【体験談】立会い出産をしてみた正直な感想。後悔?感動?夫の声とともに紹介!

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ChiKa

2歳と6歳の姉妹の母親をやっています。毎日姉妹に翻弄されていますが、ナイスなおかんを目指して日々頑張っております。趣味は人間観察ですが、その姿をよく知り合いに観察されています…ちょっとマヌケですが、宜しくお願いします。

ママテク(@mamateku)ライターのChiKaす。

出産…それはお腹のなかで大事に育んできた我が子とはじめて出会う感動の瞬間ですよね。

妊娠中は「理想のお産」を色々考えていた人もいるのではないでしょうか?

なかでも、パパである旦那さんとこの感動を分かち合うためにする「立会い出産」はとても人気が高いです。

我が子が産まれる瞬間を夫婦2人で迎えてあげるなんて、とてもステキなことですよね。

また、上のお子さんがいるお宅は

  • 上の子にも命の神秘を体験させてあげたい
  • めったに出来ない経験だから
という思いから家族全員での立会い出産を希望する人もいます。

私の周りでも家族全員での立会い出産を経験しているお宅は結構あります。
このように人気の立会い出産、色んなママさんたちが経験していることでしょう。

かくいう我が家も、娘2人とも夫の立会いのもとに出産しました。

しかし、実際の立会い出産ってどんな感じなのかということが気になりますよね。

実際に経験した人は立会い出産をしてよかったと思っているのか、パパはどう思っていたのかも気になるところです。

今回は立会い出産を検討している人のために、「立会い出産をしてみた私の正直な感想」について紹介していきたいと思います!

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立会い出産…実際はどんな感じだった?私の体験談と一緒にご紹介

先ほどもちょっと触れましたが、私は娘2人とも夫が立会いのもと出産をしました。

実際に立会い出産をするまでは、立会い出産への憧れがとても強かった私。

長女の出産前は

ChiKa
旦那と一緒に子供が産まれる感動を味わいたい!
産まれてくる赤ちゃんとのファーストコンタクトは家族3人で!
と夢いっぱいでした。

というのも、私より1年先に出産した友達が
立会い出産、最高!
スゴく感動しちゃって、旦那と2人で泣いた
と、立会い出産を大絶賛していて、「出産=立会い出産しかない」と思い込んでいたところがありました。

そんな「絶対に立会い出産しかない!」と思っていた私ですが、実際に立会い出産を経験することによって、その憧れは崩されていくのでした…

ここでは、2回の立会い出産の体験談とともに、私の正直な感想をお伝えしていきたいと思います。

【長女の場合】夢いっぱいの立会い出産!しかし現実は…

長女の出産は「絶対に立会い出産がいい」と思っていた私。

夫にも

ChiKa
出産は立会い出産するから、仕事の都合をつけておいてね
と無理なお願いをしていたものです。

しかし、出産予定日に向けて仕事を調整してもらっていたのに予定日を超過してしまい、予定日から1週間過ぎた日に陣痛促進剤を使って出産をすることになりました。

予定外のことはありましたが、陣痛促進剤を使っての出産になったのである程度どの日に産まれるかということがしぼれたので、夫も仕事の段取りや心の準備をしやすかったようです。

初産婦だったので、陣痛促進剤を使ってもその日のうちには産まれないだろうから、

入院2日目に出産になると思っておいていいでしょう
と医師から言われていました。

そして入院し、陣痛促進剤の投与を開始。

すると、なんと投与から3時間後には激しい痛みが…
陣痛の間隔が3分になっていました…。

ChiKa
今日中には産まれないんじゃなかったの?!
と完全に油断していました。

心の準備もまだの状態で、分娩室へ…「今日は産まれない」と思って仕事に行ってた夫も大慌てで分娩室に入ってきました。

その時点で子宮口は9センチ(出産まであと1センチ)でした。夫も想定外の事態にパニックです(笑)

入院前に夫と2人で立会い出産のときのシミュレーションをしていたのですが、そのとき打ち合わせた夫の役割は

  • ペットボトルの水を持って、飲ませる
  • 痛みがツラいときは、しっかりと手を握る
  • うちわであおぐ(出産の日は真夏でした)
の3つでした。

その役割をまっとうすべく、まず夫はうちわとタオルを取り出して、暑さと激痛で汗まみれになっている私をあおいでくれました。

しかし!痛みのほかにも気持ち悪さがあったので、中途半端なうちわの風がとても不快に感じてしまい「ちょっと!うちわやめて!」とキレ気味に夫に言ってしまいました…

また、流れる汗を拭いてくれようとしたのですが、痛みに耐えているときに人に触られるのがとてもイヤで、コレも全力で拒否した覚えがあります。

ChiKa
しょぼんとしていた夫の姿は今でも覚えています。可哀そうなことをしました。

そして更に痛みが増してきて、何かに掴まらないとツラくなってきました。「痛みがツラいときは、しっかりと手を握る」の出番です。

しかし…ベットの横についているバーが私にとってはちょうどよく、夫の手を握ることはありませんでした(^^;

また、長らく痛みに耐えていると、どうしても喉が渇いてきてしまいます。

こんなときのために、寝そべりながらお水が飲めるストローキャップを付けたペットボトルをスタンバイして夫に渡していました。

「喉乾いた…お水ちょうだい!」と夫にいうと…なんと夫、用意したペットボトルの水を全部飲んでしまっていました(汗)

真夏の昼間に会社から病院まで急いで来てくれたこと、夫も初めての出産で緊張していたこと、色んな要素を考えて納得しようとしましたが…

「ちょっと!なんでアンタが飲んでるの!?」と怒鳴ってしまいました。

こうして夫にあたっているあいだにもお産は進んでいって、ようやく長女を出産。

出産するとこれまでの陣痛がウソのようになくなり、ようやく落ち着くことができました。

私は正直、長女が産まれた喜びよりも「ラクになれた」ということで頭がいっぱいでした。

産まれたての長女をカンガルーケアしても、感動というより放心状態でした…

夫は

産まれた~!
産まれた瞬間、オレと目が合った!!
と大興奮しながら私と長女の2ショットを写真におさめていました。

そんな夫の姿を見ていると、陣痛ピーク時の夫へのイライラは自然と収まってきました。

その後、夫に「立会い出産、ありがとう。どうだった?」と感想を聞くと

血がめっちゃ出てた
(私の)目が死んでた
理不尽に怒られた
など感動とは程遠い感想を言っており、「次はないな」と強く感じたのでした(笑)

【次女の場合】予定外の立会い出産!

長女の立ち合い出産がさんざんだったし、出産中に長女が1人にならないように面倒を夫が見る必要があった(このころ、母が仕事を始めていたのであまりアテにはできない状態でした)ので、次女のお産は立会い出産はしないことに決めていました。

希望すれば長女も一緒に立会い出産をすることは出来たのですが、出産中は私はもちろん、夫も余裕がなくなるので、家族で立会い出産は最初から視野には入れていませんでした。

私も夫も「立会い出産はしない」ということで納得していたので、出産後、母が仕事が終わって長女を見てくれている間に、夫が病院に来て次女と対面することにしていました。

そして出産予定日当日の夜に陣痛がきました。

2度目の出産だったのでわりと落ち着いており、病院に連絡をしてスムーズに入院まですることができました。

経産婦だしお産の進みも早いかも…と思っていましたが、なかなかお産は進まず…結局そのまま朝を迎えました。

夜中の陣痛が来たタイミングで実家の母にも連絡を入れていたせいか、朝に

今日は仕事を休んだから長女ちゃんを見てあげるよ!だから、旦那さんにも出産立ち会ってもらえるよ!
との連絡が来ました。

「今回は立会い出産をしないことにしているから」と言っても、母は仕事をしている自分に遠慮しているものだと思っていたようで

いいから、いいから!上の子も立ち会ったんだし、今回もそうしてあげな!
と言って聞きません…

結局、私と夫は実母の押しに負けて、夫は私が入院している病院へ。

今さら会社行くのもな…オレ、どうしよう?
と苦笑いするので
ChiKa
私が分娩室に入ったら廊下で待ってて
と言いました。

そして数時間後、お産が進んでいよいよ分娩室へ向かうことになりました。助産師さんが

分娩室に移動するから、どうぞご主人もご一緒に!
と夫に言いました。

夫は「いや、オレは廊下で…」とアワアワしていましたが「いいから!いいから!」と助産師さんに分娩室へ連れ込まれていました(笑)

最初に「今回は、夫は長女のそばにいないといけないので立会い出産はしません」と言っていたのに…多分「都合がついて来られたのだな」と判断されたのでしょう。

陣痛がツラすぎていちいち説明する気力や余裕がなかったので、私も「もう立会い出産でもいいか…」と諦めました。

分娩室では、「大丈夫?」などの言葉をかけてくれるだけでした。
長女のときの経験上、「自分から何もしないほうがいい」と悟っていたのでしょう。

助産師さんが「ママの手を握ってあげて?」と夫に言っていましたが、やんわりと断っていました。

助産師さんには「冷たいパパ」と思われたかもしれませんが、私たち夫婦のなかではそれが「正解」でした(笑)

陣痛があるときに人に触られるのがとてもイヤだからです。

ですが、今回はとても助けられたと感じたことがありました。

それは「陣痛中のトイレ」のときでした。

陣痛中に何回もトイレに行きたくなったのですが、その際はつまずかないようにしっかりと支えていてくれました。

長女のときはトイレに行きたくなるヒマもなく出産でしたので、今回は夫の存在がありがたかったです。

そしてついに次女を出産!元気に産まれてきてくれました。

夫は助産師さんが次女の処置をしているところを見に行き、産まれたての次女の写真を撮っていました。

私は達成感と疲れからボーッとしていたので、またしても「産まれた感動」を夫と共有することはできませんでした。

しかし、産まれたての次女に

お姉ちゃん(長女)が待っているから、早く一緒におうちに行こうね
キミもサルみたいだね、お姉ちゃんもそうだったよ
と優しく語りかけていました。

長女の立会い出産のときは「血が…」「怒られた…」なんてことばっかり言ってたのに、2回目ともなると父性が溢れているように見えました。

長女と触れ合ってきたことによって父親的に成長しているようでした。

立会い出産、夫の正直な感想を紹介!

ここまでは、私の2回の立会い出産の体験談をご紹介させていただきました。

この経験から、夫に立会い出産についての正直な感想を聞いてみると次のようなことを言っていました。

  • 嫁が怖すぎる
  • 自分の無力感がスゴイ
  • 打ち合わせなんて無意味

「嫁が怖すぎる」というのは、痛みで我を失っていた私が悪いですよね…

陣痛中はホントに余裕がなくなっていて自分でも驚きました。

人によっては旦那さんがそばにいることによって勇気づけられたり、頑張ろうという気持ちが強くなることもあると思いますが、私はそういうタイプではなかったようです…(笑)

「自分の無力感がスゴイ」「打ち合わせなんて無意味」というのは、長女のときの事前のシミュレーションが全く役に立たなかったことに感じているようです。

「出産のときはこうしようね」とさんざん話し合っていたのに、実際にその時になるとお互い余裕がなくなってしまいました。

我が家はたまたまパニックになりやすい夫婦だったのでハチャメチャになりましたが、冷静なご夫婦なら何とかなるかも…?

そのため、2回目の立会い出産は「余計なことはしない」ということを意識していたようです。

そもそも「2回目はない」と思っていたので、何をしていいのかわからない状態でもあったそうですが。

こんな意見を聞いていると「立ち会い出産、いいことなかったんだね…」と思うかもしれませんが、立会い出産をした喜びを感じているところもあったようで次のようなことも言っていました。

  • 産まれたての我が子を見られるのは、本当に感動する
  • 嫁よりもオレの方が先に娘と目が合った
  • 2回目(次女の立会い出産)は予定外だったけど、我が子を迎えるんだという気持ちが持てた。ちょっと感動した

やはり、子供が産まれた瞬間というのは立会い出産の醍醐味ですよね。

夫は今でも娘たちに

お前たちが産まれるのを一番に見たのはオレだ
と言っています。何だかんだで嬉しかったようですよ。

長女の立会い出産して間もなくは、立ち会ったことを後悔しているような感じはありましたが、時間が経って子供が成長するにつれて「いい思い出」になっているようです。

そして2回目の立会い出産は「子供が産まれる」「2児の父になる」ということをしっかりと実感することができたようです。

1回目の経験があったからこそのこの実感ですよね。

長女と触れ合うことによって父性が芽生え、その状態で次女の立会い出産というのは夫にとってはよかったのかもしれません。

ちなみに夫は長女が産まれる前に、立会い出産を経験した同僚から感想を聞いたらしいのですが、

  • いつもは穏やかで大人しい妻が出産のときは髪の毛を振り乱していて、新しい一面を見た
  • 血がたくさん出ていて気分が悪くなった
  • (家族全員で立会い出産して)子供がママが痛がったり、取り乱したりする姿を見て不安定になったのか、夜泣きやおねしょが復活した…
などのネガティブな感想を聞いていたので、少しイヤだなと思っていたそうです。

しかし、立会い出産をするんだと意気込んでいる私に「したくない」と言えなかったとのこと…(汗)

私に気遣って、夫なりに合わせてくれていたんだなぁと思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

我が家の立会い出産は、総合すると「やってよかった」が4割、「やらなくてもよかった」が6割といったところでした。

今となってはいい思い出になっているので半々くらいでもいいかなと思ったのですが、立会い出産への憧れや理想の高さからの振り幅を考えた結果、この割合になりました。

我が家の場合は勝手に立会い出産に幻想を抱きすぎた私が悪いのですが、それぞれの夫婦によって「立会い出産が合う、合わない」はあると思います。

その後、ほかの友達から立会い出産をしたという話しを聞いても「感動した、やってよかった」という人もいれば「旦那にツラくあたっちゃった。しばらくちょっと険悪になった」という人も。

前者の友達は「立会い出産が合う夫婦」で、後者の友達は「立会い出産が合わない夫婦」だったのだなと思います。

今、立会い出産をしようかどうか悩んでいるのであれば、よく夫婦で話し合ってどうするか決めるようにしましょうね。

旦那さんが立会い出産についてどう思っているのかを知っておくのはとても大切です。

もし立会い出産をしないことになっても、夫婦で子供が産まれた喜びはお産が終わったあとでも分かち合えるし、家族の絆は何1つ変わることはありません。

ですが、人生のうちにそう何度もあるわけではないので1度くらいは経験してもいいかもしれませんね!

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