子どもが生まれた当初は全然パパとしての自覚もなく、本人は気づいていなかったようですが、子育てにも家事にも消極的。
あとから話を聞いてみれば、ただ単にどうやって子育てにかかわっていったらいいかわからなかっただけのようですが、私からしてみればそんな夫への不満を感じることはしょっちゅうでした。
しかし、娘がパパっ子に育っていくうちに、「パパやって!」「パパがいい!」と娘からのご指名があり、それにこたえていく形でだんだんとパパになっていったというか、子育てを取り巻いて「ただ見ていた」人がいつの間にか子育ての中心に…(笑)
つくづく、子どもが親を親にするのだなと思っています。
娘から求められれば求められるほど、愛情が沸き、娘を守ろうとする本能が沸いてくる。
娘が外に出て恥ずかしくないように言い諭したり、危険なものからは守ろうとしたり、お腹を壊さないよう食べるものに注意したり、遠くから娘を眺めて「可愛いよなぁ」なんてうっとりしたり…(笑)
生まれたばかりの頃、あんなに育児に消極的だった人が嘘みたいです。
そして、子育てを一緒に頑張ってくれている夫の姿を見ると、この人になら娘を任せられると、私も安心して仕事を続けることが出来るのです。
なので、私の仕事復帰も、第一線に戻っての出張等も、そんなにハードルの高いことではありませんでした。
娘がパパに絶対の信頼を注ぎ始めると、父性も目覚め、家事は相変わらず苦手なようですが、子どものことはしっかり任せられる。
もちろん夫も仕事をしているので、私も夫も忙しければ双方の親に頼ることもありますが、『自分がダメな場合はどうしよう?』と夫も主体性をもって対処法を考え、調整してくれるので本当に助かっています。
どちらかが出張の時にはどちらかがなるべく協力することで、我が家の子育ても、私の仕事も成り立っていると思います。
「いつものルール」に固執しない
普段、私や夫がいるとき、子どもが起きてから眠るまでの生活リズムには一連の流れがあります。
また、食べていいものや時間にも厳しいです。
しかし、私がいないときは別です。
パパがパパのやり方で娘の世話をすることになるので、夫にはいつものルールにこだわる必要はないと伝えています。
例えば私がいるときは、ごはんの前におやつを食べることは極力避けていますが、夫がご飯を用意するときには手間取るのは目に見えています。
なので、別にごはんの前におやつをあげたとしても文句は言いません。お腹を空かせて愚図ってしまうよりずっといいです。
また、眠る前の儀式もそうです。
歯を磨いてトイレに行き、絵本を読みながら背中をトントンと叩くのが通常の私のやり方ですが、パパの場合は絵本ではなくスマホで動画を見せてしまうようです。
普通に考えて、眠る前に動画なんて見せたら神経が興奮してしまうのでは…と思うのですが、意見や文句を言うのはぐっと我慢。
私には私のやり方があるのと同様に、パパにはパパのやり方があるんですよね。
一緒に布団に入って動画を見て、楽しいね、面白いね、と一緒に笑いながら、楽しい気持ちのまま眠らせたい、というのが夫のやり方。
ママと同じ方法だとどうしてもママを思い出してしまうでしょうし、パパのやり方で眠ることで娘も私がいない寂しさを感じる暇がないようです。
私が出張中、「ご飯を食べさせる」「お風呂に入らせる」「寝かす」といったゴールはいつも通りあるわけですが、そこへたどり着く方法に関しては、別に違っても仕方がない。
たとえ、そのたどり着くまでの方法が我が家のルールとはちょっと違ったとしても、最終的にゴールしてくれたらそれでいい。
夫が子どものことを第一に考えて行ってくれることであれば、そのやり方が普段とは違ったとしても文句は言わないことにしています。
また、パパといるときは少しルールが緩くなる…と子どもが思ったとしても、ママがいるときにしっかりすれば、そのルールがなし崩しにダメになるとも思いません。
パパの時はOKなのに…と言われたらパパはパパ、ママはママと伝えればいいだけ。
出張で不在なのはせいぜい月に2回程度なので、大きな問題になるとは思っていません。
私が不在時の夫と私のルールは二つだけ。
娘の安全を第一に考えること、そして娘のことを考えること。
例え、夫の方法が自分のやり方と違ったとしても、任せたからには信頼するしかないです。
不安なことはその都度、出張先からLINEなどでメッセージを送り続けて、娘の様子を随時確認はしていますが、細かいことにこだわりすぎないようにしています。
食べるものはいつもの味で
出張の前には必ず食事だけは作り置きして、用意してから出かけます。
子育てに慣れてきたとはいえ、家事は全然ダメ。夫が作れるのは焼きそばくらいです。
さすがに毎日焼きそばでは子どもも可哀そうですし、買ってきたものでの食事も味気ない。
出張に行く前は、いつも娘が好んで食べているパンやヨーグルト、お菓子やジュースなどはストックとして購入しておき、その他の娘が良く食べる料理は何種類か作って冷凍してから出かけます。
その日のパパの気分で、外食することなどもあるようですが、毎日外食というわけにもいかないですし、レンジで温めるだけにしておいてあげると、私がいなくても普段の味が食べられるので便利なようです。
出張前は仕事の準備だけではなく、そういった食事の準備などでも大忙しになるわけですが、それは必要な手間と心得て買い物に行き、心を込めて料理します。
今までで一番長い出張は10日間でしたが、その時は5日分くらい作っておいて、後は夫や義母に任せました。
ハンバーグやコロッケ、炊き込みご飯やシチューなど、一人分ずつ小分けにして保存。温め方などもメモしていきます。
普段は手抜き家事がモットーであっても、こういう時にはしっかりと準備をしてから出かけるようにしています。
暇な時はパパにLINE、SNSなどの投稿も頻繁に
出張中の私たち夫婦は、まるで恋人同士に戻ったんじゃないかというくらいマメにLINEします。
とはいえ、内容の大部分は娘のこと。
娘が起きた、ごはん食べた、保育園行った、お風呂入った、寝た…そんな報告が随時携帯に届くのです。
娘の情報をこまめに知らせてくれるため、私の不安も少し軽くなりますし、何より娘のために仕事を頑張ろう、早く切り上げて帰ろうという意欲になります。
そして、海外にいる場合などは、私自身の安全を知らせる為にSNSの投稿も普段より頻繁に行うようにしています。
時差があると返信もどうしても遅くなる場合もありますし、変な時間に連絡して娘が起きてしまっても厄介です。
自分がどういう状態なのかをSNSであげることで夫にも共有できるので、出張中はいつもよりSNSのアップが増えます。
何を食べた、どこにいる、何をしている、些細なことであっても、家族は知ることで安心なようです。
また、出張中に絶対に気を付けているのは、Wifiなどのネット環境を整えることと、携帯の充電を絶対に切らさないことです。
連絡手段はスマホだけになる為、娘に何かあった場合に連絡が取れないことは絶対にあり得ないこと。
一度だけスマホのバッテリーが壊れて出張先でモバイルショップに走ることもありましたが、連絡が取れないことの不安要素はとても大きいため、普段少しでも携帯に不安があればその都度お店で調べてもらうようにしています。
そして、どんなに時差があっても、1日に1度は娘にテレビ電話で連絡をするようにしています。
しかし、連絡する前には必ず夫に先にメールして、娘の状況を確認しています。
何故かというと、まだ3歳。機嫌が悪ければ私が電話することで寂しさが増長されてしまうこともある為、今電話をしても問題ないのかどうかの確認は欠かせません。
問題ないようであればそのまま電話しますが、問題があるときは娘の顔を見たい気持ちはぐっと抑えて夫からの近況だけで我慢します。
娘と過ごす時間で意識している4つのこと
私が職場復帰したのは子どもが半年の頃。
出張を受けるようになったのは娘が1歳半を過ぎてからでしょうか。
最初は国内で日帰りから始まり、1泊だけ、2泊だけと期間も増えて、3歳の今となっては1週間くらいいないこともたまにあります。
夫が単身赴任中には、実家の母に泊まりに来てもらい出張を乗り切ったことや、新幹線で単身赴任先に娘を預けてから出張に行ったことも。
そんな状況で、娘も寂しい気持ちを抱えているのではないかな…と思うこともあります。
もちろん、寂しいかどうかを決めるのは娘自身なので親として出来ることはそう思わせないように頑張ることしかないですし、パパが娘のために奮闘している姿には夫婦でありながらも頭が下がる思いです。
そして、何より、私自身が娘と離れることがとてつもなく寂しい。
正直なところ、仕事はきっと私でなくても回るのではないかな…と思うこともしょっちゅうです。
それなのになぜ続けるのかというと、経済的な事情が一番大きいものの、職場で必要とされている実感や専業主婦としての向き・不向きの話でもあるかと思います。
ただ、やはり仕事の代わりはいても母親の変わりはいない、そう思うほど心が揺らぐのも事実。
だからこそ、娘と一緒に居られる時間は、娘のことだけを考えたいと思うのです。
普段から、娘と過ごす時間というものには常に意識をしています。
私が決めている自分の中のルールは次の4つです。
①目を見て話す
疲れていると、子どもの話や問いには適当に答えがちです。
うん、うん、目を見ないで答えていると、子どもからこっち向いて!と言われることも良くあります。
そんなときは反省。
子どもの話にはなるべくアイコンタクトをして耳を傾けるようにしています。
②写真を撮るとき以外携帯はしまう
また、携帯を手に持っているとついつい視線も携帯に向きがちです。
なので、子どもといる時間は、携帯は必ずポケットの中。
連絡が来れば見ることもありますが、自ら携帯を使うことをしないように気を付けています。
③出来ない約束はしない
そして、一番大事なのが出来ない約束はしないということです。
もう約束を覚えていられる3歳になった今となっては、約束したことが叶えられないと、とても悲しそうにします。
例えば出張に行く日の朝、「今日の夜遊ぼうね?」と聞かれても「今日は無理だから今度ね」と断ります。
もちろん、断ると寂しそうな顔をするので胸が痛みますが、出来ないことは出来ない。遊ぼうとその場しのぎの嘘をつくことはできません。
しかし、その代わり、一度した約束は絶対に守るようにしています。
④離れていても大好きだよと伝える
また、いつでも貴女のことが大好きだよということは繰り返し伝えています。
抱っこしながら、抱きしめながら、ほっぺたにチューしながら、
普段寂しい思いをしているかもしれない、でもいつでもママにとって一番大事な存在は貴女なのということをちゃんと伝えておきたいのです。
そして、仕事をしている間、支えてくれているパパや双方の両親にも感謝の気持ちはしつこいくらい伝えています。
言わなくても分かる、はきっとないですよね。
夫にとっても夫の子どもであり、世話をするのは当たり前とは思っても、お互いに感謝の気持ちは忘れずにいたいと思っています。
まとめ
仕事を続けるか辞めるかで悩んだ時に、専業主婦の友達から言われたことがあります。
ママと同じ空間にいることで子どもは安心できていることもあるかもしれないけど、一緒に居られる時間だけの愛情を与えられている自信はない。
たとえ限られた時間内でもしっかり愛情を注ぐことが出来れば働くママだって子育てをさぼっていることにならないよ。
仕事がきついな、子どもに寂しい思いをさせていないかな、悩んだときにはその言葉を思い出し、短い間でも十分に愛情を向けようと親としての気持ちが鼓舞されます。
出張がたくさんあってきついな…と思うこともあるのですが、「ママ頑張ったね、お疲れ様」と駆け寄ってくる娘の姿を見るたび、私のいない間に娘に言い聞かせてくれているパパやおじいちゃんおばあちゃんの協力に感謝し、娘への愛情を毎回再確認。
我が家はしばらくこのスタイルで回りそうです。