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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
我が家で今空前のブームが起こっています。娘はもうそれに夢中。
私が準備を始めると、ドタバタと家じゅうを走り回り、手を洗い、踏み台を持ってきて、隣でスタンバイ。
何がブームなのかというと…それは、お料理のお手伝いです。
親としてみては、「お手伝い」がない方が仕事が早く終わるのですが、
最近は段取りまで覚えてきて、最初はお米、次はサラダ…と、手を付ける順番まで覚えてきている。その成長にはとても驚きます。
今日は、我が家の子どもとのお料理体験についてご紹介したいと思います。
パッと読むための目次
料理の第一歩 手を洗うこと
お料理の基本の「き」、それは手を洗うことですよね。我が家でもそれは絶対です。
最初のうちは「お手伝いしたい!」と騒ぐ子どもに、「手を洗わなきゃお手伝いさせない…」と言い続けること半年くらい。
今では手を洗ってから「お手伝いしてあげる!」と駆け寄ってきます。
我が家が重宝しているのは、キッチン用のハンドソープ。
お料理しているとお肉やお魚を触ることもあって、子どもの手はあっという間にべたべたに…。
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最近では大腸菌などから引き起こされる食中毒なども多いですから、子どもの手に病原菌がつくこともなるべく避けたいところ。
手洗いだけではなく、殺菌もしてくれるようなものを探していて見つけたのが薬用のキッチンハンドソープです。
最初は大人用だと少し刺激が強いかな~?と思っていたものの、今のところ、我が家の娘に関しては特に問題なく使えています。
すっきりとした匂いなのも、お料理中にはお料理の匂いを邪魔することなくお薦めです。
泡で出てくるのも子どもにはふわふわとしていて楽しいらしく、楽しく手洗いをしています。
子ども用のエプロンは必須!
最初は本当に簡単なこと以外はさせていなかったのですが、子どもの出来ることが増えていくにあたって、あれもやりたい、これもやりたい、子どものやりたいことも増えてきました。
そして、そのやりたい!と比例して気になり始めたのが服の汚れです。
最初の簡単なお手伝いの時には、全く汚れなかった服が、お肉を混ぜたり、粉をふるったりすることを手伝ううちにどんどん汚れるようになりました。
最初は保育園で使っている食事用のエプロンを使っていましたが、ある日出かけた先で子ども用エプロンを見つけて購入。
いざ、使ってみると、子どもとのお料理にあたっては、エプロンは絶対必要なものなのだなぁと実感しました。
うちの娘が2歳くらいの時に使っていたのは、腕も隠れる長袖タイプのもの。
夏場は半そでなので良いのですが、冬場は袖汚れがとても気になっていました。
袖をまくってもどうしても袖が落ちてきて汚れてしまう。長袖タイプのものは、そのストレスがなくなるのでとても便利でした。
そして子どもが大きくなってきてからは普通のものに変えました。
仕事を終えて食事の準備をする時間はとても忙しい時間なので、そんな忙しいときに手を煩わせられないように、子どもが自分で着られるマジックテープやゴムのもの、頭からすっぽりかぶれるようなものがお薦めです。
うちの娘も紐のものも持っていますが、まだ3歳で身長もそれほど高くないため、紐を引きずりながら歩いていると少し危ない気もします。
体に合ったものをその都度用意すると良いと思います。
また、エプロンは2~3枚あると、お料理だけではなく絵具でお絵描きしたり粘土で遊ぶときなどにも使えるので便利です。
ちなみに我が家では毎日違うものを使わせて、その都度洗っています。
それくらい、子どもとのお料理はエプロンが汚れます。
子どもにどんな料理のお手伝いさせてる?
2歳児の頃からお料理をさせているというと、「危なくない?」と聞かれることも良くあります。
確かに、普段のいたずら真っ盛りの娘を見ていると、これは危ないかなぁ…と躊躇したくなることもあるのですが、我が家は基本的に揚げ物以外は全部、やりたがればやらせています。
3歳の娘に毎日やらせていることは主に下記のことです。
- お米とぎ
やらせようとしたこともありますが、まだきちんと測ることは出来ないようです。お米を測るのは私の仕事、洗うのは娘の仕事です。
水を入れて炊飯器にセットしたら、スイッチを押してもらいます。 - サラダ作り
レタスをちぎる、トマトのヘタを取る、キュウリを切ることはやらせています。ゆで卵などを入れることがあれば、ゆで卵の皮をむくことも娘の仕事です。 - お味噌汁作り
お水を鍋にいれ、出汁を入れ、お野菜を入れてお味噌を入れるところまで一取りやらせています。
包丁を使う、火を使うことは最初のうちは怖くて無理と思っていましたが、3歳になる少し前からやらせるようにしました。
もちろん、絶対に目は離せないですが、一度火傷まではいかないものの熱いものを触ってしまったことがあり、また、ちょっと手を切ってしまったこともあって、それからは本人も気を付けるようになっています。
火傷やケガなどの痛みは親としては出来るだけ避けたいところですが、自分で経験するとその後それを避ける為に気を付けるようにもなります。
これは危ないものだ…と自ら学んでいくのだなぁと、ケガの功名というか、痛みを持ってそれを回避する方法を子供ながらに学んでいることが新たな発見でした。
その他、娘に頼んでいることは、野菜のヘタや筋を取ることや、お魚やお肉に下味をつけること、お団子を作ったり、揚げ物の衣をつけることなどです。
出来れば汚れることはなるべくやりたがらないで欲しいのですが、私がやっているとやりたくなるのが娘。これもやむをえないことかなぁと思っています。
子供とお料理に大活躍!おすすめ料理グッズ
子どもとの料理でこれがあると便利というものをご紹介します。
子ども包丁
この包丁を使う前は、安全面を重視した切れない包丁を使っていました。
しかし、切れない包丁で料理を教えるのは非効率的であることに気が付きました。
包丁の持ち方、切り方を教えなければ料理の意味ってあまりないように思うのです。
この包丁は、切れます。娘も手を切った事も有ります。
しかし、切れるもの、危険なものを使うという意識が沸いたようで、3歳児なりに使い方に気を付けるようにもなったので、かえってそれでよかったと思っています。
1度小さなケガはしましたが、その後は親が隣でよく見てあげる事でケガすることもなく使えています。
シリコントング
こちらは子ども用というわけではないのですが、娘が好んで使っています。
まだ菜箸を使えないですし、子ども用の矯正箸はたいていがプラスチック。お料理に使うことはできません。なので、トングがあると便利です。
シリコンだとフライパンなども傷つきにくいですし、子どもでも挟むだけなのでお肉やお魚をひっくり返す事に使えます。
お料理の盛り付けをしていてもフライ返しなどよりも落としづらいこともあって、とても使いやすいです。
子ども用ピーラー
人参や大根の皮をむいてもらう事がよくある為、ピーラーを探しました。
こちらのものは子どもが握りやすい形になっているので、今まで特にケガをすることもなく、普通に使えています。
野菜の抜型
クッキー生地などの柔らかいものを型抜きする際にはステンレスのものでもいいのですが、3歳児にとって、野菜の型抜きは結構な力がいるようで、手をケガしないように購入したのがグリップキャップのついている抜型です。
とは言っても、それでもまだ固いと感じる事があるようなので、野菜の型抜きを頼むときはレンジでチンして少し柔らかくしてからお願いしています。
砂時計
なくても別にいいのですが、あると料理が楽しくなるのが砂時計です。
卵をゆでるとき、野菜を湯がくとき、砂が下に落ちたら教えてね、と頼んでおくと楽しそうに教えてくれます。
そして何よりも、娘が砂時計とにらめっこしている間は、私が手の込んだことをやれるチャンス。
娘に砂時計を渡してタイムキーパーを頼んでおいて、その間に私は揚げ物やみじん切りなど、娘にやらせられないことをやっています。
ちょっと娘の視点をそらしたいときにはとても便利です。
料理をお手伝いさせるメリット・デメリット
我が家ではもう1年くらい娘との料理をしているわけですが、メリットとデメリットもご紹介したいと思います。
- 食育になっている気がする
食育というと難しいことにように聞こえるのですが、食べるものにとても興味を持つようになったと思います。例えば、料理を通して食材に興味を持つようになってから、娘と散歩をしていると、野菜の畑をよく観察するようになりました。
人参ってこう生えるんだ、枝豆がなっているね…娘が発見したことをどんどん報告してくれます。
お野菜が苦手なのですが、料理の途中の味見ならば食べてくれるようにもなって、少しずつ克服しているようにも思います。
- 料理をしてくれる人のことも考えるようになった
自分で料理をし始めてから、外で外食をするときにも「お料理作ってくれた」などと、「くれた」という言葉をよく使うようになっています。「お店の人が〇ちゃんのために作ってくれたから美味しいね」だとか、私が作った料理にしても「お母さんが作ってくれたお料理残しちゃった、悲しい?」だとか。
小さな変化かもしれないですが、言葉の使い方ひとつをとっても少しずつ変化していっているように思います。残すことへの罪悪感も沸いているようで、保育園でも苦手なものは最初から「少なめにしてください」とリクエストしているようです。
- 料理の段取りを覚えるようになった
まずお米を研いでお米を炊いてからサラダを作る、サラダを作って冷蔵庫で冷やしてからお肉や温かいものを作る、と、私がやっていた料理の段取りを少しずつ覚えていっていて、料理に使う機材などを順番通りに出してくれるようになったと思います。また、お買い物するときも、「今日はハンバーグだから玉ねぎとパン粉いるよね?」などと娘から聞いてきます。
普段から「今日はハンバーグを作るからひき肉と玉ねぎとパン粉と卵使うよ!」などと一々説明しているのですが、驚くほど記憶力が良いです。
- 親子の会話が増えている
普段は私が働いていて一緒の時間が少ないので、料理している間は一緒にたくさんのお話が出来ています。お料理をしている間テレビを見て待っていて!ということもできるのですが、親子の会話の量という観点からみるとお料理している間の方が会話量も多いと思います。
- 喜ばれると嬉しそうにする
自分が作った料理をパパが美味しそうに食べると、とっても嬉しそうです。赤ちゃんの頃は自分のためにみんなが動いてくれるのが当たり前でしたが、誰かのために何かをして、それを喜ばれるという経験が出来ている気がします。
これが娘の自信に繋がると良いなと思っています。
- 小さな成長に気づくようになった
2歳のしっちゃかめっちゃかの時から一緒に料理をしていると、これも出来るようになった、あれも出来るようになっている…と、小さな成長に気づくことが多いです。料理はほぼ毎日一緒に行っているため、そんな小さな成長に気づくことが私の自信にもなっています。
- 時間がすごくかかる
娘と料理をすると、一人で行うときよりも1.5倍くらいの時間がかかります。 - 疲れる
火を使うとき、包丁を使うとき、味付けするとき、いつも神経を張り詰めていなければいけません。また、こぼした、ばらまいた、と言ったアクシデントが非常に多いため、やることが増えます。非常に疲れます。
- 洗い物が増える
娘の使いやすい道具を選ぶため、洗い物が増えます。
使わなくてもいいと言っても本人に使いたい道具などがある為、使う調理器具の量が多くなります。調理台もとても汚れます。 - 喧嘩が増える
「これやっていい?」→「ダメ!」
「〇ちゃんもそれやりたい!」→「危ないからダメ!」
等々…娘との喧嘩が非常に増えます。時には大泣きし、それをなだめる作業が発生します。
- 料理の見た目
まだまだ3歳児です。うまくできるわけないのですが、料理の見た目はあまりいいとは言えません。
メリット、デメリット、両方ありますが、デメリットをよく考えるとたいていの理由は親にとってのデメリットのような気がします。
忙しい毎日の中で、時間との勝負の部分が非常に多いので、親としては楽な方法を選択したい気持ちがどうしても先に来ています。
しかし、時間の部分だけを取り除けば、割合楽しんでいる自分もいます。
また、今のうちから教えていけば将来独り立ちしたときに困らないかな…という淡い期待もあります。
まだまだ先の話ではありますが、将来娘が一人で生きていけるように、最低限出来ることがあるのだとすれば、今は多少大変でもやむを得ないかなと思います。
と、言いつつも…、出来ればお手伝いは週末だけにしてほしい気持ちも正直に言うとありますが(笑)やりたい気持ちがあるうちは仕方ないかなとも思っています。
食育に役立つおもちゃ・アプリ・絵本など
お料理が大好きな娘ですが、娘がお料理好きと聞いて、誕生日やクリスマスにプレゼントされたものがたくさんあります。
実際に親子で楽しんでいるアプリがあるのでご紹介します。
① おはしDEお魚パズル
お魚の食べ方を学べるパズルですが、我が家は食べ方だけではなくてお魚をおろすときにも活躍しています。
私が魚をさばいていると娘がこのおもちゃを持ってきて、真似をしています。
② ふわもちクックパン
こちらはパンが作れるクッキングトイです。付属の測りなどを使えば簡単にパンが作れます。3歳児にはまだ少し難しそうですが、一緒に作るととても喜びますし、出来上がったパンもとても美味しいです。
③ ラグリ
楽天が提供しているアプリ上で畑を管理するサービスです。
畑で野菜を育てて収穫するというゲームですが、実際の農家と連動していて、収穫した野菜が家に届きます。
野菜としては少し割高かなと思うのと、収穫まで時間がかかりますが、生産者の顔が見えることもあってお取り寄せと考えればそれほど高くもないかなと思います。
私がこのサービスを利用したきっかけは娘の野菜嫌いを何とかしたいという気持ちからで、一緒にアプリで畑の世話を楽しむことが目的だったのであまり費用的なことは気にせずゲームとして楽しんでいます。
アプリ上で一緒に育てた野菜を一緒に料理して食べるので、娘もとても嬉しそうです。
④ 絵本 きょうのごはん 作: 加藤 休ミ 出版社: 偕成社
表紙の絵からしてとても美味しそうで、娘も大好きな絵本です。
我が家では、この絵本通りの献立でお料理をすることが良くあります。
絵本と同じものを作って食べるということが娘にも新鮮なようで、この絵本を読んだ翌日にこのページのご飯にしよう?とリクエストされることが多いです。
まとめ
世界中の人の共通点は何か、というと、全員が「食べる」ことであるかと思います。
それくらい食生活は人の生活においてとっても大事なもの。
最初は食が細かった娘に少しでも食に興味を持ってほしいと思って始めた娘とのお料理ですが、今となってはもう最初に始めたころから1年以上たち、娘はお料理も食べることも大好きです。
皆さんも週末に、お子さんとのお料理の時間を持たれてはいかがでしょうか…?