「早期英語教育」の成功のカギは?実体験から学んだ英語育児のメリット・デメリット

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Meow-Meow

2017年春に女の子を出産。誘発分娩から緊急帝王切開になり、11日間にもわたる壮絶な入院生活を経験。一人目から実家に頼らず、夫婦二人三脚で育児奮闘中。インターネットの情報が頼りだった私の経験をふまえて、同じような境遇の方に向けて情報を発信していきたいと思います。

ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。

筆者は0歳からバイリンガル育児で育ちました。

日本語と英語というふたつの言語を話せると、できることの幅が広がり、人生も2倍豊かになります。

しかし、一歩間違えると発達の妨げとなってしまうリスクもあるのです。

また「早期英語教育」は、実はお金をかけたり難しく考えたりしなくても家でもできるのです。
英語が苦手なママでも大丈夫です。

英語を習得させるプロセスについて理解できれば、幼児期にやるべきことが自ずと分かってくると思います。

これは、筆者がわが子を英語教育した体験ではなく、筆者自身が教育を受けた側としてのお話です。

子ども時代から大人になった現在までに筆者が感じた「早期英語教育」の効果と、日本語との両立の仕方など、実際に苦労したデメリット部分についてもお話したいと思います。

バイリンガルとまではいかなくてもいいから、英語を習わせたいと思っているママさん。
英語に限らず、ドイツ語や中国語など、日本語以外の言語もわが子に身につけさせたいと少しでも考えているママさんに参考にしていただけたらと思います。

早期英語教育のカギ1:「どうして英語を習わせたいのか」を明確にする

近年、「わが子に英語を身につけさせたい」と思っている親は8割以上にも上り(PRESIDENT Family2013.4号より)、「早期英語教育」といわれる小学校に上がる前から英語を学ぶ子どもが増えています。

では、幼児期に英語教育を行っている親はどのくらいいるのでしょうか?

筆者の周りで、0~5歳の子を持つ友人たち10人に話を聞いてみると、「実際に英語教室に通わせている」のは一人だけで、あとは

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  • 習わせたいけど、どうしたらいいか分からない
  • 高いお金を払ってまでは…
という意見が多く聞かれました。

筆者も、まだ子どもは1歳ですが「お金をかけずに」「楽しく」英語を習わせたいと思っている親の一人です。

では、0歳~5歳の小学校入学前の子どもに英語を習わせるには、どうするのが一番いいのでしょうか?

その前に「どうして子どもに英語を習わせたいのか」について考えてみましょう。

  • 将来役に立つために
  • 学校で人気者になれるから
  • なんとなく、みんながやっているから。人気の習い事だから

などなど

どれも、英語教育を始めるのに十分な理由ですね。

なんとなくでもいいのです。
「英語を始めたい」と思うきっかけは何でもいいと思います。

早期英語教育のカギ2:「どこまでやるか」を決める

「どうして子どもに英語を習わせたいのか」が明確になれば、次は英語をどこまで上達すれば良しとするか、つまりママが思う「ゴール」を決めます。

  • 英語が好きになってくれればいい
  • 簡単な会話ができるようになればいい
  • きれいな発音を覚えさせたい
  • ビジネス英語が使えるようになってほしい
  • 大学の論文や就職で役立つように

など、ママが思っている「ここまでは」というラインはさまざまですよね。

「将来役に立つため」と一言では言っても、

  • 就職に有利になるように
  • 海外旅行に行けるように
  • 仕事で使えるように…
とママによって見ている未来は違います。

学校での英語の授業についていけるように、今から英語を好きになってもらおうと考えているママもいるでしょう。

学校で急に英語の授業をやらされても、理解できずに嫌いになってしまうこともあるので、早いうちから英語に親しんでおくのはとっても良いことだと感じます。

こんな例もあります。

  • パパの仕事の都合で、将来海外に住む予定。その時に困らないように英語を話せるようにしておきたい。
  • 子どもに家の仕事を継いでほしい。海外とのやり取りもあるので、ビジネスでも通用する英語を使えるようにしておきたい。

こんなケースだと、かなりバイリンガルに近いところまで英語を習得しておいた方がいいでしょう。

頭のやわらかい子どものうちから、日本語と並行して「早期英語教育」をさせる理由としても頷けますね。

逆に、このように将来的に必ず英語を必要とするわけではないケース(がほとんどだと思いますが)では、英語を覚えさせるよりも「英語に慣れさせる」という方が合っているのではないかと筆者は思います。

のちのち説明しますが、将来的なメリットよりデメリットの方が高くなってしまう場合もあるのです。

このように、「ゴール」によってベストな方法も変わります。

バイリンガルを目指すなら、しっかり教育できる方法で。
英語に抵抗をなくすことを目標にするなら、楽しめる方法で。

英語を身につけて、どう使うかはもちろん子ども自身が決めることですが、まずママが何を「ゴール」としているか考えてみてくださいね。

  • 英会話塾
  • 自宅で教材
  • イングリッシュスクール(英語が公用語の幼稚園)

など、早期英語教育の方法はいくつかあります。

ぼんやりとでも「ゴール」が浮かんだら、わが子に合った方法を探してみましょう。

幼児期の英語教育でいちばんやるべきことは?

幼児期健忘という落とし穴

みなさんは幼児期の記憶って、残っていますか?

しっかりとした記憶は残っていない、という人がほとんどだと思います。

これは、単に長い時間が経っているからというわけではありません。
いろんな国で長い間研究されて分かってきた、「幼児期健忘」と呼ばれている現象のためだそうです。

30歳の人が15年前のことを思い出してみると、遊びや学校生活などいろいろ思い出せると思いますが、20歳の人が15年前のことを思い出そうとしてもほとんど思い出せませんよね。

その理由は、子どもの頃は盛んに脳が形成されていく時期で、新しく新しく神経回路が作られていくそうなのですが、その過程で古い記憶は上書きされてしまうというわけだそうです。

つまり、せっかく幼児期に覚えた英語も、成長するにしたがってどんどん忘れていくと言えます。

事実、筆者は両親の仕事の都合で、小学校入学直前までを海外で過ごしていたため、英語ペラペラのバイリンガル少女だったのですが、今となってはまったく話せません。

下に詳しく書きますが、英語に接する機会がなくなった途端、驚くべきスピードで忘れていったのです。

幼児期の早期英語教育は無意味ではない

幼児期健忘があるなら、早期英語教育なんて意味がないじゃないか
と思うかもしれません。

しかし、幼児期から英語に親しむことは、大人になってからの英語教育ではできない、とても大きな意味もあるのです。

大人になってからでは身につけがたい能力…それは発音です。

私たちは普通に日本語を話しています。当たり前ですね。10歳の子どもでも話せます。

では、日本で暮らして10年目の外国人が話す日本語はどうでしょうか。

どんなに流暢に日本語を話してはいても、やはり母国語につられてしまって日本語のイントネーションが少し異なりますし、10年経ってもカタコトの方もいらっしゃいます。

同じように、どんなに英語が上手くても、日本人が話す英語はネイティブとは違います。

学校の英語の先生もだいたいカタカナ英語ですし(その方が生徒には分かりやすいのですが…)、日本のアーティストが歌う英語の曲も洋楽とは違います。

それは、勉強量や海外の経験値などではなく、「まっさらな子どもの頃にその言語を身につけていたかどうか」だと筆者は思います。

先日テレビ番組で、とても上手に日本語を話す外国人女性に「日本語うまいですね」と言うと「小さい時日本に住んでいました」と答えていました。

筆者も同じで、「質問に英語で答えてください」と言われてもすぐには単語や文法が出てきませんが、英語でお手本を聞けば、すぐさま同じような発音でくり返すことができます。

英語を発音するときの、舌や顎の使い方、息の吐き方などが自然とできるのですね。

大半の人が大人になって仕事や海外旅行のために英語を習うときに苦労するように、一度間違ったカタカナ英語を覚えてしまえば、ネイティブイングリッシュを習得するのはとても難しいです。

したがって、幼い頃から正しい発音を身につければ、それは一生モノだと思うのです。

正しい英語を聞くこと、話すことが重要

カタカナ英語は、ネイティブの外国人には通じません。単語や文法は合っているはずなのに、びっくりするほど分かってもらえないのです。

だから、単語をひたすら覚えるより、文法を教科書で覚えるより、まず筆者がやってほしいと思うことは「正しい英語を聞くこと・話すこと」です。

英語の筆記テストで100点を取っても、英語で書かれた洋書をすらすら読めても、英語を話すことが全くできないという人もいるのです。

英語を理解していても、人前で声に出して話すということは、勇気のいることです。

私の英語は正しいのだろうか…笑われないだろうか
発音はこれで合っているのかな?間違っていたらどうしよう
そう思って、声に出せないでいる人も多いと思います。

子どもの頃から『英語を話すこと』に慣れておくことで、自信が持てるようになりますよ。

また、子どもの頃から英語を聞くことで、『英語の耳』が養われます。

たとえば、字幕の海外映画を観ていても私たちはセリフを聞き流してしまっていますが、『英語の耳』があれば聞き取ることができます。

幼児期に基礎を作っておけば、その後の英語学習の吸収率はぐんと上がります。

家でできる早期英語教育って?

英語教育は、塾やイングリッシュスクールに通わなくてもできます。

筆者は、市販の英語教材を使ったり、英語のおもちゃで遊ばせて、日常の中に自然と英語を取り入れています。

フィッシャー・プライスの「おしゃべりバイリンガル・スマートフォン」は、ボタンを押すと光り、歌やおしゃべりが始まります。色、数、あいさつなどいろいろなバリエーションの英語が覚えられます。

わが子はこれが大好きで、おでかけや車での移動の際も必ず持っていきます。同じボタンでもいろいろなパターンで歌などが流れるので、退屈しません。

「Munchkin アルファベット」は、濡らすと壁にくっつく、アルファベットと数字のおもちゃ。

やわらかいのでカミカミしたり、おふろに浮かべて遊んだりしています。
組み合わせて単語を作れるので、想像力も養われますし、ただ書いたり読んだりするより楽しめます。

このような英語のおもちゃを使えば、「英語=楽しい」と覚えてくれるはずです。

ママが英語が苦手なら、市販の英語教材がたくさん販売されています。

スマホのアプリやYoutube、Eテレなどでも英語の番組が放送されていますね。

「早期英語教育」をされているママ友の中にも、ママがまったく英語が話せないという人はいます。

「ママが教えなければならない」ということはありません。
子どもは子どもで学習していきますので、ママはそのお手伝いをすればいいのだと思います。

早期英語育児のメリット

英語育児で育った筆者が、これまでの人生においてどんなメリットがあったのか、書き出してみたいと思います。

子ども時代

  • 英語が話せることはいつの間にかクラス中に広まり、珍しがられ、人気者になる。
  • 「1~10まで英語で言ってみて!」「これは英語で何て言うの?」などと聞かれて英語を披露すると、友達の親や先生からも「すごい!」とほめられるので誇らしかった。
  • 引っ込み思案で友達作りは苦手だったが、『バイリンガル少女』として一目おかれていた。
  • 外国人の先生や転校生の通訳に、よく駆り出されていた(あとで先生からお礼のお菓子をもらっていた!)

思春期

  • 英語の授業が始まると、発音がすばらしいと先生にほめられ、クラスみんなの前で何かとお手本にされる。
  • 国際交流のイベントで、スピーチを任される。
  • 英語の成績だけいつも良い。
  • 洋楽が好きになり、趣味の幅が広がる。
  • 英語の家庭教師のバイトができる(大学生の友人から「論文を訳して」などよく頼りにされた)

社会人

  • カラオケで洋楽が歌えるので盛りあがる。
  • 英語に抵抗がないので、ちょっとした英語を使った仕事を任される。接客、流通貿易やIT業界など、仕事の幅が広がる。
  • 海外旅行に臆せず、いろんなところに行く(という計画でしたが、なかなか実現できず…これから家族で行きたいと思っています!)

書き出してみてびっくり。こんなにメリットがありました。

だいぶ英語を忘れてしまった現在でも、抵抗なくすんなり英語を受け入れられる体質ができているため(懐かしい感じもする)、仕事や趣味の面で幅が広がることは大きなメリットだなと感じています。

持っている引き出しが多いことは、いろんな面で役に立つのですね。

早期英語教育を行う上で気を付けること

早期英語教育のメリットがたくさんあると聞くと、すぐにでも始めたくなりますよね。

しかし、間違ったやり方をすると「間違った英語を身につけてしまう」「英語が嫌いになる」など逆効果にもなりかねません。

楽しくやりましょう

あまり厳しくしてしまうと、「英語=嫌なもの」と覚えてしまいます。嫌がっているようならやめましょう。

小さな子どもに、「将来のため」なんて言っても理解できません。

無理やり強いるのではなく、音楽や絵などを使って楽しく英語に親しみましょう。

正しい英語を

赤ちゃんはパパやママの口の動き、音をまねてしゃべり出すようになりますよね。

英語においてもそれは同じです。分かりやすいように「りんごはアップルだよ」とカタカナ英語を教えてしまうと、子どももそれで覚えてしまいます。

上で述べたように、一度間違って覚えてしまうと、矯正するのは大変です。

「早期英語教育」の最大のメリットは、まっさらな幼児期に正しい英語を身につけられることです。
それを忘れないようにしましょう。

英語スクールの先生はネイティブかどうか

塾に通わせる場合、必ず見学や体験学習などを通して、見極めましょう。

先生が下手な英語を使っていないか…。

ネイティブイングリッシュに近いのであれば日本人講師でも良いと思いますが、やはりネイティブな外国人講師がベストです。

継続する

筆者がそうだったように、せっかく子どものころに身につけた英語能力は、使わないとだんだん衰えてきます。

筆者の場合は、中学生にもなるとバイリンガルではなくなりました。

その後も、「昔取った杵柄」に甘えて学校の授業もあまり真面目に受けていなかったため、もはや英語がほとんど話せなくなっていったのです。

現在では、「バイリンガル」「帰国子女」という肩書きを名乗るのも恥ずかしいくらいなので封印しています。

学校の英語授業では、主に「書くこと」「読むこと」を中心に学習します。

そのため、ネイティブのような発音でしゃべるのを恥ずかしいと思っている人がほとんどです。

もしも良い発音で英語をしゃべると、クラスメイトたちからからかわれることもあります。

だから、筆者はみんなと同じようなカタカナ英語をわざと使うように意識し、下手な英語を使っていました。
このような環境も、英語能力の低下に拍車をかけていたのだと思います。

今思えば、せっかく身につけた英語能力だったのに、残念でなりません。学校でも堂々としていればよかったのです。

発音はできるのですから、英会話も日常的に「忘れない努力」をしておけば良かったなあと感じます。

日本語が発達しないこともある

早期英語教育を受けさせるうえで、いちばん気を付けてほしいと思うのが「日本語の発達」です。

英語をはじめ、外国語を習得するのにいちばん効率が良いと思うのが「英語環境で生活をすること」です。留学もそのひとつですね。

「早期英語教育」のひとつとして『インター幼稚園』『バイリンガル保育園』などといわれるイングリッシュスクールに通わせる方法があります。

これらは、スクール内の会話がすべて英語となっています。

つまり早い話が、昼間だけアメリカに留学しているようなものなのです。

「片づけをして」「楽しいね」「次は何して遊ぶ?」など日常的な会話が英語なのですから、子どもたちは自然と英語を身につけることができ、塾や学校の授業のように、机に向かって一定時間だけ英語の勉強をするよりも大変効果があります。

しかし、裏を返せば、英語に接している時間が長ければ長いほど、日本語を覚える時間がなくなる、ということなのです。

1日は24時間です。

起きている時間が12時間だとして、6~8時間も英語環境にいれば、残りは4~6時間。

ほかの子たちが12時間フルで日本語を話せるのに対し、半分または三分の一しか日本語を話す時間がないのです。

では、このような環境で育つと将来どういった影響が出てくるのか、筆者の体験を一例として書いてみたいと思います。

早期英語教育のデメリット

筆者は、両親の仕事の都合で、小学校入学直前までを海外で過ごしました。

仕事が忙しい両親に替わって現地のベビーシッターさんに育てられた筆者は、ほとんどの時間を英語環境下にいたため、自然と英語が話せるようになりました。

天然の「早期英語教育」ですね。

両親は日本人なので、家にいるときは日本語でした(このあたりは、上で説明したイングリッシュスクールに通っている子と似ています)

割合としては、英語8:日本語2くらいの生活だったと思います。

両親も子どもが英語を話せることは良いことだと思っていたようで、「今日○○とトゥギャザーして、sandbox(砂場)でプレイしたよ!」という風に英語交じりの話し方をするのを黙認していました。

したがって、筆者は日本語を覚える機会が、ほかの子どもより少なかったのです。

実は筆者はそのことで大変苦労をしました。

日本語が発達しない、とは?

日本に来てからも家では英語&日本語ごちゃまぜのルー大柴語でしたが、子どもながらに外では日本語オンリーだということは理解していました。

しかし…

  • 日本語より先に英単語が出てしまうことがある。
  • 日本語なのに英語発音に近くなり、巻き舌?のようになることがある。
このあたりの不器用さは、子どもならではかもしれませんね。

意図的に英語をひけらかしていたわけではなかったのですが、周りには「ちょっとうざい」と思われていたようです。

この英語⇔日本語の切り替えがうまくかないと、

  • 「(Catは…えっとえっと)あ、猫」と言う風に、英語→日本語変換のタイムラグが生じて、よく友達との会話に遅れていた。
  • 頭の中が英語モードのときに、突然友達に話しかけられたり、街で会って声をかけられたりすると、英語⇔日本語切り替えが間に合わず、反応が遅れる。
  • そんな自分が嫌で、あまり話さなくなる。

筆者の場合は、学校での友達関係において、深刻な影響が出ていました。

大人同士の会話のように、いろいろなことを考えながら話すのとは違い、子ども同士の会話は思ったことをすぐ口にします。テンポや移り変わりが早いのです。

頭の中に英語と日本語両方の辞書がある状態では、言葉選びには2倍時間がかかり、みんなの会話についていけませんでした。

持っているボキャブラリーが多すぎて、使いこなせていなかったのですね。

日本語と英語が混乱する、または日本語より英語を使いなれてしまうことで、

会話についていけない→話さなくなる→日本語が上達しない→友達と仲良くできない、言いたいことが言えない
という悪循環に陥ってしまいました。

将来への影響は?

それでも、日本語能力はそのうち周りに追いついてきます。
地方出身者が東京に出て標準語に慣れるように。

しかし、筆者が体験した子ども時代の苦労は「できるなら、避けたほうがいい苦労」だと思いますし、みんなと歩調を合わせられなかったことで、そのときにしか得られなかった何かを得る機会を失ってしまったと、今になって感じる時もあります。

そうならないための対策

もし、このような英語環境での子育てを考えているのであれば、家ではほかの子の倍以上、日本語で話しかける努力が必要です。

家庭の事情でバイリンガルを目指すケースもあれば、大学や社会に出てからのことを考えて、英語を自在に操れるような人になってほしいと思っている場合もあるでしょう。

ですが、高校生や大学生の留学とは違い、まだ日本語でさえも習得できていない子どもであることを考え、ただやみくもに英語を習わせるのではいけないと筆者は思っています。

まとめ

「早期英語教育」は、やりすぎると発達の妨げとなります。

しかし、子どものうちにしか得られないもの(=発音)もあります。
そして、それは一生残る大きな財産だと筆者は感じます。

知識として単語をたくさん覚えることは大人になってからでもできますが、英語の『耳と口』を作ることは、子どものうちがいちばん良いと思います。

正しい英語を覚え、英語を話すのが好きになると、子どもは自らすすんでどんどん覚えるようになると思います。

洋楽を聞いたり、洋画を観たり、洋書を読んだり、海外のいろんなところに行ったり。日本という狭い島国から外に目を向ければ、世界が広がりますよ。

おもちゃや、英語の歌などをうまく使って、英語に興味を持たせるところから始めてみましょう。

ママやお友達と一緒に、楽しみながら英語に慣れていくとスムーズです。幼児からの英語教育は、ゆっくりあせらず、子どものペースに合わせるといいですよ。

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