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ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。
ママにとって夏頃から気になってくるのが、幼稚園選び!
子どもが親と離れて初めて経験する集団生活。子どもの成長にとっても大切な時期です。
激戦で入るだけでも大変な保育園と違って、ある程度親がじっくり選んで準備ができる幼稚園。
けれど、それだけに親にとっては大きな悩み事の一つですよね。
転勤族の我が家は三姉妹で合わせて4か所の幼稚園を経験しました。
その経験も交えて、我が子に合った幼稚園選びのポイントをまとめてみます!
パッと読むための目次
どんな種類の幼稚園があるの?
最近の幼稚園は本当に多種多様!
この数年で、制度もいろいろ変わってきていますね。
まずは住んでいる地域にどのような幼稚園があるのか調べてみましょう。
大まかには以下のような感じでしょうか。
公立幼稚園
地方自治体が運営するいわゆる普通の幼稚園です。
自治体によって2年保育だったり、3年保育だったりします。
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保育料は世帯収入によって決められます。
公立小学校へ進学する予定なら、同じ幼稚園のお友達やママさんが一緒なので安心かもしれませんね。
公立幼稚園は園長先生や担任の先生も異動があります。
なので園によっての違いというよりは、そのときにいる先生によっての違いや相性はあるかもしれません。
我が家は公立幼稚園も通った経験がありますが、幼稚園に多くを求めない、教育方針にこだわりがない場合はいいですよ。
子供もたくさん遊んで、楽しそうに通っていました。
ですが、最近は公立幼稚園がない地域もあるようですね。
国立幼稚園
国立幼稚園は国立大学の教育学部などに付属されていて、入園にはお受験があります。
我が家も近くに国立幼稚園があったので調べましたが、教育現場の研究機関という面もあるため、勉強が優秀な子どもばかりが合格するということではなさそうでした。
私立幼稚園のお受験とは傾向が全く違うとか…。
国立幼稚園に行かせていたママ友は、そこの付属小学校をどちらにしてもお受験させるつもりだったそうです。
私立幼稚園
私立幼稚園は学校法人や財団、宗教法人など民間団体が運営している幼稚園です。
3年保育が多く、2歳からプレ保育を実施しているところもたくさんあります。
規模も教育方針も費用も園によって、かなり違いがあります。
早期教育に力を入れていたり、1年中裸足でワイルドに活動していたり、それこそドラマに出てきそうなお受験幼稚園から、アットホームな幼稚園まで様々。
PTA活動など親の力の入れ具合も、園によってカラーがあるようです。
ちゃんと調べて入園しないと、後々親子ともに大変かも…。
費用も最近は補助金が充実しているので、保育料は公立幼稚園と変わらない負担額で通えるところも多くなっています(幼稚園によっては補助金が使えないところがあり、そこはけっこう負担が大きいです)
保育料だけでなく、制服代、給食費、送迎バス代、冷暖房費、施設費など、雑費がけっこう必要なところが多いので注意してくださいね。
認定こども園
認定こども園は、幼稚園と保育園が一緒になったところと理解すればいいのかなと思います。
幼稚園として利用する場合は3年保育が多く、公立幼稚園より給食や延長保育が充実しています。
保育料は世帯収入によって決まります。
我が家の地域では、公立幼稚園より認定こども園の方が若干高いかなぐらいの保育料でした。
保育内容は、公立幼稚園とそれほど差はないのではないかと思います。
幼稚園の制度はどんどん変わってきています。
そのうち幼稚園という制度がなくなる時代もくるかもしれませんね。
保育料の制度なども変わっていくので、実際の負担額や入園基準などは、市役所などの窓口や幼稚園で確認してみてくださいね。
幼稚園事情は地域によって違いはある?
大まかな制度は変わらないけれど、地域によって幼稚園事情って違うのでしょうか?
3姉妹の幼稚園時代(現在進行形ですが…)に引っ越しを繰り返している我が家。
その経験からいうと、けっこう違います!
通える範囲の幼稚園の数が違う!
まず、現実に通える範囲にどのくらいの幼稚園があるか。
これがかなり違いがあります。
公立幼稚園、認定こども園が充実している地域。私立幼稚園がたくさんある地域。
2ヶ所ぐらいからしか選べない地域もあれば、いろんな特徴の幼稚園がいっぱいで選ぶのに困るという地域もあります。
幼稚園の入りやすさが違う!
実は大変なのが、幼稚園激戦区!
幼稚園はたくさんあるのに、公立は抽選、私立は受験票をもらうのも大変な地域があります。
希望の幼稚園に入るためには、2歳のプレ保育から通わせないと不利だったり、受験票ももらうのに徹夜で並んだり…。
住んでいる地域の幼稚園事情は、早めに調べておいたほうがいいかもしれません。
年度途中での転入はどんな感じ?
比較的転勤族が多い地域では、年度途中でも「行く幼稚園がない!」なんてことは少ないと思います。
選択肢は多くはありませんが、そういった地域は必ず転園していく子供もいるので、経験上それほど困りません。
ただ、私立幼稚園の場合はカラーが全然違うので、あまりにも雰囲気が違うと、子供は「あれ?」ってなるかも。
我が家の子どもは途中でキリスト教系の幼稚園に転入したので、礼拝堂や賛美歌にビックリしていました。
幼稚園によって教育方針ってかなり違う?
教育方針については、とくに私立幼稚園はかなり違います。
教育方針の違いが大きく関係するのが、子供に何が求められるかということ。
これ、けっこう重要ですよね。
お勉強系幼稚園
読み書きや算数や英語、体操や音楽教室など早期教育に力を入れている幼稚園。
程度の差はありますが、当然子供に求められることは多くなります。
行事などにも力を入れていて、運動会や音楽会など「ほんとに幼稚園?」ってぐらいハイレベル!
中にはまるで軍隊さながらのところも。
だいたいは小学校にいっても困らない勉強と躾をしてもらえます。
頑張ってできるようになる経験は、子供にとってプラスの経験になりますよね。
習い事をしなくても十分なぐらい課外授業が充実しているところもあります。
ただそれについていけない場合、子供も親もけっこうしんどいかもしれません。
子供の成長は個人差があるので、幼稚園のときに勉強やスポーツ、集団行動に興味がなくても後々伸びることなんて珍しいことではないので、どこまで厳しく頑張らせるかは難しいところ。
ちなみに、我が家の優等生タイプの長女はややお勉強寄りの幼稚園にも通っていました。
真面目でカリキュラムがあるほうが気が楽なタイプの長女は、楽しく通っていました。
運動会も音楽会も見応えがあり、親としては成長に感動!
当然小学校入学時には平仮名カタカナは完璧で、何も困ることはありませんでした。
でも、自由奔放さが魅力の次女には合わないなと判断し、引っ越しを期に次女は違う幼稚園を選びました。
自由にのびのび幼稚園
子供の心の成長を大切に、子供の自主性を尊重した教育方針のところが多いです。
楽しそうだなというところから、ほぼ放ったらかしに見えてしまうところまで、のびのび具合は本当にいろいろ。
遊びも水遊びやどろんこ遊びから、おサル顔負けの木登りまで自由にのびのび遊ばせてくれるところが多く、子供はとっても楽しそうです。
遊びの中から子供たちは、お勉強では学べないたくさんのことを学んでいきます。
次女の入った幼稚園はかなり自主性を大切にしてくれる「のびのび」幼稚園。
親なら家で「いい加減にしなさい!」と怒ってしまうような事でも、じっくり本人と話し合ってくれます。
短気な私は、先生の忍耐強さに感心するばかり…。
お勉強はいっさいありませんが、長女の勉強のマネ事をしたり、お友達にお手紙を書くなかで、読み書きは完璧ではないけれど困らない程度にできているし、1ケタの足し算程度は姉妹の分け合う生活の中でできています。
小学校に向けて心配なのは、登下校中に自由に道草しまくりそうなところでしょうか…。
公立幼稚園
我が家の姉妹は公立幼稚園に通わせていた時期もあります。
公立幼稚園の印象は「お勉強系」と「のびのび系」の中間ぐらい(やや「のびのび」寄り)といったところです。
のびのび遊ばせてくれるけれど、集団行動もきちんと要求される。
ママさんたちも、そこまで幼稚園にこだわっていない人も多かったので付き合いやすく、全体的にほどほどで居心地は良かったです。
幼稚園の実際に通える距離ってどのくらい?
そんなとき判断に迷いますよね。
では、実際に通える距離ってどのくらいでしょうか?
やっぱり毎日のことなので、あんまり遠いと大変!
車の有無や個人差はあると思いますが、私の感覚では子どもの足で徒歩15分、自転車10分ぐらいまでが無理なく通える範囲かなと思います。
年少さんだと帰りはぐずって歩いてくれなかったり、寝てしまったり…。
とくに妊婦になったり、赤ちゃん連れとなると、炎天下や雨の日はけっこう大変!
私も妊婦で前後に自転車に乗せて通ったり、赤ちゃんをオンブして二人連れて雨の日に徒歩でとかありましたが、やっぱり通園だけでぐったりでした。
園バスだからって油断できない!
園バスが遠くまで来てくれる幼稚園も多いですよね。
でも、これにも注意点が…。
幼稚園って行事やPTA活動で、親が後から園まで行く機会も多いんです。
預かり保育では園バスが使えないところも多いです。
そうなると、園バス以外でも幼稚園まで行ける手段がないと、毎回タクシーや駐車場を探すことになっちゃうかも。
また上の子が小学校に入学すると、小学校の行事とお迎えの時間が重なったり、あんまり遠いと色々不都合も出てきます。
園バスでの通園は、そのあたりも考えておいたほうがいいかもしれません。
幼稚園の制服、バス通園、給食のメリット、デメリット!
幼稚園選びで考えるのは教育方針や距離だけではありません。
制服や園バスの有無、給食かお弁当かも重要ポイントですよね。
ではそれぞれ、私が感じたメリット、デメリットをまとめてみます。
制服がある幼稚園
- 服の着脱だけでなく、たたみ方やマナーを教えてもらえた(先生の指示はよくきく!)
- 私服に絵の具や泥汚れがつかない(けっこう洗濯してもとれない!)
- 幼稚園児の制服姿ってなんか可愛い(とくに写真になると可愛い!)
- 費用が高い(一人っ子だと特にもったいないかも…)
- 洗濯ものが増える(地味に大変…)
- 年少からだと買うサイズを迷う(大き目を買うので裾上げとか面倒…)
バス通園がある幼稚園
- 通園の送迎がとにかく楽(終業式とか荷物の多い日はとくに!)
- 園でのトラブルを耳にする機会が少ない(ホントはいろいろあった!?)
- 思ったより幼稚園に出向く機会が多い(下の子連れて雨の日とか無理…)
- 先生と会う機会が少ないので、子供の様子がわかりづらい(幼稚園児の話はたいてい微妙に間違ってる…)
給食がある幼稚園
- なんといっても親が楽(あ、パパのお弁当を作ってる人はそうでもないかも!)
- 嫌いなものを頑張って食べてくれる(なんで家では食べない!?)
- 給食費、まぁまぁな出費(絶対お弁当のほうが安上がり…)
- 子供は給食よりお弁当が好き(と思う…特にキャラ弁とか喜ぶ)
小学校の学区、どのくらい気にする?
幼稚園はともかく、公立小学校は学区が決まってますよね。
やっぱり同じ小学校に進学する子が多い方がいいのかなとか考えませんか?
我が家は長女が既に小学生になりました。
子ども自身は、とくに同じ幼稚園出身かどうか関係なくお友達ができています。
なので、子どもにとってはそれほど重要じゃないかもしれません。
ただ一番上のお子さんだと、親にとっては小学校で顔なじみのママさんがいるのはとっても心強いです。
小学校入学時に用意するものとかの情報が入りやすいんです。
入学案内を見てもよくわからないことって多いんですよね…。
入学した後も、子どもが学校でちゃんと話を聞いてきてなくても、幼稚園と違って学校には確認しにくい…。
そんなときにやっぱり頼りになるのは同じ小学校のママ友。そういう点では同じ学区の子が多いといいですよ。
でも低学年のうちは多少持ち物が間違っていたからといって、子供がひどく怒られたりもないと思うので、それだけといえばそれだけなんですけどね。
ちなみに私も長女も小心者なので、長女は同じ学区の子がある程度いる幼稚園、次女と末っ子は全く気にせず学区外の幼稚園を選びました。
幼稚園でのPTA事情ってどんな感じ?
幼稚園では子どもの事以外にも、避けて通れないのが親の出番。
どの幼稚園でも大なり小なり、親の協力はあるものです。
まだまだ親同士が顔を合わせることの多い幼稚園。できれば平和に通園したいですよね。
これも幼稚園によって様々ですが、我が家の経験した幼稚園でのPTA事情を参考にしてみてくださいね。
A幼稚園(私立のややお勉強幼稚園)
毎年、PTA会長はじめ役員、委員の選出がありました。
それ以外にもいろいろな係があり、必ずどれかに当たるようになっていました。
役員選出は幼稚園側も関わり、毎年なかなか難航し、親同士が微妙な感情をもつこともあったようです。
行事の度にPTAの仕事はあり、基本的に私的な事情での不参加は認められなかったので、ツワリや赤ちゃん連れはけっこう大変でした。
周りのママさんが気遣ってくれたので、なんとか乗りきった感じです。
ただ行事のとき以外は、役員さん以外は特に何もなくあっさりしていました。
B幼稚園(公立幼稚園)
毎年、PTA会長はじめ役員の選出がありました。
幼稚園が少ない地域だったので、上にお子さんがいるママさん同士が仲が良く、一部のママさんでPTAは既に決まっているような状態だったので、言われるがままお手伝いしていただけで申し訳ないぐらい気楽でした。
ベテランの先輩ママさんが多く、いろいろ良くしてもらいました。
行事以外にも、大掃除やオモチャや絵本の修理なども親がすることになっていて(幼稚園の行事予定に入っていた)、それにはビックリしました。
C幼稚園(私立のびのび幼稚園)
普通のPTA活動に加えて、親の出番が多いというか、園活動に熱心なママさんが多い幼稚園でした。
ママさん手作りのおもちゃ(ぬいぐるみとかママゴトセットとか)がたくさんあって、常に何人かが幼稚園にいて、行事の衣装をつくっていたり、サークルみたいなものをしていたり、野菜や花を植えたり…。
参加は自由だったのですが、あんまりにも知らんふりはしにくい雰囲気がありました。
D幼稚園(私立のびのび幼稚園)
PTA活動はありましたが、決まりきったものだけでした。
キリスト教系の幼稚園だったので、教会活動みたいなもののほうが盛んでした。
クリスマス会やバザーのときには、親が総出で盛り上げる感じです。
ただ、その二つ以外はほとんど親の出番はなく、趣味のサークル活動的なものもありましたが、それの参加不参加で何かか変わるということもなく、いい雰囲気でした。
それ以外にも我が家は参加していませんが、「親父の会」という父親の会もあったようです。
まとめ
いかがでしたか?
なんとなく幼稚園の雰囲気が伝わりましたでしょうか…。
幼稚園選び、たくさん選ぶ材料があって迷いますよね。
私がいくつかの幼稚園を経験して思うのは、結局どんな風に子どもを育てたいか、我が子が楽しく通えるか、の二つが一番重要だと思います。
やっぱり教育方針や、同じ幼稚園の親たちと価値観があまりにもかけ離れていると、モヤモヤした気持ちになるのではないでしょうか。
入園してみないとわからないことも色々ありますが、気になる幼稚園は園庭解放やプレ保育、イベントなどに参加してみてください。先生の関わり方など見えてきますよ。
幼稚園の終わる時間に近くの公園に行けば、降園後に遊んでいるグループがいるかもしれません。そこで親子の雰囲気を見てみるのも参考になります。
ぜひ、お子さんにぴったりの幼稚園、楽しい思い出がいっぱいできる幼稚園、選んであげてくださいね。