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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
家族が増えるのって本当に喜ばしいことですよね。
特に産まれて間もない赤ちゃんは、フワフワのクタクタでとにかく可愛くて、家族の中で1番のアイドルになり、みんなが夢中になります。
授乳するにしてもオムツを替えるにしても、どれも赤ちゃん特有の新鮮な表情ばかりで愛おしく感じますよね。赤ちゃんはただそこにいるだけで愛される存在でしょう。
そんな赤ちゃんを中心に囲む輪の外で、赤ちゃんのお兄ちゃんやお姉ちゃんである「上の子」が寂しそうにしているなんてことはありませんか?
どうしても注目は1番幼い存在に向いてしまうものですが、上の子も充分幼くてまだまだ両親から思いっきり愛されたい子供なのです。
「ちゃんと上の子も大切だし、愛している」というのは親として当然の意見なのですが、上の子にそれがわかるようにちゃんと対応していますか??
親がうまく立ち回らないと、上の子がずっと寂しさを抱えた子になってしまったり、下の子のことをずっと嫌いになってしまうことも…。
そこで今回は、下の子が産まれてから上の子にしてはいけない対応や、上の子との接し方について我が家での体験も交えつつ、お伝えしたいと思います!
二人目が生まれたばかりで上の子への対応に悩んでいるママに何か参考にしてもらえれば嬉しいです。
パッと読むための目次
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」という立場を押し付けるのはNG
下の子が産まれると、上の子は自動的に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という立場になります。
自分がお兄ちゃんやお姉ちゃんになるのを楽しみにしていたという子も多いでしょう。しかし、中にはそのような考えの子ばかりではありません。
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今までは自分と両親の3人家族だったのに、急にもう1人家族が増えるということに違和感を抱く子もいるでしょう。
何より、これまでは両親の愛情や注目を1人でたくさん受けてきたのに、弟か妹ができることによってその愛情や注目がそっちに行ってしまわないかという不安を抱きます。
そんな感情があふれている上の子に
下の子が産まれるとどうしてもそっちに手間や気が取られて、上の子の要求などには「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから…」というようなことを言って断ってしまうことが多いのではないでしょうか。
産まれる前までは「僕はお兄ちゃんになるんだからこれぐらいできる!」「もうすぐお姉ちゃんになるし、ママのお手伝いするね」と頑張ろうとしていた子でも、実際に下の子が産まれてからは「ママ!赤ちゃん置いてこっちにきて!」「ママ、お願い!こっち見て!」などと自分にかまってほしい欲求があふれてしまうことがあります。
いくらお兄ちゃんやお姉ちゃんになったからと言っても、まだまだ幼い子供です。親にかまってほしいのは当然なのです。
自分からお兄ちゃんやお姉ちゃんになろうとしてる気持ちを大切にしてあげるのはとてもいいことです。
しかし、親からお兄ちゃんやお姉ちゃんになることを強要してはいけません。
お兄ちゃんやお姉ちゃんになることを望んだ子はいても、その立場を親から押し付けられることは望んではいないのです。
親の都合でお兄ちゃんやお姉ちゃんの立場を子供に突きつけて、その役割を望んではいけません。
また、上の子を呼ぶときに、自覚してもらうためにもあえて「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と呼んでいるママもいるでしょう。
お兄ちゃんやお姉ちゃんをやる気満々の子なら問題ありませんが、下の子の存在でちょっと不安定になってる子にはそう呼ばないほうがいいです。
好きでお兄ちゃん(お姉ちゃん)になったわけじゃないのに、無理やりその役割を押し付けられたと感じてしまうからです。
確かに下の子から見たら上の子は「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」です。しかし、両親から見たら2人とも平等に「自分の子」です。
パパとママがつけてあげた大切な名前でしっかりと上の子の名前を呼んであげるようにしましょう。
赤ちゃんを優先して、上の子を後回しにするのはNG
赤ちゃんがいると、どうしてもお世話のために赤ちゃんにつきっきりになってしまいますよね。
授乳して、オムツを替えて、寝かせて…と思ったら、またオムツ替えてなど、本当に大変な日々が続きます。
しかし、上の子がいる人は、大変なのはそれだけではありません。
赤ちゃんのお世話をしていても「ママー、ちょっとこっち見て」と呼ばれたり、「ママー、おなかすいた」とおやつやご飯のおねだりがあったり…ママはもう目が回りそうですよね。
そんなときに
「もうちょっとで授乳(オムツ替え)が終わる!」というタイミングで声をかけられたら「もう終わるからちょっと待ってて」でいいでしょう。
ですが、問題はそれ以外です。
赤ちゃんに手をかけてばかりで上の子の顔も見ずに「ちょっと待ってて」と言ったりしている人は結構いるのではないでしょうか。
上の子はよく見ているものです。ママが家事に赤ちゃんのお世話に忙しいのもわかっています。
ですが、あえて「こっち来て」「こっち見て」と言っていることがあります。
決してママを困らせたいわけでも、赤ちゃんがキライだというわけでもありません。ただ、ママは自分のことをちゃんと優先してくれる(自分を好きでいてくれている)かということが知りたいのです。
そんな心境なのに「ちょっと待って」と言われて赤ちゃんを優先されたらどんな気持ちになると思いますか?
寂しくて悲しい気持ちでいっぱいになってしまいますよね。
赤ちゃんのうちは、遊ぶことよりもおっぱいやねんねのほうが好きだという子がほとんどですよね。
なので、赤ちゃんにかまって遊ぶ時間はちょっと少なめにして、その分上の子と一緒に遊んだり、抱きしめてスキンシップを取ったりするのはどうでしょうか?
下の子が産まれてから、上の子とどう接したらいい?
ここまでは上の子にしてはいけない対応についてご紹介していきました。
赤ちゃんがいるとそっちに気がとられてしまうのもよくわかりますが、上の子だって大切な子供です。できるだけ上の子の気持ちにも寄り添ってあげるようにしましょうね。
この次は、逆に「こうしてあげるといいよ」ということも知りたいですよね。
してはいけない対応があるのなら、当然してあげるといいこともたくさんあります。ここでは上の子にどう接すればいいのかということをご紹介します!
上の子に赤ちゃんのお世話を手伝ってもらう
ママが赤ちゃんのお世話に夢中になっていると、ママを取られたという気持ちになると同時に、自分だけ蚊帳の外に置かれたような気持ちになってしまうものです。
まるで自分の存在なんてないような感じに扱われると、大人だって悲しくなりますよね。
そんなときは、上の子を1人にするのではなく
もちろん、手伝ってもらうことは簡単なことだけです。
例えば、ミルクをあげるときだったらママは赤ちゃんを抱っこして上の子には哺乳瓶を支えてもらう、オムツを替えるときには上の子にオムツやおしりふきを取ってきてもらうなど、とても簡単なサポートでいいのです。
お手伝いをしてもらったら
そうすることによって「ママに頼られている」「ママや赤ちゃんには自分がついていないと!」と自信がつき、自発的かつ自然にお兄ちゃんお姉ちゃんへと成長していってくれますよ。
上の子との2人だけの時間を作る
パパがいない日は、ママと赤ちゃんと上の子だけで過ごすことが多いでしょう。
いくらママが上の子を気にかけても、2人きりではないので最大限に上の子を甘やかしてあげることはできませんよね。
そんなときはパパが休みの日などにパパに下の子を見ててもらって、ママと上の子2人でお出かけをしてみてはどうでしょうか?
何処か遠くのテーマパークに出かけるのもいいですが、2人だけでご近所を手をつないでお散歩するのもいいですよ。
とにかく「この時間はママは自分だけのもの」ということを上の子が感じられたらそれでいいのです。
下の子が産まれてからは大変だからといってお預けになっていた外食や、下の子がいるからといって一緒に遊んであげられなくなっていた公園遊びなどなど、まるで下の子が産まれる前の頃のように接してあげましょう。
ママを独占できた満足感で、上の子も自然と下の子に優しく接してくれるようになることもありますよ!
上の子が赤ちゃんだったときの話をしてあげる
これは我が家が下の子が産まれたてのころに、上の子にしていた方法です。
下の子のお世話をするたびに、
実はこれは、下の子が産まれる直前に産院でベテラン助産師さんに
下の子のお世話をしながらも上の子の話もして、上の子はなんだか恥ずかしそうにしながらもうれしげでした。
たまに細かい話をすると
こうしているうちに、最初は何となく妹と距離を取っていた上の子でしたが、徐々に自分から下の子に近寄り
就寝のときは、出来るだけ上の子の要望を聞いてあげる
就寝時間になると「ようやく1日が終わる…」とほっとするものです。
赤ちゃんは夜間に授乳があったりするのでママは完全に寝入ることはできないでしょうが、上の子だけでも眠ってくれたら一息つけますよね。
ですが、小さい子供は就寝時に色々要求してきますよね。
- 絵本読んで~
- お話して~
- お歌うたって~
など、1日で一番甘えてくるときかもしれません。ママに甘えて温かい気分のなかで眠りにつきたいのでしょうね。
赤ちゃんが産まれてからいつも頑張っている上の子のためにも、就寝のときのお願いはできるだけ聞いてあげるようにしてみてはどうでしょうか?
「お絵描きしたい」「DVD見たい」など、眠りを妨げるようなお願いやベッドではできないようなお願いは無理ですが、絵本やお話であれば叶えてあげられます。
長い時間付き合うと目がさえてしまうので、30分だけなど時間を決めてしっかりと上の子のお願いを聞いてあげましょう。
満足してから就寝すると夜泣きをすることも少なくなりますし、寝起きの機嫌もいいですよ。
ちなみに我が家の場合は、20分くらい絵本を読んだあとに、上の子をぎゅーと抱きしめながらお話をするというコースが上の子からのお願いでした。
下の子が産まれてからは上の子を抱きしめてゆっくり話す機会が少なくなっていたので、この就寝前のスキンシップはとても大事な時間でした。
たまにこのスキンシップタイムのときに下の子がグズグズと言うことがありますが、基本的には上の子が寝るまでスルーしていました(上の子優先)
そんなある日、スキンシップタイムの最中に下の子が泣き出しました。
いつものように下の子はスルーして上の子を抱きしめていると、上の子が
そしてさらに
毎日の就寝前のお願いを聞くことによって、下の子に自分からママを渡せるほど上の子の心は満たされていたようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
赤ちゃんが産まれて、ママは体調が戻らないうちから赤ちゃんのお世話以外にも上の子の心のケアなどをしていかないといけないので大変ですよね。
ママが色々大変なのは仕方のないことですが、上の子は望んでお兄ちゃんやお姉ちゃんになったわけはありません。
それなのに「お兄ちゃんなんだから!」「お姉ちゃんでしょ!」と言われたら幼い心ながらも「頼んでない!」「理不尽だ!」と感じてしまうことでしょう。
決して親から兄や姉という立場を押し付けてはいけません。上の子が自分で自然と「お兄ちゃんやお姉ちゃん」になっていけるようにうまくサポートしてあげられるといいですね。
また、突然現れた赤ちゃんによってママが奪われてしまったり、これまでの生活が乱されたりするのは、上の子にとってとてもかわいそうなことです。
ただでさえ生活の変化に戸惑っているのに、ママが自分のことは蔑ろにして赤ちゃんのお世話ばかりしていたら、悲しいし切ないし、絶望のどん底にいるような気持ちになってしまうと思います。
このように上の子が寂しい思いをしたり、赤ちゃん嫌いにならないようにするには、ママやパパの努力が必要です。
上の子を後回しにせず、サインを出したらすぐに応じて「ママはアナタが大切だよ」と思っていることが伝わるようにしましょうね。
上の子も下の子も、両親にとっては大切な子供です。
ですが、赤ちゃんが産まれて間もないころは上の子の心は不安に満ちています。
こんなときはちょっと上の子を特別扱いして「赤ちゃんよりも愛しているよ」と言ってあげましょう。この言葉だけでかなり上の子は満足するはずですよ!