【体験談】育児のイライラは発散するのではなく回避しよう!イライラしないために実践してみて効果があったことをシェアします!

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あおい

2016年冬に男の子を緊急帝王切開で出産。現在、フリーランスで仕事をしているシングルマザーです。仕事との両立やひとり親育児について、リアルに実体験から伝えられる事を発信していきます!

ママテク(@mamateku)ライターのあおいです。

あおい
あ~、もうダメって言ってるでしょ
ちょっと待ってってば!

ハイハイや立っちをし始めた頃から、自宅で育児をしているとイライラする事が増えるようになった私。

危ない事をしようとしたり、自分がやらないといけない事が終わらせられなかったり…。

一人息子の育児にいつもイライラしてしまい、どんどん余裕が無くなっていく自分がいました。

そうすると育児のストレスを他で解消しようと、自分の趣味の時間を設けたり、手抜きの家事をしてみたり。

もちろんそれで少しは解消されるけれど、また次の日になればイライラしてしまうということの繰り返し。

「育児ってこういうものなんだろうな」と多少割り切って考えてはいたものの、どうすればもっと毎日子どもにイライラしないで済むのかを真剣に考えるようになりました。

なぜ自分はこんなにもイライラするのだろう…
子どもが言うことを聞いてくれないから?
すぐに危ないことをしようとするから?
子どもに対してすぐにムッとしてしまうのなら、原因を潰して先にイライラしないよう先回りしてやろう!

と考えていくうちに、実は自分がイライラの原因を作り出しているのだということに気づきました。

イライラの大半は、実は子どもが悪い訳ではありません。
「子供が活発だから、言うことを聞かないから」という訳では無いんです!

ただ、ママが一概に悪いという訳でもありませんが、先にイライラの原因を無くすことは十分にできます。

今回は私が育児のイライラを無くすために実践してきたこと、実践してみて効果があったことをピックアップし、育児にイライラしない環境づくりや考え方についてお話していこうと思います。

いかにストレスを解消するか、という事も大切ですが、まずはイライラしてしまう原因を作り出してしまう根本的なところを解決していきましょう!

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「取っちゃダメ!」と注意する機会を徹底して無くす

あ~!それは遊んじゃだめ!

子どもは大人のものに興味津々!
いつも色んなものを触りたくなり、おもちゃでは無いものをおもちゃにしてしまおうとします。

その度に注意する羽目になり、「ダメって言ってるでしょ?」とまたイライラ…。

特にスマートフォンに関しては、見つける度に触って遊ぼうとして、パスワードのロックがかかってしまう事なんかも。

まず、赤ちゃんはおもちゃとそうでないものの区別はほとんどついていません。

そもそも、手の届くところに自分が置いてしまっているのがダメなんだと気づきました。

それからスマホは必ずバッグの中に入れる、ペンやコップなどの危ないものも机に出しっぱなしにしないよう心がけるように。

子どもが自分でダイニングテーブルの椅子に登るようになってからは、テーブルにも物を置く事もなくなり、思い切って断捨離したりもしました。

まず、物を減らすということが大切です。
リビングに常に置いておかないといけないものって、よく考えてみると実はそんなに無いんですよね。

まずは触られてイライラするもの、危ないものはそもそも目の届くところに置かない。

ただそれだけでイライラの原因を無くしていくきっかけになりました。

「どんどん食べこぼしてOK」という状態で食べさせる

ご飯を自分で食べられるようになってからは、食べこぼしや飲みこぼし、遊び食べや集中力が続かない時には、床にご飯粒がすごい事に…。

テーブルの上ももちろん、赤ちゃん一人にご飯を食べさせるだけで、その周辺はすごい状態なります(笑)

あおい
どうやったらキレイに食べられるようになるんだろう…
と考えながら、スプーンの使い方や食べ方を教えていましたが、今考えると1,2歳の赤ちゃんが上手にこぼさず食べられる事はまずありません。

食事エプロンをしていたとしても、そこから落ちてズボンや靴下、床やテーブルは必ず汚れてしまいます。

その度にテーブルを拭いて、床に落ちたものを拾って拭いて、子どもを着替えさせて…と、毎回のごとく大掃除。

「はぁ~」とため息をつきながらイライラが蓄積されているのがわかりました(笑)

あおい
ちょっと大きくなったら食べこぼしも減るかな?
なんて考えていたのですが、もちろん2歳になってもほとんど変わりません。

そこで私は、「どうぞたくさん食べこぼしてください!」という環境で食べさせる事にしました。

食事エプロンもポケットが必ずついたものから、腕まですっぽり入るスモック型のエプロンに。

テーブルには水で洗い流せるランチョンマットを置き、床はカーペットでは無くサッと拭ける撥水のフローリングマットに変更しました。

それからはいちいち着替える事も無く、洗濯物も増えませんし、エプロンやランチョンマットを水洗いするだけ。

たったそれだけですが、随分と食事中にイライラする事は減っていきました。

子どもは年齢を重ねれば、スプーンやお箸も上手になり、食べこぼしは徐々に減っていきます。

けれど、まだ上手に食べられないのに、こぼす度にイライラしてしまうのはダメだと感じました。

子どもにとっても、食事中にママに毎回イライラされたらたまったもんじゃありません(笑)

ご飯は美味しくて楽しいもの、という教育の為にも、まずは食べこぼす前提の環境で食事させてみてくださいね!

中断されて嫌な事は先にしてしまう

まず、人がイライラする時に多いのが、自分が集中しているところを中断させられる事です。

例えば仕事中に集中して考えながら作業をしているのに、「すみません、これ教えてください」と新人さんがやってきたり、「コーヒーを淹れてくれ」と上司が言ってきた場合。

あ~、ちょっと待って、ここまで終わらせたいのに…!
というようなイライラってありますよね。

なんでこのタイミング?どうして今しなきゃいけないの?と、誰でも何かを中断されてイライラする事はあるはずです。

実は育児ではこういった場面がとっても多く、ご飯を作っていたらグズグズするし、トイレに入っていても追いかけてくるし。

子どもにとって「待って」という大人の都合は通用しないので、どんなに作業に集中していようが、今中断して子どもを優先させないといけないですよね。

特に料理をしている時なんかは、「あれをして、これをして…」と頭の中で段取りを決めて、同時進行で色んな事をやっています。

そんな時に「ママ!」と子どもがやってきては、火を止めたり野菜を切っているのを中断したり。

頭で考えている事を途中で中断させられると、イライラする原因になってしまいます。

ここで「ママ、今ご飯してるでしょ?」とイライラするのは実は大人の都合。

そのくらい理解できる子になってくれ~!と思うかもしれませんが、特に1,2歳の子にとっては「今すぐにしてほしい」と言い要求を満たしてあげないといけません。

もしここで「今は無理でしょ」としつけの一環だと考え相手にしないでいると、子どもの成長にとって実はよくない事なんですね。

「ママは自分を大切にしてくれない」という考えを持った子に育ってしまいます。

いくら時短調理をしていても、いくら便利食材を使って手抜きをしたとしても、やはり中断されると結局はイライラの原因に。

なので、私は1日自宅で子どもを見る際は、お昼寝している間に夕飯まで作ってしまいます。

時間がある時は次の日の夕飯の下ごしらえまでしちゃう時も(煮物やお弁当のおかず作りなど)

最悪お皿に盛った状態で冷蔵庫に入れておき、あとは夜にチンして出すだけ。

あおい
お昼寝している間くらいゆっくりしたい…
という気持ちもありましたが、それは子どもが夜寝た後にしようと決めました。

その方が実際にレトルトやお惣菜を買って手抜きする機会も減りましたし、健康や節約にも繋がったんです。

そうやって浮いたお金をちょっとしたご褒美や貯金に回す方が、お昼寝の時間にスマホをだらだら触ったりしてゆっくりするよりも、よっぽどストレスを溜めずに済みます。

空いた自分の時間にこそ、あえて家事を先回りしてやってみてください。

そうすれば、散らかった部屋で一日過ごしたり、「あぁ~、晩御飯何しようか」と手抜きしたくなる気持ちを抑える事ができます。

私はこれを「家事貯金」と名付けて、どんどん先回りする癖をつけているので、随分と子どもと遊んだり向き合う余裕が出てきました。

しかし、フルタイマーのママにとってはこうもいかない場合もあるはず。

子どもの保育園のお迎えをして、帰ったらバタバタと料理をして…と言う事もあるかもしれません。

そういった場合はやはり時短できる調理法や、休みの日にまとめて下ごしらえするなど、台所に立つ時間を減らすように色んな工夫をしてみてくださいね!

外出する時は、朝早くから出かけてしまう

子どもがある程度大きくなってきて、活発に動き回るようになってからは、休日は児童館や公園など、子どもの遊び場に連れて行く機会がどんどん増えてきました。

そういう遊び場に行った際に困るのが、子どもの数が多すぎたり、大きな子の真似をしてヒヤッとする機会が多い事です。

まず、ほとんどの家庭は午前中はゆっくり起きて、ご飯を食べてお昼寝をさせてから外に遊びに連れて行く場合が多いですよね。

私がよく行く遊び場も、大体2時以降くらいからが遊んでいる子どもの数もピークです。

始めは私もお昼寝をさせてから必ず外出していたのですが、どこへ行っても人は多いし、おもちゃの取り合いや本人が遊びたいもので遊べなかったり…。

せっかくお出かけしているのに、子どもがグズる事も増え、自分も人の多さでぐったり。休みの度になんだか疲れてしまっている自分がいました。

もちろんたくさんの子がいる中でおもちゃを譲り合ったり、一緒に遊ぶ機会も必要です。

ですが、あまりにも人が多くてごちゃごちゃしているところへ、わざわざ出かける必要も無いですよね。

それから私は土日にそういう場所へ行く際は、必ず朝一で行くようにしました。

朝一番に行くと、好きなおもちゃや遊具で遊べるのはもちろん、思いっきり走ったり体を動かす事もできます。

また、午前中に体を動かすのは小さい子どもの発育にいいという事も知り、なるべく午前中にお出かけするようになったんです。

朝から思いっきり遊んだ息子は、お昼寝するとぐっすり!休みの日に家ではなかなかお昼寝してくれず、外出する時間がどんどんずれ込んでいたのも解消されました。

最近のパターンだと、朝9時くらいから遊びに出かけ、人も増える11時くらいには退散!

11時頃から開くお店などでゆっくりランチをして、家に帰ったらお昼寝です。

もちろん平日仕事もしているので、休日に朝から行動するのもきつい時がありますが、自分も疲れていたら一緒にお昼寝もしています。

子どもがたくさんいるところでグズグズ言い出してイライラするよりも、子どもが思いっきり遊べる時間帯に外出するのはおすすめ。

午後からは家でゆっくりできますし、子どもの成長にとってもとてもいい事ですよ!

自己コントロール力を身につけてイライラしない自分に!

  • 子どもがいう事を聞かないから
  • ストレスが溜まってイライラしていたから…
そういう理由で衝動を抑えられないでいると、些細な事でも子どもに強く怒ってしまったり、無駄遣いなど簡単な誘惑に負けてしまいます。

すると待っているのは自己嫌悪。

子どもがスヤスヤと寝ている寝顔を見ては、

今日はあんなに怒らなくてよかったのにね、ごめんね
私はママ失格だね
と育児にも自身が無くなっていってしまいます。

本当は子どもに余裕のあるしつけや、子どもの事を考えて貯金もしないといけないのに。

理想のママ像とかけ離れていく自分に嫌気がさし、そんな自分にもイライラする事になってしまいます。

そういう場合に必要なのが、「自己コントロール力」

必要な事は余裕を持ってやる・不必要な事はやらないなど、自分をコントロールする力が必要になってきます。

誘惑に負けず「やる力」を身につける

先ほど述べた通り、本当はゆっくりしたいお昼寝の時間を夕食の準備に回す、というのも誘惑に負けない自分がいないと成り立ちません。

また、休日に朝だらだらしたくなる衝動を抑えて、子どもを朝早くからお出かけに連れて行くのも、ママが誘惑に負けない力が必要です。

これはまさに「やる力」

誘惑に負けずに行動をちゃんと起こす力が、ママにはとても大切になってきます。

誘惑に負けず「やらない力」を身につける

さらに、自己コントロール力で必要になってくるのが、「やらない力」も大事。

無駄にだらだらとSNSを長時間見ない、気の合わないママ友とのランチを断る、ネットショップでついセール品を買わないなど。

また、子どもにガミガミ怒らない、自分は楽でも長時間テレビを見させない。

これも全て、自分をコントロールして無駄だと思う事を「やらない力」が必要です。

自分をしっかりとコントロールする事ができれば、子どもに感情的に怒らずにしつけをしたり、子どもの事を優先してちゃんと行動できるママになれるはず。

その一瞬の誘惑に毎回負けてしまうと、自己嫌悪になって毎日イライラしてしまう自分がいます。

もし毎回誘惑に負けてガミガミうるさく怒るママになってしまうと、子どもは逆にいう事を聞きません。

そんな自分もきっと好きになれないはず!どうして子どもは言う事を聞かないのだろう?とずっと悩み続ける事になってしまいます。

一瞬の繰り返しが、今度は子どもの一生にかかってくるんですね。

まずはこのイライラは自分の都合でイライラしているのか、「子どもがこうしたからつい…」という、衝動的な感情なのかというのを理解していきましょう。

始めはとってもハードルが高く感じます。

家事を効率的にこなし、朝から休日もお出かけに連れていくというのは思っている以上に大変です。

また、感情的に怒らずに、自分をコントロールするのも難しいでしょう。

しかし、人は必ず「習慣化」してしまえば案外楽なもの。当たり前になってしまえばそこまで嫌なものでもありません。

私も初めは

あおい
どうしてこんなに育児って我慢ばかりなんだろう
と考えていました。

けれど、スーパーで無駄にお菓子を買っていたのも、だらだらとSNSを眺めていたものも、当たり前だったのを「やらない」と決めて行動するようになって、しばらく経つと今度は「やらない事が当たり前」になっていたのです。

休日朝から出かけるのも、「ママは休みの日くらい朝はゆっくりしたいのに」という誘惑に負けず、子どもと早起きして出かける事が当たり前になると、「休日は朝から動いた方が効率的!来週はどこがいいかな?」と習慣化することができました。

『無駄な事はせず、やるべき事をやる力』

それが身につくと、どんどん自分が好きになり、自分が好きだと子どもも好きで優しくなれる自分がいます。

子どもを好きになろう!子どもを言う事の聞くいい子に育てよう!と、子どもを変えようと努力するのではなく、まずは自分を変えてみるように努力してみるのが最優先です。

子どもと向き合うのも大切。でもまずは自分とイライラと向き合って!

まずは自分と向き合い、どう行動すればイライラを先回りして回避できるのか、と言う事を考えてみるといいかもしれませんね。

今は色んな情報がありすぎて、周りがどういう育児をしているのか、またどういった家事や育児をすればストレスが減らせるのかという情報が溢れています。

けれど、結局向き合わなければいけないのは自分。

試練がたくさん多い育児ですが、怒らないで済む環境づくりやイライラしない自分になってしまえば、ストレスを解消する方法を頑張って探さなくてもいいですよね。

育児ノイローゼで自己嫌悪で悩んだ私も、自分としっかり向き合う事でここまで立ち直ることができました。

また、環境をちょっと変える工夫をするだけでも、その一瞬はめんどくさく感じるかもしれませんが、後の自分はイライラせず育児を楽に感じることができます。

「毎日の育児ストレス発散をどうしようか?」と、解消したり発散するのではなく、イライラする原因を先に回避してみてくださいね♪

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