2歳のイヤイヤ期が将来を大きく左右するかも!?子どもを自発的に育てる子育て術!

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あおい

2016年冬に男の子を緊急帝王切開で出産。現在、フリーランスで仕事をしているシングルマザーです。仕事との両立やひとり親育児について、リアルに実体験から伝えられる事を発信していきます!

ママテク(@mamateku)ライターのあおいです。

2歳児は魔のイヤイヤ期と言われるほど、自我が出て来てママも子育てで苦戦することが多いですよね。

私の子どもも2歳になったばかりですが、最近はすぐに「イヤ」と言うようになってきました。

初めは「イヤって自己主張するようになったんだ~!成長したな~!」と関心していたのもつかの間。
毎日イヤイヤを繰り返すようになると、だんだん私もイライラが溜まってきてしまうようになりました。

さらに急に色んな知恵が付いてきて、お菓子を勝手に持ってきたり、ご飯で遊んでぐちゃぐちゃになってしまったり。

つい「もう!ダメって言ってるでしょ!!」と、強い口調になってしまっている自分がいました。

けれどスーパーに買い物に行くと、

お菓子は買わないよ!
もう置いて帰るよ!
と、しかめっ面をして怒鳴っているママをよく見かけます。

そんな時に「自分もこんな風に怒っているのかな?」と思うと、ハッとするようになったんです。

それから最近、ちょうどいいタイミングで1,2歳の子育てに関するセミナーを受ける機会がありました。

実際に現場で保育をしている方で、子どもの脳科学や子育てに関して詳しい、専門学校の先生のセミナーです。

まさに2歳を抱える私にとって、その先生の話は目から鱗!「うん!わかるわかる!」と共感するものから「なるほど!」と納得してしまうものまで、1度のお話でたくさん学ぶことがありました。

そのセミナーを受けたあと、聞いた話を元に子どもと向き合うようにしてみると、今までのイライラが解消され、子どもも素直に言う事を理解したり行動してくれるようになりました。

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実は2歳と言う年齢は今後の将来にとても大きく関係する時期で、この自我が出てきたイヤイヤ期にどう子育てをして向き合うかがとても大切なんだそう。

今回はそんな悩める2歳の育児に関して、学んだ事や実践してみた事をお話します。

2歳児は意外となんでもわかってる!?実は2歳ってこういう時期

2歳になったばかりの子どもは、まだ見るからに赤ちゃんがちょっと大きくなった感じ。

子どもとも言えないし、まだまだ赤ん坊だと思ってしまいがちです。

ですが、2歳の子どもは意外にも色んな事を理解しているという事が、最近の研究でわかったそう。

自発的になんでも自分でやりたがる時期

イヤイヤ期の裏返しは、自発的に自分でなんでもやりたがる事から始まっています。

「これをしたい」「あれをしたい」と、今まではママの言う通りに行動していたものが、自分で言葉や行動で主張できるようになってからは「イヤ」と言う言葉で主張しているんですね。

それだけ自分で「これがしたい」と考えられるようになったと言う事!

これは大きな成長なので、まずはママが「自分で考えて主張するようになったんだ」と理解してあげる事が大切です。

人やモノには名前があるというのが分かる

2歳を過ぎたあたりから、人やモノには必ず名前があるというのを理解していきます。

2歳頃になると「これはなに?」とすぐ聞いてきますよね。

私の子どもも毎日「これはなに?」と指さしをして名前を訪ねてきます。

そうして物の名前を覚えたり、たくさんの事を吸収している時期です。

歳の差というのを理解できる

2歳なんてまだ赤ちゃんなのに、びっくりするのが0歳や1歳の子の事を「赤ちゃん」と言います(笑)

「いやいや、あなたもまだ赤ちゃんでしょ!」と突っ込んでしまいたくなりますが、実はもう自分の方がお兄ちゃん・お姉ちゃんだという自覚があるんですね。

なので2歳の子は基本的に年下の小さな赤ちゃんに対して優しく接することができます。

この「思いやり」という感情も育つ時期なので、ママがしっかりと「赤ちゃんには優しくしようね」と思いやりの気持ちを教えてあげることが大切です。

子どもを自発的に育てる方法5選

1、親が先に解決しない

まず、子どもは2歳くらいから自分がしたい事を色々主張してきます。

  • 「何か食べたい」
  • 「これをして遊びたい」
  • 「これが欲しい」
そんな風に話かけてきたり甘えてきたりしますが、いまいちまだ言葉が完成しない2歳児の主張は、親が先に理解して解決することができます。

あぁ、これが食べたいんでしょ?
はい、これをしたいんでしょ?

と、本人の言葉が出る前に解決出来てしまいますよね。

ですがこれは子どもにとって良くない事で、子供は全部ちゃんと最後まで聞いて欲しいのに、ついママが先に手を差し伸べてしまいます。

これは自我が芽生え初めている時期に、とっても勿体無い事をしているのだそう。

先に物を出してしまう前に、「何がしたいの?」「そっか、こうしたいんだね」と、ちゃんと主張を最後まで聞き、会話をしてあげる事が重要。

会話にならないかもしれませんが、2歳の子どもでもしっかりとママの言っている言葉は理解しています。

私もつい、子どもが台所に行くと「あ、おせんべい食べたいんでしょ」と言ってささっと出してしまいますし、玄関に行くと「公園行きたいんでしょ?」と先に答えをこちらが言ってしまいます。

そうじゃなくて、ゆっくりと「何がしたいの?」と聞いてあげるようにした方が、子どもにとって良いんですね。

「ママが自分の主張を最後まで聞いてくれた」というのが大事なので、早く手を差し伸べてしまいそうになりますが、グッと我慢して主張を聞いてあげてみましょう。

これをセミナーで聞いた後に、実際に夕方になるといつもの様に食いしん坊の息子が台所に立っていました(笑)

実践してみようと「何がしたいの?」と聞くと「まんま」と言います。

「まんま、何が食べたいの?」と聞くと、「パン!」と言いました。

あおい
あれ?今までおせんべいばかり食べさせてたかも…
とハッとしたのを覚えています。

ですが、これもどこまで聞くのかも難しいところで、何でも「はいはい」と言いなりになってしまうと良くありません。

主張を聞いた上で「でも、今日はこうしようね」とか「そうだね。でもこれはしちゃいけないよ」と促してあげるのが大切です。

よく中学生や高校生になっても「ママがしてあげる!」と子どもが主張する前にママが張り切ってしまうパターンがありますが、もし2歳の頃からママが率先してしすぎてしまうと、自分で考えて行動できない大人になってしまいます。

大人が先に答えを解決してしまうのではなく、最後まで主張を聞いた上で対応してあげましょう!

2、2歳の子はどんな時も遊び体制!気の済むまですると解決する

2歳の子って自分でご飯を食べてくれるのは良いけれど、遊ぶしぐちゃぐちゃにするし集中力はないし…。

私もつい「ちゃんと食べてよ」とムスッとした顔で言ってしまいがちです。

でも、子どもからするとそんな事はおかまいなし!

どんな時でも2歳の子にとっては何をするにしても「遊び」なんですね。

こういった時に解決する方法は、「気のすむまでさせてあげる」という事。

「じゃあ、ぐちゃぐちゃにご飯を遊んでいても放っておいて良いのか?」というと、ちゃんとここでは注意します。
ですが、基本的に子どもは聞きません(笑)

この話は私もびっくりしたのですが、この先生が受け持った生徒さんの中に、お味噌汁のネギを一つ一つ拾って遊んでいた子がいたんだそう。

その時に「ああ、この子はこうした遊びがしたいんだな」と思い、先生はストローを短く切って水に浮かべ、その子にスプーンですくって遊ばせたそうです。

それからその子はずっと集中して遊んでいたのですが、ある程度遊んだら気が済んだ様で、もうそれ以降はお味噌汁で一切遊ばなくなったんだとか!

私の子どもも、最近おかずをスープの中にスプーンで移して遊ぶ様になったので、お皿にビーズを入れてスプーンで運んで遊ばせてみました。

すると効果てきめん!
もうスプーン運びは飽き飽きしていたのか、ちゃんとご飯を食べる様になったので驚きです。

子どもにとってはご飯だろうが何だろうが気になるから遊んでしまうのであって、代わりがあれば気が済んでいるので「これはさっきのと違って、ご飯だから遊ばない様にしようね」と言うと、すんなりと言う事を聞くのだそう!

これも根気がいる作業ですが、ママがしっかりとその子の様子を見た上で、気の済むまで何かさせてみるのもアリかもしれません。

「最後までやりたい事を気の済むまでやる」と言うのは、子どもにとっても脳が発達する大事な要素なので、大人が叱りつけるだけじゃなく代わりのものを用意してあげる様にしてみましょう!

3、着替えもちゃんと出来る!親が楽しい様子を見せて自発的にさせてみよう

着替えも片付けも、2歳の赤ちゃんだからまだ出来ないと思いがちかもしれません。

ですが、実際に2歳の子は色んな事をもう理解出来るので、教えてあげるとボタンをかけたり服の脱ぎ着も出来るし、片付けも決まった場所にしまう事が出来てしまうのだとか。

セミナーで聞いた話ですが、例えば子どもに「今からボタンの掛け方を教えます!」と言っても興味は示さないし、ポカーンとしてしまいます。

ここで大事なのは大人の演技力!(笑)

ボタンをかけながら「わ~い!楽しい!」と、楽しそうにボタンかけや洋服を畳む様にしてみせるそう。ただ、近くで楽しそうにするだけです。

すると子ども達は「なになに?」と様子を伺いにきます。

ここで子ども達の方から自発的に「私も出来る!」「僕もやってみる」と言うようになるそうで、出来た時にはめちゃくちゃ褒めちぎるそうです(笑)

すると子どもは楽しくなってくるので、また褒めてもらおうとどんどん自分からやってくれる様になるんだとか。

私の子どもは2歳になりたてだったので、まだボタンは残念ながらかける事は出来なかったのですが、根気よく教えてみてあげようと思っています。

4、2歳でも出来る片付け!「教えて」の一言で自分からやるように

「さあ!片付けをして!」と言っても、まだまだ遊びたいしイヤイヤ言っちゃいますよね…。

なかなか子どもって、そう簡単には片付けを自分からはしてくれません。

ですがここで効果がある言葉があって、「ママに片付けの仕方を教えて?」と聞いてみること。

するとびっくり!子どもは「いいよ!」と言って自分から「ここにこれはしまうの」と、自分から進んで片付けをする様になります。

私も実際に、子どもに「これはどこにナイナイするの?」と聞くと、「ここー!」と言ってすんなりと片付けをしてくれる様になりました。

「ママに教えて?」と言う言葉は他にも色んな場面で使う事が出来ますし、子どももその後褒められるきっかけになって、自発的にやる様になってくれます。

一番いけないのは「もう!やらないんだったらママが片付けるよ!」と怒りながらママがさっさと片付けてしまう事。

「怒りながらもどうせママがやってくれる」と、賢い2歳児はそういう風に捉えて学習してしまいます。

「自分はちゃんと片付けられるんだよ!ママに教えてあげるよ!」と自発的に行動させる事で、その後大きくなってもわざわざ聞かなくても自分からする様になるんだとか。

ママがささっと片付けてしまいたい気持ちを抑えて、一度子どもに聞いてみるとその後が随分と楽になりますよ。

5、ハミガキを嫌がる2歳児!そんな時は選ばせる

ハミガキって2歳くらいの子は自分からなかなかやってくれないんですよね。私も子どものハミガキはどうしても苦戦してしまって、寝る前にいつも「早く磨くよ!」と言いながら子どもを追いかけ回していました(苦笑)

3歳くらいになると自分でするのが当たり前になってきますが、2歳くらいはどうしてもハミガキを嫌がります。

そんな時に効果があるのが、歯ブラシを選ばせると言う事!

歯ブラシは普通1本しか置いていないと思いますが、色んな色で2~3本用意し、子どもに「今日はどれにする~?♬」と楽しそうに聞いてみます。

すると、「こっち!」と決めてくれるので、「じゃあこの歯ブラシで磨いてみる?」と自分でさせてみます。

この選ぶという作業が子どもにとっていい様で、「歯ブラシを選んだ子どもは、ほぼみんな自分で歯を磨きます!」と先生も断言していたほど…。

その他にも、大人が子どもの前で楽しそうにハミガキをする様子を見せるのも、しっかりと効果があるそう!

私も洗面所からわざわざ子どもの前に行って、ハミガキする様子を見せています(笑)

すると興味を少し持つ様になったのか、私が磨いていると真似をしたり、「あ!ハミガキ!」と指さししたりする様になりました。

なかなか苦戦するハミガキですが、「早くして!」と怒る前に、「なんだか楽しい事があるぞ!」と、ハミガキもワクワクさせてみると、すんなり自分から歯を磨いてくれるかもしれませんね!

自発的に育てるには、コーチに徹するのがママの役割

このセミナーで先生が話していたのは、親は「コーチ」であるべきだと言う事。

これは2歳の子育てのみならず、ある程度大きくなっても言える内容なので覚えておいて欲しい内容です。

まず先生から「コーチと監督とプレイヤーの違いはわかりますか?」とママ達に質問をしていました。

この3つには必ず役割があります

  • 監督は全体を仕切る人
  • コーチは個人の特徴や成長の段階を理解し、個性や伸び代を伸ばしてあげる人
  • プレイヤーはその名の通り、実際にプレーする人
この3つのうち、母親はコーチに徹するべきであると言います。

子どもの個性を理解し、その子の成長を促す為に、親がそばで支えながら自発的に行動させてあげる事です。

この際に多いパターンが、ママがプレイヤーになってしまうと言う事

ママがプレイヤーになってしまった場合、「ママがこれをしてあげるね!」「ママが先にやってあげるね」と手を差し伸べすぎてしまい、子どもが考えて自発的に行動する隙を与えない状況にしてしまいます。

過保護だったり慎重すぎるママや、子どもを自分の思い描いた理想通りに育てたいと思うママに多いんだとか。

そういう育て方をしてしまった場合は、大人になって困難な状況でも自分で考える事ができず、自分で行動に移せない大人になってしまうんだとか。

これだと子どもの為になりませんし、自分の為の子育てをしてしまっています。

まずは親はコーチに徹する事!

プレイヤーである子どもを理解し、自分で考えて行動するにはどう手を差し伸べたらいいか考える事が重要だと言っていました。

自発的に行動し始める2歳くらいから、ママも意識して子育てをするよう心がけてみましょう。

例えばよくある話では、大人が不安だからと言ってある程度大きくなってもずっと見守ってしまうパターン。

昔は公園で自由に子どもだけで遊んでいたのに、最近のママはべったり見張ってしまうケースも多いんだとか。

そこで子ども同士で喧嘩をしても、大人がすぐに「じゃあ、こうして解決しようね」と喧嘩をする前に大人が間に入って解決してしまいます。

すると子どもは喧嘩の仕方もわからず、思いやりの気持ちも育たずに育ってしまい、喧嘩などの力加減が分からないまま暴力など重大な事件に発展してしまうケースがあるそう。

まずは大人はある程度子どもに任せてみる事が大切!

喧嘩をするのも学びの一つですし、ママが子どもと同じ気持ちになりすぎて、プレイヤーになって割り込みすぎてはいけないんですね。

2歳だと相手を叩いてしまったり、傷つけるような事もあるかもしれませんが、その際には注意だけして、あとはそっと子ども同士でどう遊んでいくのか見守ってみるようにしましょう。

子どもの事を理解し、自発的に行動できる子に育てよう!

まずは子どもの成長をよく見て、「これはもしかしたら自分で出来るかな?」と言うのをさせてみるよう心がけるようになりました。

これも本当にママの我慢が必要です。
ママがさっと先に手を差し伸べる方が楽ですし、自分でやってしまった方が早く用事を片付ける事が出来ます。

けれど、子どもの為を思ったり今後の成長の事を考えると、自分でなんでもさせてあげる事が重要だと気づく事ができました。

ママが出来る事は、自発的に行動するにはどう手を差し伸べたらいいのか、またどう考えるきっかけを作ればいいのかと言うのが大切です。

でも、そうした心がけを繰り返す事で、結果ママの子育ても楽になるはず!

今この瞬間はママが注意して怒ったり、行動を先読みしてやってしまった方が楽ですが、後先の事を考えると自発的に行動出来る子に育って行った方がママもきっと楽になりますよね。

我慢と根気のいる子育てですが、子どもの将来を考えながら、自発的に行動出来る子になるよう子育てをして行きましょう!

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