保育園に行きたくない…我が家が体験した子供同士のトラブル!対処や気をつけたことをまとめました

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ざくろ

2012年に第一子、2015年に第二子を出産し、二人の女の子を育てるワーキングママです。夫の出張が多いワンオペ育児の日々を爆走中です。これまでの育児にまつわる私の体験をリアルにご紹介します。どなたかのお役にたてればうれしいです。

ママテク(@mamateku)ライターのざくろです。

我が家の長女が保育園に通い始めたのは9カ月の頃でした。

0歳児クラスには同じ学年のかわいいかわいい赤ちゃんが5人ほどいました。
そんな赤ちゃんだった子どもたちも歩くようになって、たどたどしくもおしゃべりするように。

自分の子どもはもちろんかわいいのですが、一緒に成長を見守ってきたクラスのお友だちも、とてもかわいいです。

女の子はおしゃべりのはやい子が多く、2歳の後半ともなると、「ママ!だめでしょ!」なんて生意気な言葉もでるようになります。

2歳後半頃の女の子同士の会話をこっそり聞いていると、「その服かわいいねー」「ありがとう、くまさんよ!(お洋服にくまさんのイラスト)」やお迎えの時間が一緒になると「一緒に帰りましょ!」と、かわいい女子トークに笑ってしまいます。

それが、3歳をすぎた頃から言葉がきつくなったり、悪気なく相手を傷つけるような言葉を言う子も出てくるようになります。

今でこそ『それも成長のひとつ!』と大きな気持ちで受け取ることができますが、当時はちょっとびっくりしてしまったことも多々ありました。

子どもが成長する上で避けては通れない子ども間でのトラブルに頭を悩ますママもたくさんいると思います。

そんなママさんたちに、私と長女が体験した子ども同士のトラブルをご紹介します。

2歳児クラス(3歳になる年) ちょっと気になる子が出現

長女の通う保育園では、2歳児(4月の時点で全員2歳)クラスは2クラスありました。

この2歳児クラスから定員が一気に増えるので、新しいお友だちがたくさん入園します。

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長女も0歳児、1歳児は別の小規模保育園に通っていて、2歳児からこの公立保育園に転園したので、たくさん入園した新入りの中のひとりでした。

クラスは各10人の2クラスで、日常はクラスごとに生活をし、外遊びや遠足は2クラス合同で行うようでした。

母である私は新しい保育園になったこともあって、長女のクラスの子どもたちの顔は何となく覚えていきましたが、別クラスのお友だちはあまりわからないという状態が続いていました。

2歳児クラスも終わりにさしかかる頃、次の3歳児クラスになるための練習として、2クラス一緒に生活するようになっていきました(3歳児クラスからはこの2クラスが一緒になって1クラス20人となります)

そうなると、隣のクラスだったお友だちも送り迎えのときに顔を合わせるようになります。

その中でちょっと気になる女の子(A子ちゃんとします)がいました。

お迎えの時にクラスに入って、帰る準備をしている間、まだお迎えがこない子どもたちは遊んでいます。

A子ちゃんはたいていプリプリと怒っていて、よく一緒に遊んでいるB子ちゃんに「B子ちゃん嫌い!もう遊んであげないよー!」と言っていました。

「嫌い」「一緒に遊んであげない」という言葉をよく聞きました。

先生も「そういうこと言わないの!」とたしなめていましたが、本人はすねてばかり…。

私は『ずいぶんと怒りんぼさんの子だなー』くらいに思っていたのですが、長女と遊んでいることはなかったので(元は別のクラスだった)、それほど気にとめてはいませんでした。

3歳児クラス(4歳になる年) 保育園に行きたくない!から先生に相談

3歳児クラスになって、クラスの人数が20人となりました。

遊ぶお友だちもたくさん増えて、長女は毎日楽しそうに保育園に通っていました。

長女はB子ちゃんと仲良くなったようで、夕食のときなど一緒に遊んだ話をしてくれていました。

ただ、B子ちゃんはもともとA子ちゃんと一緒に遊ぶことが多かったようで(いじわるを言われたりしていましたが)、そこに長女も加わる形になったようでした。

それから少しずつ、長女から

今日、A子ちゃんに『一緒に遊んであげない!』って言われた。
と悲しそうに言われることが増えてきました。

私は、子どものケンカはできるだけ子どもの中で解決したほうがいいだろうし、長女も同じように誰かを傷つけていることもあるかもしれないからと、

ざくろ
そんなことを言われたら悲しいね。○○(長女)は、そんなことお友だちに言わないでおこうね。
他のお友だちもたくさんいるんだから、他のお友だちとも遊んだら?
と長女の気持ちを聞きつつ、様子を見るようにしていました。

ここで大人だったら、そんなことを言われた相手に近づいたりしないのですが、長女は懲りもせずにA子ちゃん・B子ちゃんと遊ぼうとしたようです(B子ちゃんと遊びたいだけだったそうですが…)

その後も長女に

ママ、‘くそババア’ってどういう意味?
と聞かれたことがありました。

「え?なんで?」とびっくりして聞くと、A子ちゃんにそう言われたそうです。

長女は意味がわからなかったけれど、とにかく嫌な気分になったようです。

あまりに汚い言葉やひどい言葉(かなり強烈なものもありました)がでてくるのと、夕食時に機嫌の悪いことが増えていったので、これはどうにかしないといけないなと悩んでいました。

そんなある日、機嫌の悪い長女に「どうしたの?お友だちとケンカした?」と聞くと、机に顔をうずめて「保育園に行きたくない!」と泣きだしました。

A子ちゃんに『あっちいけ!きらい!しね!』って言われた
と泣き始めたのです。

これはもうだめだと思いました。長女に

ざくろ
そんなこと言われたら悲しいよね。ママの大好きな○○にそんなこと言うのは許せない!
と私も怒り心頭です。

それまで、送り迎えのときにA子ちゃんが長女のところにくると(私の前では二人は仲良しモードです)、「いつも○○と遊んでくれてありがとうね。仲良くしてあげてね。」とアピールするようにしたり、長女には「たくさんのお友だちと遊んだほうが楽しいし、○○と一緒に遊びたいお友だちもいっぱいいると思うよ」などといってきましたが、これではだめだと思いました。

夫に相談すると「それは先生に伝えたほうがいい」となりました。

送迎の時間の都合で担任の先生に会えるのは月に数回程度です。

連絡帳に書こうかと思いましたが、うまく伝わらないと嫌だと思い、仕事を早めに切り上げていつもより早くお迎えに行き、先生をつかまえました。

先生には、長女がお友だちとうまくいっていないようで「保育園にいきたくない」と言っていること、お友だちの言葉がかなりきつい時があるようだなどということを伝えました(敢えてA子ちゃんの名前は出しませんでした)

先生は思い当たることがあるようで、

私もときどき注意しています。教えてくれてありがとうございます。気をつけてみていくようにしますね。また何かあったらいつで教えてください。
と長女のことを心配しつつ言ってくださいました。

長女にも、お友だちとの間で何かいやなことがあったら、先生に相談しなさいと言いました。

その後、少しずつですが「いやなことを言われた」や「ケンカした」ということが減ってくるようになりました。

ただ、まだ時々は泣きながら「遊んであげない」って言われたと言うことがあったので、4歳児クラスになる前の個人懇談でもう一度、先生に話をしました。

先生からは、年齢的にひどい言葉を言って相手を傷つけたり、意地悪をしたり、他者との関わりを学んでいく時期なのだと言われました。

とはいえ、言われる側はたまりませんよね。

これからも、注意深く見守り指導していきます。
とも言われました。

私も成長過程で誰かを傷つけたり、誰かに傷つけられたりしながら他者との関係を築いて社会性をもっていくことは大切なことだと思ったので、過度な干渉はしないようにして先生の言葉を信じることにしました。

そして、長女にも言われっぱなしになるのではなく、腹が立ったら言い返しなさいといいました。

同じようにひどい言葉をなげかけるのではなく、

  • 私はあなたの言葉で傷ついた
  • あなたと遊ばなくても他にたくさん友達がいるからいい!

くらいは言ってやりなさいと言いました。

初めは

そんなの(A子ちゃんが)怖くて言えない…
と言っていましたが、少しずつ言えるようになっていったようです。

4歳児クラス(5歳になる年) 成長とともに少しずつ良い方向へ

4歳児クラスになるとクラスの女子(あえて女子!)は大人顔負けの「ジョシ!」です。

「今日はC子ちゃんと遊ぶから、D子ちゃんとは遊ばない!」や「E子ちゃんなんて嫌い!」なんて会話が飛び交っているようです。

大人は必死に‘みんな仲良く’と言いますが、多少のトラブルは成長の証です。

長女とA子ちゃんのパワーバランスも少し変化があったようでした。先生から

○○(長女)ちゃんも負けずに言い返したりしていますよ!
と言われました。

ただ、前ほどではありませんが、長女がかなり傷ついて家で泣いてしまうようなことはまだまだありました。

そういったときには、言われた内容や長女の様子を見て、少しフォローが必要だと思った時には担任の先生に相談(連絡帳や会えた時には直接)するようにしていました。

そんな頃、保育園で参観がありました。

運動場で親子一緒に遊んでいると、A子ちゃんのママに声をかけられました(それまであまり顔を合わせることがなく、ほとんど話したことがありませんでした)

うちの子は○○(長女)ちゃんが大好きみたいで、毎日家で○○ちゃんの名前が出ない日はないんです
と言われたのです。これにはびっくり!です。

ざくろ
なんだ、色々意地悪はするけど、うちの子が好きなんだ…
と思うとほっとしました。

A子ちゃんはA子ちゃんでうまく表現ができず、意地悪という形で長女と接してしまっていたようでした。

それと、その時初めて知ったのですが、A子ちゃんのママの胸には産まれて1~2カ月くらいの赤ちゃんが抱っこされていました。

きっと、新しい妹ができたこともA子ちゃんの気持ちを不安定にさせていることのひとつだったのかも知れません。
もちろん意地悪される側は、『そんなの知らない!』ですが…。

徐々に

A子ちゃんと今日はケンカしなかった!
という日が多くなりました。楽しく遊んだ話もしてくれます。

私は、なんだかんだ言って、長女もA子ちゃんのことが好きなんだなと思いました。それだけ意地悪されてもA子ちゃんと遊ぶので…。

今現在、長女はA子ちゃんとケンカしたり、仲良くしたりを繰り返しながら楽しく保育園に通っています。

A子ちゃん以外の他のお友だちからキツイ言い方をされたと泣きながら言うこともあります。

私には言いませんが、長女も誰かを傷づけていることもあると思います。

私は、長女が話をしてきた時にはしっかりとそれを聞くようにし、時々

ざくろ
○○(長女)は何もしていないの(相手を怒らせたり、傷つけたり)?
と聞きながら様子を見るようにしています。

私(ママ)が子供同士のトラブルの対処で気をつけたこと

思い返すと、もっといい対処法があったのかもしれません。

でも、こういったことは‘正解’のないことかなとも思います。

ただ、トラブルが続くようになってから私が子どもに話したことや気をつけていたことがあります。

先生に相談をするときに、相手の子どもの名前を出さないようにした

これは、先生も相手の子が誰であるか把握されていると思っていましたし、「名前を出す」必要もなかったのですが、連絡帳や会話の中に「名前を残す」ことはしたくありませんでした。

私の気持ちの中で‘お互い様’と思うところもありましたし、自分の中でA子ちゃんに対する固定観念を持ちたくなかったということもあります。

先生も話をするときに名前を出されることはありませんでした。

いつでもパパとママが全力で味方になるということを伝えるようにした

ざくろ
嫌なことがあったら相手にまず伝えなさい。そして相手がわかってくれないなら先生に相談しなさい。
それでも納得できなかったら、パパとママに相談しなさい。場合によっては、相手の子をめちゃくちゃ怒ってあげます。
と言いました。

基本的には当人同士、保育園内で解決してほしいですが、それでもだめならいつでもパパとママが力になる!と伝えていました。

されて嫌なことはしないと伝える

言われたり、されたりして嫌なことを自分はしないようにしようねと伝えました。

意地悪されたことや、相手の名前を他のママさんたちには言わない

時々、ママ同士会うと「女の子は色々トラブルあるみたいね」などの話になるときはありますが、自分の子だって知らないうちに誰かを傷つけているかもしれないし、相手の子の悪口になってしまうこともあるので絶対に名前は出さないようにしました。

必要以上に干渉しない

夕食時にその日の話をしますが、「今日なにしたの?」とは聞きますが、私から「今日A子ちゃんに嫌なこと言われた?」とは聞きませんでした。

もちろん、長女から話をされれば真剣に聞きます。話もします。

でも敢えてA子ちゃんの名前を出して聞くことはしませんでした。

A子ちゃん=嫌な子となってほしくはなかったからです。

いつまでも嫌なことを引きずらないのが子どもの良い所、大人だけが引きずるのはよくないと思ったからです。

夫など自分以外の人の意見も聞くようにする

初めは自分一人で色々と悩んでいたのですが、ある時夫に相談をすると霧が晴れたようにやるべきことや、心の持ちようを変えることができました。

誰かに相談をするって大切です。

私が相談したあと、長女と夫がお風呂に入っている時にA子ちゃんの話になったそうです。

夫は自分の体験を話し、

きっとA子ちゃんは○○(長女)のことが大好きなんだと思うよ。でも、嫌だと思うことは、はっきりと伝えないと相手はわからないからね。嫌だと思ったことは、嫌だ!!とちゃんと伝えなさい
と言ったそうです(長女があとで教えてくれました)

‘いつものママとは違った人に話を聞いてもらった’ということは長女にとって、とてもよかったようです。

このあとくらいから、長女は少しずつA子ちゃんとの関係性をうまく保てるようになっていったようにも思います。

色々あったけれど、良い経験だと思えるように

まだまだ5歳の長女、これから小学校や中学校にあがったときに、こういうことが増えていくのだろうなと思います。

その時、‘いじめる側’にも‘いじめられる側’にもなってほしくありません。

夫は、今回の保育園での経験を「良い経験だ」と言いました。
かにそうかもしれません。

大人はついつい教科書通りの‘よい子’を子どもに押しつけようとしますが、意地悪をしたりケンカをしたりすることは人間の本能だし、そういった経験がなければ相手にやさしくすることや人の痛みがわからないままになってしまうと思います。

自分の子が意地悪された!となると、ついカッとなってしまいます。

私も、長女に泣かれたときは、表面上は冷静をつくろっていましたが、心の中は相手の子に腹が立って仕方ありませんでした。

それに、ある程度のところで状況が好転したからよかったですが、これ以上娘がひどいことを言われ続けたり、意地悪では済まされないようなことになったら、転園も考えようかと思っていました。

幸い、保育園の先生のご指導やA子ちゃんや長女の成長もあってひどい事態になることはありませんでした。

でもこの先、長女はもっと複雑で大きな人間関係のトラブルに出会っていくことになるでしょう。

その時に、今回のことが少しでもいい免疫になってくれればいいと思います。

そして、私自身にもとても良い免疫となりました。

そういった意味でも、A子ちゃんは娘と私を成長させてくれた大切なお友だちのひとりです。

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