ママ友ができないのはなぜ…?ママ友作りが難しい原因を真剣に考えてみた

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Meow-Meow

2017年春に女の子を出産。誘発分娩から緊急帝王切開になり、11日間にもわたる壮絶な入院生活を経験。一人目から実家に頼らず、夫婦二人三脚で育児奮闘中。インターネットの情報が頼りだった私の経験をふまえて、同じような境遇の方に向けて情報を発信していきたいと思います。

ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。

筆者が支援センターや児童館に通い始めて約1年が経ちますが、未だにママ友と呼べる相手はいません。

学生時代は毎日メールのやり取りが絶えないくらい友達がいて、会社に入っても自然と気の合う仲間ができました。

でも、なぜママになると、友達どころか特定の仲の良い相手すらもできないのだろうか…。

よく考えてみると、ママ友のある“特殊性”に気が付きました。

Meow-Meow
これまでと同じ接し方ではいけないんだ。
今までの友達の作り方とは違うんだ。
そう思いました。

“ママ友作り”は本当に難しいです。

しかし、闇雲に手当たり次第ママさんたちにあちこち愛想を振りまいて、自分をすり減らしていた今までよりは少し気が楽になりました。

今回はママ友の作り方ではありませんが、筆者が考えた“ママ友というもの”についてお話してみたいと思います。

支援センターに毎日通ってもママ友ができないのはなぜ?

わが子が3ヶ月くらいの頃、支援センターデビューをしました。

まだその頃は「遊ぶ」という感じではなかったため、ほかのママさんたちとのコミュニケーションが目的で通っていました。

同じくらいの月齢の子のママさんや、子どもが同じおもちゃに興味を持ったことなどをきっかけにして、支援センターに来ているママさんたちとはそれなりに会話をしていたのですが、ママ友と呼べるような関係ではありませんでした。

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何か月ですか?
○○ちゃんっていうんですねぇ。
一緒に遊ぼうね。
もうお友達だね。
とお決まりの会話のパターンを毎回くり返すだけで、その先の発展がなかなかありません。

会話が手詰まりになると、子どもが別のおもちゃで遊び始めたのをきっかけに離れ、それきりになってしまいます。

現在では、支援センター、児童館、公園めぐりをローテーションして一週間を過ごし、ほぼ毎日ほかのママさんと会話をしているという週もあるのに、一向に仲良くなれる気がしません。

Meow-Meow
ママ友を作るって、なんて難しいんだろう…

今が人生で一番人間関係に悩んでいる時期かもしれません。

でも、どうして“ママ友作り”はこんなにうまくいかないのでしょうか。

もちろん、筆者が若干の人見知りだったり、マイナーな趣味を持っていたりする私側の原因はあると思います。

しかし、筆者だけではなく、世の中にはママ友作りに悩むたくさんのママたちがいます。

これは、その背景にママ友の特殊性があるのではないかと思い始めました。

そこで、自分自身の原因は棚上げにして、「なぜママ友作りは難しいのか」をママ友の背景にある原因に焦点を当ててまとめてみました。

ママ友作りの参考にはならないかもしれませんが、筆者のように「ママ友ができない…」と悩んでいる方がいれば、これを読んで少し気を楽にしていただければと思います。

ママ友ができない原因その①「共通点の薄さ」

ママ友って、きわめて特殊だと筆者は思います(ここでいうママ友とは、子どもを持つ母親が集う場所や、保育園で知り合うママ同士という広い意味です)

なぜかというと、「(子供がいるということを除いて)共通点が何もない」からです。

たとえば会社の同僚なら、同じ会社に勤めている=その業界で働きたいという同じ気持ち(アパレルなら服が好きという共通点)があります。

また、毎日同じ環境で働いているという共通点も。

大学時代の仲間なら、その大学を志望した=同じ志を持っているという共通点。

同じ年代、学生という身分の共通性。

地元で仲が良かった友達なら、子ども時代をともに過ごし、成長したという共通点。

こんなふうに、今までの交友関係であれば、仲良くなる要素である共通点が必ずあったはずなのです。

そうすると「勉強教えて!」「今度のプロジェクトだけどさ」など、共通の話題を交わすことができて、結果的にそこからいろいろプライベートな話題まで派生していって、仲を深めることもできると思います。

また、

職場なら「同じ仕事をしている」
大学なら「卒論などひとつの目標に向かって勉強に励む」
趣味仲間なら「一緒に楽しむ」
こういった風に、「一緒に何かをする」ことで生まれる連帯感や親近感も、仲良くなるためには大事な要素ですよね。

しかし、ママ友は“子どもをもつ母親である”という共通点はありますが、「一緒に子育てをする」わけではありません。

よって、連帯感や親近感もわきにくく、なかなか距離が縮まらないということが言えるのではないかと思います。

ママ友の共通点といえば…

  • 同じ保育園に子どもを通わせている
  • 同じ地域に住んでいる
  • 子どもに同じ習い事をさせている
知り合うきっかけから考えると、目に見える共通点はこんなところでしょうか。

どれも漠然とした大きな括りでしかなく、話題が作れるほどの共通点とは言えないような気がします。

どうしてなのかといえば、そもそもママ友とは自分が活躍する職場や自分の趣味のためのサークル活動などではなく、子どもを通して知り合うため、前述したように自分にとっての『共通点』というのは乏しくなるのですね。

つまり、ママ同士といっても、趣味嗜好の違い、子育て方針の違い、生活スタイルの違い…などさまざまな違いが生じます。

ママ同士でしょ?
ということは、言い換えれば
子どもをもつママであるという共通点しかない
ということ。

これは「哺乳類である」とか「女性である」とか「ベジタリアンである」とか、そういったものと一緒で、とても広い定義であると感じます。

子育て方針が違えば、子どもの話もかみ合わないし、趣味嗜好が違えば一緒にお出かけも難しい…。

同じママというだけでみんなが仲良くできるわけではありませんよね。

ママ友ができない原因その②「相手の情報が何もない」

学校や会社、サークル活動などで、同じ空間・同じ時間を共有する機会が長ければ、相手の人柄や雰囲気をなんとなくつかむことができると思います。

そうすると、

あの子は、いつもおしゃれで、流行に敏感そうだから自分と話が合いそう。
あの人は、誰に対してもにこやかで、優しそうだから私も話しかけやすい。
と、仲良くなるきっかけをつかむことができます。

また、年齢や出身校などの情報も、割と簡単に知ることができます。

したがって、「あっ、同じ高校だったんだ」「歳近いから仲良くなれそう」などとある程度の予備知識をもったうえで話しかけることもできます。

しかし、不特定多数のママたちが集まる場所で出会うママ友は、まったくの赤の他人であり、相手がどういう人か全く分かりません。

共有する時間も、園の送迎で挨拶をする程度だったり、支援センターでたまに会う程度だったり。

職場や学校のように長い時間を一緒に過ごすということも少なく、子どもの相手をしながらなので相手のことをよく観察するヒマもありません。

会う人会う人「何ヶ月ですか?」「何歳ですか?」とお決まりのセリフをくり返すだけじゃ、相手のことなんて何もわかりませんよね。

そして、年齢をはじめ、趣味嗜好や生活スタイルなどの予備知識がなければ、そこから会話を発展させるのはとても難しいと感じます。

ママ友ができない原因③「インスタントな関係」

筆者は、子どもとベビースイミングに通っていますが、ベビースイミングに来ているママたちが同じ志をもっているかと問われると、「全然違う」と思います。

あるママさんは、将来的に子どもにスポーツをさせたいため、
あるママさんはお風呂を嫌がる子どもに水に慣れてほしいため、
あるママさんは育児の息抜きのため、
そして筆者は自分のダイエットのため…と、さまざまな理由でスイミングに通っているのです。

ダイエットをしたい筆者と、子どもをスポーツマンにさせたいママさんとでは、話はまったくかみ合いませんでした。

なんとなく、育児方針も生活スタイルも違っている気がしました。

子ども同士は同じ活動を通して仲を深め合うことができるのかもしれませんが、その背後にいるママ同士も同じとは言い切れないと思います。

したがって、子ども同士が仲が良くても、親同士も仲良くなれるかというと、決してそうとは言い切れないと思うのです。

今では何人かのママ友さんと話せるようになりましたが、筆者もスイミングのママさんたちと『共通点』『共通の話題』を見つけることは容易いものではありませんでした。

どうしてもママ友との会話は、上辺だけの会話になってしまうことが多いように思います。

たしかに、育児方針も生活スタイルも違っているママさんと話す内容は、あたりさわりのない上辺しかありません。

えっ、英語もスイミングもピアノもやってるんだ…まだ小さいうちからそんなに習い事って必要あるのかな…
と思ったとしても、決して口には出しません。

○○ちゃん、すごいねえ。うちも何かさせたいなあ。あはは。
と答えておくのが無難です。

そして相手も、「この人に習い事の話をすると自慢になるかな」と考え、それ以上習い事の話題はあまり出さない…。

そうすると、その話題に触れないように上滑りする会話しかなくなるというわけですね。

上辺だけの会話を続けているだけでは、『共通点』『共通の話題』はなかなか見つけられないと思います。

3つの原因から考える対処法は?

ママ友とは上辺だけの関係だと言っても過言ではないと、筆者は思います。

インスタントな関係とでも言うのでしょうか。

「子どもが小さいうちだけ」「保育園に通っている間だけ」の期間限定の友達のようなものです。

いずれは切れる関係なんだと思ってしまえば、家庭の事情に突っこんで話をしたりもする必要はありません。

そのようにいろいろなことを考えていくうちに、筆者が欲しかったのはママ友ではなく“育児のことを話せる友達”だったのではないかと感じるようになりました。

子育てのことを相談し合えるのはもちろんのこと、一緒にランチに行ったり、お互いの家に遊びに行ったり、おそろいの子ども服を買ってコーデを楽しんだり…。

そういうことがしたかったのだと思います。

しかし、今回「なぜママ友作りは難しいのか」を考察してみて、改めて支援センターや児童館で会うだけの赤の他人から、そこまでの関係へと発展させるのはかなり困難だということが分かりました。

まず、不特定多数のママたちの中から、気の合う相手を見つけるのが難しいこと。

そして、気の合う相手かどうかを知るまで深入りするのが難しいこと。

つまり、対処法も何も『無理』なんじゃないかと諦めました。

どうしたらママ友ができるのだろうとずっと悩んでいましたが、そもそも筆者の望むような関係を築く=ママ友ではないと気付いたのです。

それはもはやママ友というカテゴリではなく友達なのですね。

  • 上辺だけの付き合いが得意な人
  • 上辺だけの付き合いができない人
といると思います。

場に応じて切り替えられれば一番いいのですが、それができない不器用な人もいると思います。

筆者もそのうちの一人ですが、ママ友社会を円滑に生きていくためには必要なことなのだと思えばやれそうな気がします。

気の許せる友達なら地元に帰れば会えますし、家族もいます。

だから筆者は、無理に自分の望む枠にはまる相手を探そうとしないことにしました。

ママ友はママ友だと割り切っていくことにしました。

まとめ

筆者はそれまで“ママ友”と“友達”の区別がついていませんでした。

しかし、ママ友は「子どもたちという輪の外側でママという役を演じ、無難に付き合い、情報を交換する」というものだと分かったのです。

自分の世界で仲良くなった友達とは、一線を画しているのですね。

もし、ママ友ではなく、友達が欲しいと思うなら、子どもを遊ばせるために不特定多数のママたちが集まる場所ではなく、自分が個性を出せる場に行って見つけるというのがいいのかもしれません。

子連れで参加できるイベント(料理教室、編み物、ヨガなど)は、地域で開催されているかと思います。

また、子どもが幼稚園に上がって時間ができてから、ゆっくりと見つけるのもいいと思います。

また、学生時代の友達がママになったり、夫の会社の同僚と家族ぐるみで付き合うなど、別の方面からのアプローチで“友達のようなママ友”になるケースもあると思います。

筆者は最近、疎遠になっていた同級生とSNSで繋がるようになりました。

同じくらいの子をもつママになっている同級生もたくさんいました。

別に新しくなくてもいいじゃないか、今までの交友関係を洗い直して、こういったところから友達の輪を広げるのもいいじゃないかと思いました。

ママ友はママ友で必要に応じて付き合っていきたいとは思っていますが、新しくママ友のなかから友達を作ろうとするのではなく、これまでの友人たちを大切にしようと思うようになりました。

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